基礎

腰を入れて打つとは?

剣道の先生に腰を入れて打て、腰から打てと言われたりします。

腰から打つ打突の方が威力もあるし体のブレも少ないと言われてます。

 

しかし、それは腰を入れるというより腰を前に出すような動きになりがち

腰を前に出すというのは背中が反るような打ち方になりがちなので腰痛の原因になったりします。

 

腰が入った状態というのは・・・・・・

 

 

腰に力が入る状態の事を言います。

肩に力を入れる、上腕二頭筋に力を入れるのと同じように腰に力を入れる事ができるようになります。

 

これは正しい姿勢を作らない無理なので姿勢に関する記事を読んでない人はこちらを読んでください

 

姿勢を正しくする事でパフォーマンスは爆上がりする!

 

腰を入れるというのは基礎であり奥義です。

本来の意味を理解して実践するだけで上手くなります。

 

腰を入れるぞ!って意気込んで腰を前に突き出すような動きをして腰痛になる悲劇を防ぐと同時に

本来の動きだから知ると知らないのとでは雲泥の差が出る技術。

 

 

腰が入ると?

腰が入るとどうなるのか?

ベルトを内側から押すような感覚があります。

腰が入ったかどうかはベルトや袴の帯を内側から圧迫するような感覚があれば入っています。

 

腰が入ると必然的に膝が軽く曲がります。

そして骨盤底筋群が使えるようになります。

 

腹筋や背筋の力が抜けるし腹圧を使って膝をコントロールできる。

体のバランスが良くなるため体幹が強くなります。

 

剣道で早く、強く動こうとすると相手に動きを察知されてしまう。

しかし腰から打つ事によって体の動き

筋肉の溜めを察知される事がなくなります。

 

 

 

 

体が動かしやすくなります

腰が入る事で腹筋や背筋が上手く動かせるようになるので日常の何気ない動きもしやすくなります。

立ったり座ったりもうまくなるし疲れにくい

 

腰をひねったり前屈したりがしやすくなります。

腰が入る事で骨盤の周りにある筋肉が動かしやすくなるため

 

足が上げやすかったり着地しやすかったりします。

 

早い動きができる

剣道では相手に察知されない動きが重要になります。

なので同じ膝を曲げ伸ばしするにしても

 

太ももの筋肉をメインに動かすのとお尻、骨盤底筋群を使って膝を動かすのでは

相手に動きを察知されにくいのは体幹を操作した動きの方になります。

 

末端から力を入れると動きは相手にバレてしまう。

腰が入る事で体幹で膝を動かす事で強い力を相手に気づかれずに使う事ができます。

 

腰を入れる練習とは?

これは四六時中できます。

良い姿勢を作り続ける事で腰が入った状態をキープして日常を過ごす事が腰を入れる稽古になります。

 

歩いている時や座っている時、仕事をしている時など

意図的に腰に力が入る状態にする。

 

腰に力が入れば背筋の負担も減るので腰痛予防にもなります。

 

動きやすくなるしとっさに動く事ができるようになります。

全身が連動しやすくなるのでとっさの動きはかなり上手くなる。

 

例えばハチが突然、頭の辺りに近づく事ってあると思います。

そんな時にちょっとビクッとして体をのけぞらせたりしますよね?

 

腰が入っていると膝が曲がりとっさにしゃがみ込んだり、足さばきが出来たりします。

剣道のような刹那を競う武道では非常に有効な動き。

 

腰から打つ、打突とは?

 

腰が入った状態での打突は

  1. 気合を入れる(腹圧で膝が動く)
  2. 足でしっかり地面を踏む
  3. その勢いで打ち込む

スタートは気合を入れる、声を出す事で膝が伸びる。

それと同時に足が動き、竹刀も動いている状態になる。

 

番号をふったけど実際にはほぼ同時に処理されます。

 

まとめ

姿勢を作り腰を入れる事で骨盤底筋群が使えるようになる。

なので腹筋や背筋の余計な力が抜けるので体の連動がやりやすくなる。

 

腰を入れる感覚はベルトを内側から押すように力を込める事ができるというのが目安

もしくは腹圧で膝を曲げ伸ばしできるようになると腰が入る状態になる。

 

大きな力を腰から発生させる事ができるようになるため相手に察知される事なく早い打突が打てるようになる。

日常生活でも使える技術で体を動かしやすくなるので生活のクオリティが上がる技術

 

ただ非常に分かりにくい技術、文章でも伝わりにくいし、動画を見ても多分だけど違いは分からない

なので教えにくい技術なんだと思います。

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

-基礎
-, ,