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【ネタバレあり】妖精騎士ガウェインの元ネタは「ガウェイン卿と緑の騎士」に出てくるあいつ

 

FGOの第6章前編が始まったので早速、ガチャを引きました。

妖精騎士ガウェインという女性のサーヴァントが登場しましたが霊基再臨すると真名が判明します。

その真名が

 

 

バーゲスト

 

 

バーゲストという英雄は存在しません。
この名前も真名だけど正確じゃない。

 

 

バーゲストとは

どうやらバーゲストは悪霊という意味らしい。
イングランド北西部ノーサンバーランド周辺の民間伝承に登場する不吉な妖精。

鎖を引きずって角と鉤爪がある赤い目をした黒犬(ブラックドッグ)の姿を好む。

 

 

また、首のない人間や熊の姿にもなる。
デュラハンってやつですね。

 

 

ドイツ語ののbahr(棺桶)・berg(山)・bar(熊)のgeist(悪霊)などの語源と言われています。

妖精騎士ガウェインも鎖を使ったりブラックドッグで攻撃するモーションもある。

ただバーゲストだけじゃガウェインの偽物として成立しない。

 

 

 

ガウェイン卿と緑の騎士

この物語はイングランドで書かれた作者不明の物語。

1300年代にイングランド北西部、現在のマンチェスター周辺で書かれたとされる。

あらすじはこうだ

 

第一部

アーサー王の宮殿で新年の宴が行われる最中に全身を緑色の甲冑を着込み肌や髪の毛、馬の毛並みまで緑色の騎士が乱入してきて

「首切りゲーム」を持ちかける。

新年の宴というめでたい日に頭のおかしい事を言う変態が乱入してきたわけだ。

緑の騎士は大斧で自分の首をはねて緑の騎士が無事だったら相応の挑戦を受けろとガウェインに持ちかける。

 

 

 

勝負にのったガウェインが緑の騎士、素っ首を切り落とす。

勝負あったかに思えたが全く血も出ず体も倒れない。

 

 

緑の騎士は首を拾って

「1年後、緑の礼拝堂で待っている。そこでお前に仕返しの一撃をくれてやる」

と言いながら首を小脇に抱えて立ち去ったのだ。

 

 

 

第二部

緑の礼拝堂を目指し旅をするガウェイン。

クリスマス・イヴにある城で宿を借りた。

3日間、逗留する事にしたガウェイン

 

 

城主から接待を受ける中で、ガウェインが手に入れた物と狩りで取った獲物を交換しようと約束をする。

 

 

 

 

 

第三部

翌朝、城主は狩りに出かける。

その頃、ガウェインはベッドで寝ていたが、城主の后が寝室に侵入してくる。

 

ガウェインは城主の后と楽しくおしゃべりというか誘惑されていた。

 

 

 

城主はガウェインに獲物を渡し、返礼としてガウェインは后から受けたキスを城主に返す

 

1~2日は后とキスをしてそれを城主に返していた。

 

 

この辺り、難解なんだけどこれってどう言う事?

ガウェインは女性をキスしたのを返すために城主とキスしたわけじゃないとすれば

ガウェインが后からのキスを断った後で城主にキスさせたのか?

 

 

ここは素直に城主の奥方とキスをして夜は城主ともキスをしたと考えよう。

ちょいと倒錯的なのは勘弁だけど。

 

 

 

とにかく后の誘惑を振り切ったガウェイン

 

 

3日はガウェインに后は自分の帯を渡し、「これを締めている間は死なない」というマジックアイテムを渡すのでした。

 

3日目だけは城主に嘘をついていつもどおりキスをした。

 

 

 

第四部

アーサー王宮での事件から1年

緑の礼拝堂で緑の騎士と相対した。

 

 

ガウェインは返しの一撃を受けるために首を晒す。

緑の騎士は二度、斧を寸止めし三度目で斧を振り下ろす。

 

 

斧の一撃を受けたガウェインだったが首に切り傷がついただけであった。

 

 

 

緑の騎士がその正体を明かす。
それはクリスマスイヴに逗留した城の城主

ベルシラック(Bercilak)だった。

 

 

 

すべてガウェインの度量を試すためだった。

二度寸止めをしたのは后の誘惑を固辞した事。

 

 

キスをきちんと返したから寸止めをした。

 

 

三度目で首に傷をつけたのはガウェインの帯がベルシラックの物だったからだ。

戒めるために攻撃した。

 

 

 

 

 

 

自分が緑の騎士になったのは城に住む魔法使いモルガンのせい。

2人はお互いの度量と礼節、武勇を称えて、仲良くなった2人はお互いの帯を交換する。

スキル、ベルシラックの帯はこれが元ネタ。

 

 

騎士として不誠実な事をしたと落ち込むガウェインをアーサー王がよく帰ってきた。

暖かく迎えて終わるというお話。

 

 

妖精騎士ガウェインの正体とは?

妖精騎士ガウェインはバーゲットで、ブラックドッグであったりデュラハンであったり熊だったりする存在。

ただのバーゲットではなくガウェインと縁があるバーゲットで有名なのが緑の騎士というわけだ。

 

 

これは考察ですがFGOの解釈として緑の騎士と后は同一人物でモルガンによって姿を変えられた妖精だった。

こう考えると面白い。

 

 

 

モルガンに使役された使い魔みたいな立場の人物であり

緑の騎士というよりはバーゲットという事なのでしょう。

 

 

文献というかWIKIだけ調べていたら詳しい概要が分からないけど

結構、読み物として面白そう。

 

 

バーゲットだけだと女性だという設定も分からないしガウェインを気にする描写も意味不明だけど

以前合ったことがある人物でベルシラックの帯を渡した人物であるという設定であれば納得です。

 

 

FGOのこういう細かい設定が割と好き

 

ではでは(^ω^)ノシ

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