蜘蛛と言えば好き嫌いが分かれる生き物ですが実は益虫でゴキブリなどの害虫を食べてくれる
蜘蛛にとってコーヒーは毒です。
なぜ、毒だと分かったかというと蜘蛛はコーヒーを飲むと巣がまともに作れなくなってしまいます。
コーヒーを飲んだ蜘蛛はふらふらになってしまい
普段は均等に美しい蜘蛛の巣を作りますが
コーヒーを飲むと歪な形の蜘蛛の巣になる。
アメリカ人のいたずらがきっかけで判明
アメリカ人のピーター・ウィットさんが発見しました。
彼は好奇心から自身が飼育していたペットのキレアミグモにコーヒーを飲ませたそうです。
そうするとキレアミグモはフラフラになりデタラメな形の巣を作り始めました。
キレアミグモ以外にもコーヒーを飲ませる実験をしたところ
飲ませた蜘蛛は全員、フラフラになったそうです。
その話を聞いた研究機関が実験をしたところ、正式に証明されたというわけです。
なぜ、コーヒーを飲むとフラフラになるのか?
コーヒーの中に含まれるカフェインがクモの脳に作用して中枢神経を麻痺させるためだそうです。
蜘蛛の研究をしている機関が実際にコーヒーを注射針で与えてデータをとったところ
普通の蜘蛛はきれいな蜘蛛の巣をつくるのに対して
コーヒーを飲んだ蜘蛛は歪な形の巣しか作れない
人間にとっては脳を覚醒させる効果のあるカフェインですが蜘蛛に与えると
中枢神経が麻痺している状態になり、これは人間が酔っ払っている状態に酷似しているため
蜘蛛はカフェイン、コーヒーなどで酔っ払うという事が分かったわけです。
YouTube動画(閲覧注意)
酔うというよりも麻痺して動けなくなってますね。
蜘蛛の大きさを考えたら明らかに多すぎるし、しょうがないか
昔、懐かしいテレビ番組トリビアの泉でも紹介されています。
薬物を摂取させても蜘蛛はフラフラにならない
蜘蛛に麻薬などのドラッグ(LSD、スピード、マリファナ)を摂取させる実験もあったようです。
しかし、どれもコーヒーほどフラフラにはならなかった
多少は巣が崩れたけど
コーヒーが一番、効果があった。
人間と蜘蛛じゃ全然、体のつくりが違うからこういう結果になってもおかしくない
生物によって受け入れられる物質、そうでない物質があるという事ですね。
カフェインが蜘蛛にとって一番、危険という事らしい。
蜘蛛と他の動物との比較
「蜘蛛と他の動物との比較」に関して詳しく解説することで、カフェインが蜘蛛に与える影響をより理解しやすくなります。
以下では、蜘蛛と他の動物(昆虫や哺乳類)へのカフェインの影響や体内の反応を比較し、記事に深みを加える方法を提案します。
1. 蜘蛛と昆虫のカフェインに対する反応の違い
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蜘蛛: 蜘蛛は節足動物ですが、昆虫とは異なる神経系を持っています。カフェインを摂取すると、蜘蛛の中枢神経系が麻痺し、運動機能や巣作りの精度が大幅に低下します。これが、巣が不均等で歪な形になる原因です。蜘蛛にとってカフェインは、少量でも極めて強い毒性を持つことが実験で示されています。
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昆虫: 昆虫(例えば、ハエやアリなど)は蜘蛛と異なる形でカフェインに反応します。カフェインは昆虫に対しても毒性があることが知られており、特に興奮作用を引き起こすことが確認されています。一部の昆虫はカフェインに対して過度に活発になり、異常な動きをすることが観察されています。ただし、蜘蛛のように巣を作ることがないため、蜘蛛の巣のような「成果物」の形状の変化を見ることはできません。
カフェインによる影響の比較:
- 蜘蛛: 中枢神経麻痺→巣の形状が崩れる
- 昆虫: 興奮状態→異常行動(過活動や混乱)
2. 哺乳類(人間や犬など)とのカフェイン反応の比較
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人間: 人間にとってカフェインは、適量であれば覚醒効果を持ち、集中力を高めたり眠気を軽減する働きがあります。ただし、過剰摂取すると神経過敏、心拍数の上昇、不眠、頭痛などの副作用が現れます。これに対して、蜘蛛は非常に少量のカフェインでも強い毒性を受け、神経が麻痺してしまいます。人間に比べて蜘蛛は体が小さく、神経系も単純であるため、少量で致命的な影響が現れるのです。
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犬や猫: カフェインは犬や猫にとっても危険な物質です。彼らは人間よりもカフェインに対する感受性が高く、少量のコーヒーやお茶でも中毒症状を引き起こすことがあります。これには嘔吐、震え、興奮、さらには致命的な心臓や神経系への影響が含まれます。蜘蛛の反応と同様に、哺乳類にとってもカフェインは中枢神経に作用しますが、蜘蛛のように即座に巣作りのような行動に影響を与えるわけではありません。
カフェインによる影響の比較:
- 人間: 覚醒効果→適量なら集中力向上、過剰摂取で不安や不眠
- 犬・猫: 中毒症状→嘔吐や震え、重篤な場合は死亡
- 蜘蛛: 麻痺→巣の形状が崩れ、行動に大きな影響
3. 神経系の違いによる影響
- 蜘蛛と他の動物の神経系の違い: 蜘蛛の神経系は昆虫や哺乳類と比べて単純ですが、体全体に分散した神経節によって運動や感覚をコントロールしています。カフェインはこの神経節に強く作用し、蜘蛛の動作や巣作りに大きな乱れを生じさせます。対照的に、哺乳類の神経系は中枢化されており、特に脳や脊髄が影響を受けるため、影響は全身的ですが、蜘蛛のように行動が即座に変化するわけではありません。
4. カフェイン以外の物質への反応の比較
- 蜘蛛: カフェイン以外にも、LSDやマリファナなどの薬物を摂取させる実験が行われましたが、コーヒー(カフェイン)ほどの影響は見られませんでした。他の薬物でも多少巣の形が崩れるものの、カフェインほど極端ではありません。
- 昆虫や哺乳類: LSDや他の薬物は、人間や一部の昆虫にも影響を与えますが、反応は異なります。昆虫の場合、活動性が上がることもありますが、蜘蛛のように巣の形を崩す明確な結果は出ていません。また、哺乳類における薬物の影響は脳や精神に主に現れるため、物理的な行動変化は蜘蛛ほど顕著ではありません。
まとめ
蜘蛛はカフェインを摂取すると中枢神経が麻痺して人間で言うと酔っ払ったような状態になる。
ドラッグなども飲ませたけど、コーヒー(カフェイン)が一番、効果があった。
ちなみに昆虫などにコーヒーを飲ませる実験というのは結構、ネットを探せばあるんだけど
昆虫にコーヒーを飲ませた実験だと興奮剤みたいな効果が出るみたいです。
この辺り、蜘蛛と昆虫は別種の生き物なんだな~と改めて思ったりしました。
ではでは(^ω^)ノシ
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