独身男にとって定食屋で食べる豚汁はとっても美味しくて栄養満点のありがたい食べ物
牛丼屋でも必ず豚汁を頼んでしまうくらいの豚汁好きーな僕ですが。
ふと思いました豚汁とは違うけど幅広い年代に愛される汁物、けんちん汁の存在
けんちん汁も給食でよく食べたので結構好き。
豚汁とけんちん汁ってどういう違いがあるんだろうか?
詳しく紹介して行きたいと思います。
けんちん汁と言えば給食でよく食べた記憶がありますが給食以外ではあまり食べた事がない印象。
使われている調味料
豚汁は言わずもがな味噌が使われています。
味噌汁の亜種とも言えるけど味噌汁とはもはや違う風格さえある。
けんちん汁は醤油で味付けされた汁物だ。
同じく醤油で味付けされたお吸い物があるんだけど飲み比べるとやっぱり
けんちん汁はけんちん汁の味がする。
お吸い物はお吸い物の味がする。
けんちん汁には何か秘密があるのだろうか?
一般的なけんちん汁の具材・作り方
一般的な材料はダイコン、ゴボウ、豆腐、里芋など
野菜を炒めてから煮る、作り方をします。
具材に火を通してから煮るというのは回鍋肉みたいですね。
炒めてから鍋で煮て味を整える感じで作られるのがけんちん汁。
ダシは昆布と椎茸の精進だしだったと思う。
けんちん汁には一切、肉を使わない、つまり
けんちん汁=精進料理
最近の牛丼屋とかだとシレっと鶏肉が入っていたりしますが基本は精進料理。
本格的なけんちん汁が飲みたい場合はちゃんとしたレストランで食べるしかない
精進料理専門店なら確実。
けんちん汁は精進料理なので出汁も昆布と干し椎茸の戻し汁を使った精進だしを使って作ります。
味付けは味噌味、醤油味がある。
味噌味のけんちん汁は国清汁とも呼ばれる。
けんちん汁のけんちんとはどういう意味?
二つの説があると言われています。
けんちん汁は中国の普茶料理(フチャリョウリ)、巻繊(ケンチャン)が元となったという説。
鎌倉建長寺の僧侶が作ったとする説
深く調べたら建長寺の小坊主が豆腐を床に落してグチャグチャにしてしまって困っていると、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が崩れた豆腐と野菜で美味しい【建長寺汁】を作った
建長寺汁がなまってけんちん汁になった。
蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)は中国の高僧で今で言う、四川省出身の人物
二つの説があるんじゃなくて一つの事実が二つに分かれているような感じがしますね。
江戸時代の料理本「豆腐百珍」では真のけんちんや草のけんちん、などバリエーションも豊富。
けんちん汁はどこの郷土料理ですか?
けんちん汁は主に日本の神奈川県をはじめ、岩手県、大分県、茨城県で食べられる郷土料理です。
豚汁の由来
豚汁の由来は諸説あり
- けんちん汁に肉を入れた説
- ぼたん鍋(イノシシ鍋)を参考にした
- 旧日本軍がカレー粉の代わりに味噌を入れた説
- 北海道を開拓した屯田兵(とんでんへい)が食べた【屯田兵の汁】が屯汁になった説
- 国外から持ち込まれた説
- 薩摩汁から豚肉を入れたものを独立して豚汁と呼ぶようになった説
いろいろな説があります、薩摩汁というのは鹿児島の郷土料理でゴボウや人参、大根など豚汁と似た具材を入れ
鶏肉か豚肉を煮込み味噌で味付けした料理
薩摩汁は江戸時代に薩摩武士の士気を上げるために催された、闘鶏で負けた鶏を潰して鍋にしたのが始まりだと言われています。
豚汁は薩摩汁が全国に広まった時に豚肉がメジャーになったという説。
けんちん汁に豚肉を入れた説もあるから豚汁はけんちん汁よりも後に発明された料理という事ですね。
けんちん汁と豚汁は作り方が全く違うからあんまり参考にならないかも
ただ、けんちん汁に豚肉を入れたのが豚汁の始まり説を覚えておくといい話のネタになる。
豚汁の特徴は?
豚汁は、豚肉や野菜、そして昆布やかつお節でとった出汁をベースにした、日本の伝統的な汁物の一つです。
一般的には、大根、人参、こんにゃく、じゃがいもなどの野菜が入っています。
豚汁の特徴としては、まず濃厚な出汁の風味があり、豚肉と野菜の旨味が溶け込んでいることが挙げられます。
また、豚肉は煮込むことで柔らかくなり、野菜との相性が良く、食感も楽しめます。
豚汁は、栄養豊富な具材が入っていることから、健康にも良いとされています。
また、冬には温かい豚汁が身体を温める効果もあるため、冬の定番料理として親しまれています。
まとめ
豚汁とけんちん汁の違い
- 豚汁は肉を使う、けんちん汁は精進料理
- 味付けは豚汁は味噌、けんちん汁は醤油が一般的
けんちん汁の由来が建長寺汁とは思いませんでした。
お寺が由来になった料理ならお味噌汁や豚汁、お吸い物と作り方が違うのは納得です。
ではでは(^ω^)ノシ
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