生の鶏肉を調理前に水で洗う人もいるそうだが実際のところ。
それは逆に食中毒の原因になってしまうそうだ。
というか生肉を水で洗うっていうのはあんまり聞いた事がないんだけど。
何故、洗う人は水で流した方がきれいになると思っているようだけど
化学的に見れば逆効果だったらしい。
鶏肉を洗うという話はどうやら訳があるらしい。
水と一緒に飛び散るカンピロバクター
結論から言ってしまえば鶏肉についてるカンピロバクターという細菌が水で洗い流される段階で
水と一緒にあちこちに飛び散ってしまうからです。
水と一緒に飛んだカンピロバクターがサラダ用の野菜についたり加熱しない料理にくっついてしまう可能性が高い。
カンピロバクターは焼けば死滅するので洗うだけ損。
野菜と違って肉は解体する時にある程度、水洗いしてるから改めて洗う必要はない
野菜はドロがついているものもあるから必須だけど肉は別に洗わなくてもいい。
結論、カンピロバクターという細菌が水と一緒に飛び散るから鶏肉は洗わない。
カンピロバクターの症状
カンピロバクターの症状は
菌に接触した後2~5日後に症状が発症します。
- 下痢
- 腹痛
- けいれん
- 下痢と血便
- 吐き気
- 嘔吐
- 頭痛
- 筋肉痛
- 38~40℃の発熱
怖い症状ですが60℃以上の熱で1分間以上、加熱をすれば死滅するので
きちんと火を通せば問題ないです。
日本では鶏肉というか肉全般は加熱して食べるからめったに食中毒にはならない。
海外では事情が違う。
日本では鶏肉を洗う必要はないのですが海外では生肉を洗う習慣があるようです。
東南アジアなどの外国では肉を包装しなかったり、着色料をつけたり虫がついたり
素手で取り扱ったりと非常に不衛生なので洗う必要がある。
ホコリとか砂がついてる肉なんてどんな調理をしても不味いから仕方ない。
日本では商店街の肉屋からスーパーマーケットまできちんと衛生管理しているから大丈夫。
食中毒の原因になる細菌が~ってレベルじゃなくて砂とかホコリがついてたり発色剤が使われていたりするから
そのままじゃ食えたもんじゃあない。
鶏肉を洗うのは危険、アメリカ農務省のレポート
米農務省が発表したレポートで鶏肉を洗うのはカンピロバクターなどの食中毒を引き起こす菌が飛び散るから危険と発表した。
なんで、こんなレポートを発表したかというと、どうやらレシピ本とかで肉を水洗いしろみたいな事が書かれていた事が原因らしい。
カンピロバクターが飛び散るだけならいいんだけど、サラダに使う野菜についてしまうと感染してしまう。
サラダを先に作ってテーブルに移動させてしまえば問題はないんだけど
人によってはテーブルに料理を運ぶのは一番、最後って人もいるしな
基本的に生肉を切った包丁でサラダ用の野菜を切るのは駄目だからサラダを先に作って肉料理は正しい手順
鶏肉を洗うならサラダは遠ざけて調理後にキッチンを掃除すれば問題ないんだけど
そこまで気を使ってはいられないのが現状だろうな。
鶏肉の正しい下処理
鶏肉の正しい下処理方法は
- キッチンペーパーで水気(ドリップを拭き取る)
- 皮や脂肪の間にある黄色味がかった脂を包丁で取る
- 皮目を下にして包丁で縦に浅く切りこみを入れる(4箇所)
- 皮にフォークで穴をあける
肉から漏れる水気を取ると生臭さが取れるし、旨味が逃げるのを防ぐ効果があり
余計な脂を取る事で味がよくなる
浅く切り込みを入れると肉が柔らかくなる。
ファークで穴をあけると調味料が染み込みやすくなる。
まとめ
鶏肉は洗わず正しい下処理をしましょう。
鶏肉を洗う必要があるのは肉が汚れている外国の話
肉が汚れていない日本では関係ない、カンピロバクターなどが飛び散る危険性の方が高い。
海外の事情もあってなかなか面白い。
海外だと不衛生な環境だったりするから基本的に洗わないと怖くて食えない
加熱してもホコリとかドロは落ちないからな~
ではでは(^ω^)ノシ
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