クッキーとビスケット 、サブレにクラッカー の違いを説明できますか?
どれも美味しいお菓子で人気がありますがどれがどれだか分からないし
銘菓、鳩サブレはクッキーじゃないのサブレって?と思った人は意外と多いのではないだろうか?
ビスケットは紀元前のバビロニアからある
ビスケットは紀元前のバビロニアの頃からあり当時はお菓子というよりも保存食でした。
パンを二度焼く事で保存食としていました。
古代ギリシャを経てヨーロッパに広がる事になるビスケット
ビスケットは大航海時代でも保存食とされました。
もしかしたらコロンブスも船の上で齧っていたかもしれません。
日本には戦国時代の1543年、種子島と一緒にポルトガルから持ち込まれたと言われます。
当時は「びすかうと」呼ばれ船乗りの保存食として食べられていたそうです。
クッキー ビスケット サブレ クラッカー 違い
実はビスケットは焼き菓子全般を言い、狭い意味で言うなら「堅めの焼き菓子」の事
具体的に言えば小麦、牛乳、ショートニング、バター、砂糖を主材料にオーブンで焼いた菓子
この定義で言えばクッキーもサブレ、クラッカーもビスケットの一種になります。
クッキー:アメリカ発祥
日本では手作り風の見た目で糖分と脂肪分の合計が全体の40%以上のビスケットを言います。
クッキー自体はアメリカから伝わった焼き菓子
アメリカではビスケットもクッキーと呼ばれています。
戦後に日本へ伝わったためクッキーという焼き菓子が定着しました。
元々日本に広まっていたびすかうと、もといイギリスではビスケットと呼ばれていましたので
戦後の日本ではビスケットというお菓子が定着していました。
クッキーと住み分けをするために手作り風の見た目で糖分と脂肪分の合計が全体の40%以上で高級感があるものをクッキーと定義しました。
全国ビスケット協会という団体がそう定義したそうです。
現在のコンビニなどで売られているクッキーは
- 手作り風である
- 糖分と脂肪分の合計が全体の40%以上
この2点のどちらかが当てはまっているものをクッキーと呼んでいます。
サブレ:フランス発祥
サブレはクッキー以上にバターやショートニングの量が多く、さっくりとした味わいになります。
全国ビスケット協会は何も関わっていないそうです。
ビスケットに使われるベーキングパウダーが使われておらず
サブレはフランスの【ビスキュイ】が由来のお菓子
- サブレという名前はノルマンディー地方の都市名が名前になった説
- サブレ侯爵夫人がバターたっぷりのお菓子を作ったことから
- 砂が崩れるような食感からフランス語で『砂に覆われた』という意味のあるサブレに
クラッカー:アメリカ発祥
1792年にクラッカーの原型の乾パンが誕生しました。
作ったのはマサチューセッツ州のジョン・ピアスンさん
軍用の保存食として開発されました。
なぜクラッカーという名前になったのかと言うと
- 焼いてる時に爆竹が爆ぜるような音がした事
- 歯ごたえが軽く砕ける事
などからクラッカーと名付けられました。
後にクラッカー事業はナビスコさんに売却され
あのナビスコ・リッツが誕生したという経緯もあったりします。
アメリカでの使い分け
アメリカでは
- 甘い固焼き菓子をクッキー
- しょっぱいビスケットをクラッカー
- スコーンみたいなお菓子をビスケット
こんな風に使っています。
アメリカも結構、使い分けをしているみたいですね。
まとめ
クッキー、サブレ、クラッカーは全て
ビスケット
の一種になります。
日本で使い分けられているけど海外だとビスケットだけしか使われない地域の方が多いみたいです。
- ビスケット、紀元前のバビロニアの頃からあり洋風の「堅めの焼き菓子」全般を差す、値段の安いものビスケットになりがち
- クッキー、アメリカ発祥の呼び方、日本では手作り風or糖分と脂肪分の合計が全体の40%以上
- クラッカー、アメリカ発祥で塩味で独特な歯ごたえのあるビスケット
- サブレ、フランス発祥でクッキー以上にバターやショートニングの量が多い
ビスケットの歴史は意外と古くてびっくりですね。
ビスケットが戦国時代に伝わっていた事も驚きですね。
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ
どら焼きと今川焼きとたい焼きの違い!深堀りしていくとかなり面白い、ほぼ同じじゃん論争に終止符は打てるのか?