
日本の古流武術しかり中国拳法しかり
近代格闘技で使われる上段回し蹴りという技はない
テコンドーやカポエイラのような足技中心の武術というのは存在しません。
なぜ古流武術には派手な蹴り技はないのか?
古流武術に派手な上段回し蹴りがない理由
これは考察になるが3つ考えられる
- 地面のコンディションに左右される技
- 武器と接触すると一発で戦闘不能になるリスク
- 歳を取ったら使えなくなる技
地面のコンディションというのは例えば山道とか河原
雨が降った後に泥が出来ているような場所
不安定な蹴り方故に地面がしっかりしていないと使える技じゃない
武器と接触する可能性、日本であれば日本刀だし世界各国で剣は使われている
剣で蹴りを受けられたらそれだけで斬られてしまう可能性がある。
最後に歳を取ったら使えなくなる技
人間は老化するがその時に上段回し蹴りは使えなくなっている可能性は高い
歳を取ったら使えなくなる技であれば生涯現役の武道家は使わないのではなかろうか?
日本の武術では?
日本の武術で言えば腰から上を打つ蹴り技は存在しません。
というよりもリスクがデカすぎるからです。
日本の武器は日本刀を始めとしてとてつもなく切れる
剣道をやっていれば分かりますが基本稽古の切り返しの動作で簡単に受けられる事
そして鋼と人間の体では体が負けてしまう。
鎬であればダメージは少ないだろうが刃に合わせられたらそれだけで戦闘不能になります。
自分も刃物を持っているという想定で稽古をしていたりする事もあって
リスクとリターンが釣り合わないと言えます。
現代の格闘技では相手が刃物を持っている事を想定していないので上段回し蹴りやら胴回し回転蹴りが行えるという事です。
中国武術の場合
中国武術では上段への蹴り技がありますがYouTubeの動画などを見る限り、体のバランスを崩さずに蹴る技や槍などの長物を避けて蹴る
更に乱戦で接近戦になった時に使うような蹴り方をしています。
キックボクシングのような蹴り技というのはしていない。
仮想敵が明らかに大きな槍などを装備している。
槍の穂先を避けてから蹴るとか剣を避けてから蹴る
剣と言っても日本刀などよりも切れ味は良くないものを想定している印象
古式ムエタイでも同じような傾向にある
古式ムエタイでも上段回し蹴りのような技は確認できなかった
相手の顎を狙うような蹴りはあるが体を回転させる蹴りはどれも低い
考えられるのは不安定な地形を想定しているのと相手が武器を持っている事を想定している
タイの武器術、グラビーグラボーンの動画を確認したが上段回し蹴りの角度は武器に当たる。