fate/stay night【heaven's feel】Ⅲ.spring songを見てきました。
いや~最高でした。
Ufotableの映画でも最高傑作なんじゃないか?
この3部作、1章~2章からの積み重ねてきた伏線が一気に火を吹くし
とにかくアクションシーンは最高。
絵も声優さんの演技も最高だから見応えがある。
3部作にまとまっているから変なカットもなく
むしろ、原作ゲームで文章だけだったシーンに絵がついてグリグリと動くから
とても新鮮、
ネタバレなし感想
アクションもストーリー展開も最高。
3部作の最終章だけあってジェットコースターのように戦闘が矢継ぎ早に行われて一息つくような展開はなかった。
戦闘シーンもそうなんだけど主人公である衛宮士郎がすごく人間ぽい
アンリミテッド・ブレイドワークスとかフェイトステイナイトルートの士郎ではあり得ないリアクション。
それがすごく共感を覚える。
なんだけど、他のルートよりも未熟ながらも「正義の味方」しているな~という印象。
士郎がなりたい正義の味方って個人の救済であって切嗣の「万人を助けたい」という正義の味方とは少し違うんだろうな。
アーチャーに理想に溺れて溺死しろとか言われるのはその辺りなんだと思うけど
各キャラクターに見せ場があって誰もが全力だったからすごく見応えがあった。
黒桜のイカれ具合も最高だし、遠坂凛の毅然とした態度にもしびれた。
言峰綺礼、あのドぐされ神父もかなり業が深いというかfate/zeroだけじゃなかったんかワレって感じ
神父のスキあらば精神を削ろうとするスタイルは見ている分には嫌いじゃない。
知人にいたら即効で縁を切るけど。
オープニングからエンディングまで最初から最後まで目が離せない作品でした。
ここからネタバレ有りの感想を書いていくのでまだ見ていない人はブックマークしてブラウザバックしてください
ネタバレ有り感想
最終章とあって名シーンが続くなかでやっぱり見どころは士郎が左腕の聖骸布を取ってアーチャーの腕を開放するシーン
原作だと文字だけ、プレステ2版でもイラストがちょびっとあるだけだったシーンがグリグリ動くアニメーションで再現される。
体が砕け散りそうな士郎の前に現れるアーチャーの背中
そこから士郎の覚醒シーンはマジで最高。
バーサーカーを倒すためにあのでっかい斧剣を投影するんだけど
あの瞬間に見た英霊ヘラクレスの逸話が感動するというか
あの瞬間だけヘラクレスの技術や精神を写し取ったあのシーンが最高にエモい
ヘラクレスってヘラの呪いで息子を殺しているんだけど、イリアを自分の息子と重ねている部分があるんじゃないかと妄想している。
ナインライブブレイドワークスでバーサーカーの技を再現して倒している。
盲目のバーサーカーだったから倒せたけど薄氷の上の勝利だった感がすごい
是・射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)』
バーサーカーから斧剣ごと投影した秘剣。数多くある「射殺す百頭(ナインライブズ)」の対人用である全ての斬撃が一つに重なって見えるほどの「ハイスピードな九連撃」
映像だと一瞬だったけど改めて技の説明を読むと完璧な原作再現でした。
ライダー(メデューサ)VSセイバーオルタ(アルトリア・ペンドラゴン)の戦いもすごくよかった
ステイナイトルートでのセイバーVSライダーと立場を逆にして戦う名シーン。
どちらも万全の状態で戦う中でやっぱり戦闘方法が異なる両者
セイバー・オルタは魔力放出で斬撃をぶっ放す戦闘スタイル
ライダーは石化の魔眼を多様したスタイルなのが面白い
どちらも魔力がふんだんに使えるから全力で戦える。
セイバーと士郎のやり取りが原作だと文章だからゆっくりした印象だけど
映画だと一瞬の迷い、一瞬の表情で再現してみせるあたりが凄まじい。
ラストの言峰綺礼VS衛宮士郎もすごかった
体から剣が生えてきてる士郎に対してアサシン戦で大ダメージを受けている言峰綺礼
両者とも泥臭い殴り合いなんだけど非常に見応えがある。
士郎が戦闘中に言峰綺礼と自分の共通点を見つけてそれじゃあしょうがないと
感じてしまうシーンは何となくストンと納得してしまうような感じ
最後の方になると士郎がドンドン壊れていく感じもしっかり表現されていて
原作にあった士郎視点の説明がなくても分かるのはすごい。
衛宮士郎の剣が体から生えてバージョン、FGOとかで再現してくれたらすごくいいな。
エピローグもすごくよかった。
TYPE-MOON作品、皆勤賞の蒼崎橙子さんもワンカット出てくるのが古参のファンは嬉しいかもしれません。
原作のノーマルENDっぽい演出が始まったから士郎が出てくるまでやきもきした。
まとめ
fate/stay night【heaven's feel】はfate/stay nightの最後のルートなので総仕上げというか総まとめのような怒涛のストーリー展開
Ufotableの技術と情熱の粋を集めた作品だったと思います。
Fateファンでアンリミテッドブレイドワークスを履修した人には迷わずおすすめできる。
セイバールートと遠坂凛ルートの士郎とは別人というレベルで成長というか進化していくから
見ていて感動できる。
文章じゃこの面白さが伝わらないので劇場やブルーレイディスクで確認してほしい。
ではでは(^ω^)ノシ
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