「芽キャベツ」という名前を見ると、普通のキャベツの芽や、まだ成長していない小さなキャベツを想像しませんか?
実は、芽キャベツは普通のキャベツを小さいうちに収穫したものではありません。
キャベツとは育ち方が違い、茎にできる「わき芽」が小さな球になった野菜です。
では、なぜ普通のキャベツは大きな1個の球になるのに、芽キャベツは小さな球が茎にいくつも付くのでしょうか。
キャベツと芽キャベツは何が違う?
一番大きな違いは、食べる部分がどこにできるかです。
普通のキャベツは、株の中心部分に葉が次々と重なり、大きな球状になります。
芽キャベツは茎が上へ伸びる途中で、葉の付け根にできるわき芽が発達します。
その芽が丸くまとまることで、私たちが知っている小さな芽キャベツになります。
つまり、
キャベツは中心に大きな球ができる。
芽キャベツは茎のわきに小さな球がいくつもできる。
という感じです。
名前はよく似ていますが、単純に「キャベツを小さくした野菜」というわけではありません。
見た目だけでは分かりにくい違い
スーパーで売られている芽キャベツだけを見ると、小さなキャベツにしか見えません。
ところが畑に行くと、その印象はかなり変わります。
普通のキャベツは大きな球が1つできるのに対して、芽キャベツは1本の茎に小さな球がいくつも連なったような姿になります。
「芽キャベツ」という名前から受けるイメージと、実際の植物の姿には、意外な違いがあるのです。
芽キャベツは「キャベツの芽」ではない?
ここが一番勘違いされやすいところです。
芽キャベツは、普通のキャベツの株から出てきた若い芽を収穫したものではありません。
芽キャベツには、芽キャベツとして育つ特徴があり、茎のわきにできる芽が発達して小さな球を作ります。
そのため、「キャベツの赤ちゃん」や「普通のキャベツを早く収穫したもの」と考えると、実際の育ち方とは少し違ってしまいます。
名前に「芽」と付いているため、普通のキャベツとの関係を想像しやすいのですが、ここにちょっとした落とし穴があります。
なぜ「芽キャベツ」という名前なの?
芽キャベツは、茎にできる小さな芽の部分を食べます。
そのため、見た目がキャベツに似た小さな芽がたくさん付くことから、「芽キャベツ」という名前につながっています。
別名として「子持ちキャベツ」と呼ばれることもあります。
名前だけを見ると「キャベツの芽」に思えますが、実際には芽キャベツという独立したタイプの野菜として考えたほうが分かりやすいでしょう。
なぜ芽キャベツは小さいの?
では、なぜ芽キャベツは普通のキャベツのように大きくならないのでしょうか。
答えは、最初から大きな1個の球を作る植物ではなく、茎のわきにできる芽がそれぞれ小さな球になるからです。
普通のキャベツでは、株の中心に葉が集まって大きな結球を作ります。
一方の芽キャベツは、主な茎が伸び、その途中にある葉の付け根から芽が発達していきます。
そのため、
大きな球を1個作るキャベツと、
小さな球を茎にいくつも作る芽キャベツ
という違いが生まれます。
ここを知ると、「芽キャベツはなぜ小さいの?」という疑問も分かりやすくなります。
単に成長不足なのではなく、小さな球を作ること自体が芽キャベツの特徴なのです。
芽キャベツは畑でどうなっている?
芽キャベツを料理したことがあっても、畑で育っている姿を見たことがある人は少ないかもしれません。
実際の芽キャベツは、地面の近くに大きな球が1個あるわけではありません。
茎が上へ伸び、その茎に沿って小さな球が次々と付いていきます。
下のほうから順番に収穫されることもあり、条件がよければ1株から多数の芽キャベツを収穫できます。
スーパーでは小さな球だけを見るため、「小さなキャベツが地面にできている」と想像しがちです。
しかし実際には、茎に沿って小さな球が並んでいるという、かなり特徴的な姿をしています。
この姿を知ってから芽キャベツを見ると、スーパーに並んでいる野菜の見え方も少し変わってきます。
キャベツと芽キャベツは、もともと同じ植物なの?
ここまで見ると、もう一つ気になる疑問が出てきます。
「別の野菜なら、キャベツとは関係ないの?」
実は、キャベツと芽キャベツは遠い別物というわけではありません。
キャベツ類には、もともと結球しない野生の植物をもとに、長い年月をかけてさまざまな特徴を持つタイプが生まれてきたとされています。
その中には、葉を利用するタイプだけでなく、芽や花芽など、特定の部分が発達するタイプもあります。
芽キャベツもその仲間の一つです。
つまり、「昔のキャベツを小さく改造した野菜」という単純な話ではありません。
共通する祖先を持つ植物の仲間から、それぞれ異なる特徴を持つタイプが生まれてきたと考えると分かりやすいでしょう。
ブロッコリーやケールとも関係がある?
キャベツの仲間を調べていくと、ブロッコリーやカリフラワー、ケールなども登場します。
これらも同じアブラナ属に含まれる近縁な野菜です。
面白いのは、同じような祖先から分かれてきた仲間なのに、現在は食べる部分が大きく違うことです。
葉を利用するもの、球状になった部分を利用するもの、花芽を利用するものなど、それぞれ特徴があります。
野菜を「名前」ではなく「植物のどの部分を食べているのか」という視点で見ると、キャベツの仲間はかなり奥深い存在です。
品種改良の結果、大きく形が変わってしまった
昔の野生のアブラナ属植物
↓
人間が「葉が大きいもの」「芽が大きくなるもの」などを選んで栽培
↓
長い年月をかけて特徴が固定される
↓
キャベツ、芽キャベツ、ケール、ブロッコリー、カリフラワーなど
というイメージです。
特に面白いのは、「どの部分を大きくするか」を人間が選び続けた結果、姿が大きく変わったことです。
- キャベツ → 葉が密集して大きな結球を作る
- 芽キャベツ → わき芽が発達して小さな球をたくさん作る
- ブロッコリー → 花芽の集まりが発達する
- カリフラワー → 花芽がさらに特殊化した部分を食べる
- ケール → 葉を大きく利用する
つまり、「同じような祖先から、食べたい部分を人間が選び続けたら、こんなに違う野菜になった」と考えるとかなり分かりやすいです。
「小さいキャベツ」ではなく「小さな芽が育つ野菜」
キャベツと芽キャベツの違いを一言で表すなら、「どこが大きくなるか」の違いです。
普通のキャベツは株の中心に葉が集まり、大きな球になります。
芽キャベツは茎のわきにできる芽が発達し、小さな球がいくつもできます。
だから、芽キャベツを見て「小さなキャベツ」と感じるのは自然ですが、実際には普通のキャベツを小さくしたものではありません。
「芽キャベツ」という名前から想像する姿と、畑での本当の姿が違う。
そこが、この野菜のちょっと面白いところです。
次に芽キャベツを食べるときは、あの小さな球が茎にたくさん並んで育っていた姿を想像してみると、いつもの野菜が少し違って見えるかもしれません。
ではでは(^ω^)ノシ
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FAQ
芽キャベツは普通のキャベツの芽ですか?
芽キャベツは、普通のキャベツから出てきた若い芽を収穫したものではありません。茎のわきにできる芽が発達して小さな球になる、芽キャベツ独自の育ち方をする野菜です。
キャベツと芽キャベツの違いは何ですか?
普通のキャベツは株の中心部分に葉が集まり、大きな球になります。一方、芽キャベツは茎のわきにできる芽が発達し、小さな球がいくつもできます。
なぜ芽キャベツは小さいのですか?
芽キャベツは普通のキャベツのように一つの大きな球を作るのではなく、茎のわきにできる芽がそれぞれ小さな球になります。そのため、独特の小さな形になります。
芽キャベツは畑でどのように育つのですか?
芽キャベツは茎が上へ伸びる途中で、葉の付け根にできる芽が発達します。そのため、畑では1本の茎に小さな球がいくつも連なったような姿になります。
キャベツと芽キャベツは同じ植物ですか?
キャベツと芽キャベツは遠く離れた別の野菜ではなく、共通する祖先を持つ近縁な仲間です。長い年月をかけて異なる特徴を持つタイプに分化したと考えると分かりやすいでしょう。
