共産主義というのは現在、中華人民共和国、北朝鮮、ベトナム、ラオス、キューバだ。
中国を共産主義というのは無理があるので除外しよう。
社会主義、共産主義というのは成功しない。
ソ連が崩壊し中国が名ばかり共産主義なのを見れば明らか。
他の国は基本的に貧乏だ。
基本的に経済を自由化させて個人の財産を認める形で発展している。
共産主義は破綻しやすい
ソ連が崩壊した理由として生産性の低下や技術革新の停滞のが原因の一つ。
どれだけ働いてもどんな仕事をしても給料が同じなら必要最低限かもしくはやっているふりをしていればご飯が食べられるというなら
人は働かない。
単純な話、国はデカ過ぎて何のために働いているか分からない。
他の誰かがやってくれるだろうと思ってしまう。
その結果、生産性が悪くなる。
働くよりも効率的にサボった方が得をするシステムになっている。
出来高制で判断すればいいんだろうけどそれも難しい。
共産主義自体が少数のコミュニティ向け
例えば村、例えば家族なんかは共産主義的と言ってもいい。
村の収穫物を平等に分配したり、作物を売ったお金で村を発展させるみたいな
家族という単位で言うならお父さん、お母さんが買ってきた食べ物、飲み物は基本的に平等に与えられる。
冷蔵庫にあるものは基本的に食べて良かったりします。
上下関係はあるものの基本、公平に食べ物が配られます。
資本主義的なお金の動きはないです。
共産主義は4人家族、100人程度の村ならそれも可能かもしれない。
万単位の街で共産主義をした場合、生産性は悪くなる。
仕事によって得た収穫物を共有する場合、仲間意識の強さがモチベーションになる。
顔が見えず、どれだけの物資があるか把握出来ない状況ではモチベーションは上がらない。
よく分からないけど飯が食えるみたいになる。
よく分からないけど飯が食える状況では人は働かない。
少数のコミュニティなら
- 米は山田さんが作った
- 肉は鈴木さんが狩りをして原田さんが捌いた。
- 野菜は佐藤さんが畑で作った
みたいに誰が何をしてるから生活が維持できるというのが明確になってるから破綻しない。
結束というかその人たちがいないと出来ない事が前提にある。
簡単に言うと自分がやらなきゃいけないという責任感が生まれる。
人数が多くなるとこの責任感が生まれづらい。
ちょっとサボってもと思ってしまう。
この時、出来高とかは気にしない。
資本主義ならサボるにしても売上を意識するが
金銭感覚なんてのは共産主義では身につきづらい。
優秀な人材が割を食う
共産主義は優秀な人材ほど割を食う。
共産主義国になったら優秀な人材はお金持ちになっている事が多いため
財産や資産を没収される。
仕事ができるため役職につかされるが給料は殆ど変わらない。
役に立つ人材を正しく評価するのは難しい。
資本主義であれば正しく評価してくれる上司がいるだろうけど
ガチの共産主義国は国がその人を評価するわけなんだけど
個人をきちんと評価するには少々デカ過ぎる。
優秀な人材ほど国外に逃げてしまう。
まとめ
共産主義というのは村単位であった平等に分け与える文化を国単位まで広げた結果、失敗している。
村単位であれば殆どの人を知っているから自分が頑張る理由も分かるし
お互いに支え合っている感覚があるけど
国単位になると社会の歯車というか誰かがやってくれるから一人くらいサボってもいいかな?
っと思ってしまい失敗する。
それが積み重なってにっちもさっちもいかない状態になった。
共産主義と言いつつ個人の財産を認めている国が多いのは
個人の財産というものがないと国が発展しないからです。
格差とは言うけど平等に貧乏になるのは勘弁ですね。
ではでは(^ω^)ノシ
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