体幹と体軸というのは全くの別物です
- 体幹・・・・腕、脚を除いた、胴体全体
- 体軸・・・・体を上下に貫く軸状の意識
大雑把に言えば体幹というのは物理的なもの、物理的身体です。
実際に触れるし、死んでも残るものです。
逆に体軸というのは心理的身体の事でそう感じるというだけで
触れないし、解剖しても出てこない
ただ、先人たちが見つけた身体感覚というだけです。
体幹を鍛えれば体軸が鍛えられるというわけではない
これは体幹と体軸は全くの別物だからです。
体幹を鍛えるというのは純粋に筋肉を鍛える事であり
フィジカル的な強さに直結する。
体幹というのは骨で言えば頭蓋骨、背骨、肋骨、骨盤の事です。
それに付随する筋肉を鍛える事が=体軸を鍛える、強くするという事ではない
体幹、大雑把に言えば胸部、腹部、腰などなどの筋肉を鍛える事と体軸というのは別物
体軸とは?
体軸というのは先人の教えを紐解くと2つある
一つは重心軸、もう一つは体幹を通る軸
重心軸
一つは重心軸
人間というか生き物は地球の重力に引っ張られている
重力、つまり重さを感じている
武術の世界では正中線などと呼ばれる人体、真ん中の線
正中線を別名重心線と呼んだり呼ばなかったりします。
体の正中線と地球の重力が一致した、重力を真っ直ぐ感じられる状態が重心軸という事になります。
この重心軸というのは常に一定方向にあり続ける。
常に真っ直ぐ上から下へ向かう
宇宙空間なら別ですが地球で生き続ける限り人間は常に重力の影響を受ける
その重力を感じる感覚が重心軸というわけです。
だから、ボクシングでダッキングしたり体を振ったりしても重心軸は常に一定です。
体幹を通る軸
これは体幹部、正確に言えば背骨の前側を通る基準線の事
重心軸と違って体が動けば変化するものです。
また体軸というのは体のバランスの事であり、筋肉が上手く連携できる状態の事
インナーマッスルやアウターマッスルが上手く連携できる状態
姿勢が整っている状態とも言えます。
単純に体幹を鍛えるというよりも姿勢によって筋肉を連動させる力です。
つまり常に同じ方向にあり続ける重心軸と変化する体幹部を通る体軸がある。
そして体を動かす事で体軸と重心軸は交差する
例えば、おじぎをした時、重心軸は常に上から下であり体を基準に腰から足まで同じ力が発生している。
そして、おじぎした体幹部にも同じように重心軸が発生しているというわけです。
体軸と重心軸が交差する、真っ直ぐ立てば重心軸と体軸が一致する。
これが上手い人は思い切り前傾姿勢になったりしても素早く姿勢を元に戻せる
体軸=重心軸と教えている人が多い
体軸については体幹を通る軸ではなく重心軸として教えている人が多いそうです。
だから寝ている時も軸は立てておけなんて言われるわけです。
寝ていても重力自体は常にかかるわけで、それを骨で感じ取れるのが理想というわけです。
背骨の1本、1本で重力を感じられる状態が寝ていても軸を通しておける状態というわけです。
まとめ
体幹と体軸は全くの別物
まとめると
- 体幹・・・・物理的身体であり胴体の事
- 体軸・・・・心理的身体であり重力を感じる重心軸、体幹を通る体軸、体の筋肉が連携できる状態
という違いがある、体軸には2種類あってどちらも脳がそう感じるだけで物理的なものは何もないというのが特徴ですね
筋肉が上手く連携できる姿勢と地球の重力、この2つが一致したり交差する事で体軸は成り立っているというわけです。