
武術が幻想と言われるのは格闘技の試合に出場しても勝てない事
触れずに相手を投げ飛ばしたとかそういうものです?
話が盛られているからそういう風に言われている可能性はありますね
ただ、全てが嘘なのかと言えばそんな事もないだろうというのが筆者の考え
武術は化学である
基本的に純粋な物理学の世界である。
気とかそういう言葉を使ったりするがそれは当時の人が上手く説明できないために生まれた概念だと思っていい
発勁などは不思議パワーだと思われがちだが基本的には筋肉を連動させて出る力だ
関節をタイミングよく連動させ時には固定させる事で使える力
合気道だって別に不思議な力じゃなくて力の流れを制御していたり
重心移動で相手を崩したり、相手の感覚を狂わせているだけです。
全てが化学で説明でき、説明できない概念はまだ化学が追いついていないだけです。
格闘技の試合で負けてしまう理由
これはシンプルな理由があります。
スパーリング不足です。
古武術の危険な技が出来ないから負けたというのは言い訳でしょう
型稽古を重視してスパーリングをおろそかにすれば負けてしまうのは必然です。
それはなぜか?当たり前だけどスパーリングでは思い通りに動けない
相手が必ず技にかかってくれる保証はない
抵抗する相手に技をかける練習が圧倒的に不足している。
スポーツでもそうだけど物事には3段階あって
基礎練習(威力のアップ、精度の向上)→応用練習(複数の技を組み合わせる)→実戦練習(相手がいる事を想定した練習)
実戦練習で使えない技ばかりをいくら応用練習や基礎練習をしても無駄
かと言って基礎をおろそかにしていい理由にはならないけどね
抵抗する相手に技を効かせる練習をしなければ意味がない。
他流派の研究をしない
他流派の研究をせずに試合に出るというのもおかしな話
例えば総合格闘技と試合するのに総合格闘技経験者とスパーリングせずに試合をするなんてアホだろとしか思えない
総合格闘技相手に自分の流派がどう立ち回るのかを研究せずに戦って最初のジャブが防げないみたいな状況はまずありえない
武術で相手を研究しないなんてのは愚か者でしかないボクシングの試合に出る武術家がボクサーの研究をしないなんてのは傲慢だ。
武術の技は使えない?
中国武術の型、 套路ではやたらと動作が大きい
空手や剣道でもそうだけど、基本の稽古は動作が大きい
なぜなら威力を上げる事を重視しているからだ
空手の正拳突きはテレフォンパンチだろうと言われるが実際のところ威力が出る
体を作るという意味合いが強いと思う
もちろん棒術にコンバートできるというメリットもあるのだろうが
格闘技のプロ選手が古武術の技術を取り入れて弱体化するのは?
いかに武術のほうが優れた技術だったからと言って練度が足りなければ意味がない
考えて技を使うという段階で使っているなら弱くなって当然
咄嗟に出せる技が実践で使える技
ボクシングなんかはコンマ何秒の世界
高速で拳が飛び交うわけだから脳みそでいちいち考えてたら追いつかない
実戦で使えない段階の技を試合で使っているから弱くなるのは当然。
体に染み付いた技を使うなら古武術の技だろうが格闘技の技だろうが強い
実戦用の技が使えていない
本質的には威力を出す動作を覚えたら威力を落とさずに小さな動作にするというのが王道
剣道を嗜んでいる筆者としては最初から試合用の面打ちを習っても威力は出ないと思っている。
剣道の試合ではほとんど竹刀を突き出すような動きになる。
基本は竹刀を振り上げて振り下ろす動作だ
最初からこの動作を教えていれば手っ取り早いと思われがちだが
威力は出ない当てるだけの動作になってしまう
応用できる範囲も狭くなるだろうし
型通りの動きから崩しても威力が落ちなくなってからじゃないと試合には出れない