スーパーマーケットで売られている
卵ですが無精卵と有精卵ってあるじゃないですか?
あれって栄養素的に違いはあるものなの?
そんな疑問を持つ人は大勢いると思います。
なにせ有精卵の方が微妙に高いのだから
結論から言えば栄養素に違いはない。
もしかしたら有精卵でもホビロン(雛が産まれる寸前の卵)なら栄養素も違うのかもしれませんが
日本で売られていふ有精卵は無精卵と栄養素は変わらない。
有精卵とは?
「雌鶏100羽に対して雄鶏5羽以上の割合で、平飼いもしくは放し飼いなど、自然交配可能な環境で採卵されたもの」
有精卵はこの基準をクリアした卵だけが商品名に有精卵という名前が使えます。
当然、全ての卵が有精卵というわけではないのですが高確率で有精卵になるそうです。
雄鶏さんが20羽の雌鶏と交配できるという事実にびっくりですね。
タフすぎるwww
ちなみに有精卵は37~38℃で温めると細胞分裂が始まりますが一度でも冷蔵庫に保管されてしまうと細胞分裂が終わってしまうので
有精卵だからと言って温めてもヒナは孵りません。
卵の構造
卵は卵白、黄身、坯、後カラとかで構成される。
- 卵黄(らんおう)
- 胚(はい)
- 水様性卵白(すいようせいらんぱく)
- 気室(きしつ)
- 卵殻膜(らんかくまく)
- カラザ
- 濃厚卵白(のうこうらんぱく)
有精卵と無精卵の違いは坯に雄鶏の精子が受精したしないかだけで些細な変化だ
そんな訳で栄養的に違いはない。
受精しているかしていないかで明確に栄養価が変わる事はない。
フィリピンのバロット(孵化寸前のゆで卵)なら栄養価が変わるかもしれないけど
有精卵の段階で栄養価が変わる事はない
卵の栄養
無精卵、有精卵関係なく卵はヒナが産まれるために必要な栄養素を全て持っている。
完全栄養食品、食品としてはかなり優秀だ。
卵の栄養は脂質類、タンパク質、カルシウム、リン、ビタミン類、ナイアシン
などなど栄養たっぷりだ。
サイズによるカロリーの違い
カロリー[kcal] | 糖質[g] | タンパク質[g] | |
Sサイズ | 70 | 0.2 | 6 |
MSサイズ | 78 | 0.2 | 6.7 |
Mサイズ | 87 | 0.2 | 7.4 |
Lサイズ | 95 | 0.3 | 8.2 |
他の栄養はこんな感じ
- 炭水化物 0.2g
- 脂質 6.2g
- ビタミンA(レチノール当量)100μg
- ビタミンB2 0.2mg
- ビタミンB6 0.05mg
- ビタミンB12 0.6μg
- ビタミンD 1.5μg
- ビタミンE 0.7mg
- カルシウム 28mg
- マグネシウム 5mg
- 鉄 0.8mg
- リン 92mg
- 葉酸 29μg
- 亜鉛 0.7mg
アミノ酸スコアは100となっている
基本的に味や栄養に違いはない。
ベトナムのホビロン(孵化寸前の卵)であれば違うかもしれませんが
有精卵と無精卵に味や栄養の違いはない
コレステロールの量なども変化はない。
見分け方
スーパーマーケットなどで売られている有精卵と無精卵では全く見分けがつきません。
卵を割って黄身の上にある胚が無精卵と比べてはっきりと確認できる状態になっているなどの微妙な変化です。
外から見て分かるというのはライトを当てて中身を透かして見た時に血管などが作られている状態
順調に細胞分裂していたらライトを当てたら分かるという感じ。
有精卵の方が値段が高い理由
無精卵と有精卵、栄養素が変わらないのはわかったけど
なんで有精卵は値段が高いのか?
それは鶏の飼育法によるものだ。
有精卵を作るために育てられた鶏は無精卵を作るために育てられた鶏と違ってプロイラーではなく。
雄鶏一緒に育てられる。
雄鶏の数は少ないけど卵を産まない鶏も一緒に育てるからコストがかかる。
雌鶏が100羽に対して雄鶏5羽くらいの割合だそうです。
更に言えば、狭いプロイラーではなく放し飼いでお日さまをたっぷり浴びて広い場所を動き回りながら育っている鶏の卵は味がいい。
健康的な鶏から生まれた卵だから栄養たっぷり。
あまり、有精卵にこだわる必要はないですね。
それよりもプロイラーで作られているか否かで卵を選んだ方が栄養的にいいし、味も良い卵が食べられますよ。
有精卵は長期保存できない
有精卵は20℃以上の温度で保管すると細胞分裂が起こるから管理しづらい。
出荷準備中に少しでも20℃以上の場所においたら細胞分裂が始まる。
5分くらいなら大丈夫かもしれないけど1時間とかになるともうダメかもしれない。
これは僕、個人の感想で実際はどうか分からない。
けど有精卵は20℃以上で細胞分裂を始め、夏の気温であれば親鳥に抱卵されている状態に近くなります。
そうなると卵を集めた段階で有精卵は味が落ちている可能性もあるし冷蔵保存したとしてその前から細胞分裂して劣化している可能性がある。
そういう意味でも有精卵はコストがかかる。
有精卵の利用法
味や栄養に違いはない有精卵だけどインフルエンザワクチンを開発するために
インフルエンザウイルスの培養に使われているみたいです。
生きている細胞じゃないとインフルエンザウイルスが増殖しないから有精卵を使うそうです。
確かに死んでいる卵じゃダメなんだろうけど、味や栄養価は全く変わらないけどやっぱり有精卵と無精卵は別モノなんですね。
有精卵の健康メリットに関する誤解の訂正
誤解の訂正ポイント
有精卵は、繁殖のために必要な条件で鶏が育てられていますが、栄養面において無精卵と明確な差があるわけではありません。
しかし、多くの消費者は「有精卵の方が健康に良い」「栄養価が高い」と誤解していることが多いため、その部分を強調することが大切です。
強調するポイント
- 栄養に違いはないことの明確化
記事内で「無精卵と有精卵の栄養価に違いはない」と説明する部分を、科学的な裏付けや専門家の見解を交えてもう少し具体的に書くと説得力が増します。例:
「多くの研究で、無精卵と有精卵の栄養成分はほとんど同じであることが確認されています。実際、有精卵だからといってタンパク質やビタミン、ミネラルの量が大きく変わることはありません。」 - 誤解を抱く理由を説明し、解消
消費者が有精卵を健康に良いと考えるのは、自然な育て方や繁殖環境が関連しているからかもしれません。その誤解を丁寧に解消するための言葉を入れると良いでしょう。例:
「有精卵は、自然交配によって育てられた鶏から採卵されているため、健康に良いと感じるかもしれません。しかし、実際には無精卵と栄養成分に違いはなく、特別な健康メリットはありません。」 - 正しい選択基準の提案
「有精卵を選ぶ理由として栄養価を考える必要はない」という主旨を強調し、どのような基準で卵を選べばよいかの提案を盛り込むことで、より読者に有益な情報を提供します。例:
「卵を選ぶ際は、有精卵か無精卵かではなく、飼育環境や鶏の健康状態を重視しましょう。放し飼いやオーガニックの卵は、鶏が自然な環境で育っているため、風味や品質が高いことが多いです。」
まとめ
有精卵と無精卵は味や栄養に違いはない。
栄養の高い卵はプロイラーではなく放し飼いで健康的な生活をしている地鶏などの卵が良い。
人間が食べる分には違いはないけどワクチン開発に有精卵が使われているのも面白いですね。
有精卵の方が管理が難しいから業者としても無精卵の方がいいのかもしれませんね。
有精卵はその分、管理が難しくなるという事なのではないでしょうか?
1個ずつ受精卵があるかどうか調べているわけじゃなくて雄鶏がいるかどうかで有精卵として扱われるんですね。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
ではでは(^○^)ノシ