夕日と言えば赤色ですが時には別の色が見える事があるそうです。
世にも珍しい緑色の夕日とは?
夕日が緑色に光る?それは「グリーンフラッシュ」かも?
夕焼けといえばオレンジや赤のイメージがありますが、稀に夕日の最後が緑色に光ることがあるのをご存じですか?
この不思議な現象は「グリーンフラッシュ(緑閃光)」と呼ばれ、特定の条件がそろったときにだけ見られる大気光学現象です。
ほんの一瞬しか見られないことから「幻の自然現象」とも言われており、幸運の象徴として語られることもあります。
この記事では、グリーンフラッシュの仕組みや見える条件、日本国内での観測例などを詳しく解説します。
グリーンフラッシュとは?その仕組みをやさしく解説
グリーンフラッシュとは、太陽が沈む直前や昇る直後に、太陽の上端が緑色に輝いて見える現象のことです。
通常は1〜2秒程度と、非常に短い時間しか見られません。
この現象は、大気中での光の屈折と分散によって起こります。
太陽光は白色光ですが、その中にはさまざまな色の光(波長)が含まれています。
大気を通過するとき、波長の短い青や緑の光は赤よりも強く屈折されます。
しかし、青は大気中で散乱されやすいため、人間の目には残った緑の光だけが最後に届くのです。
このため、太陽が地平線に沈むほんのわずかな瞬間、緑色の閃光として見えるのです。
光というのは空気によって分解され夕日の時は赤色しか残らないのが普通
ただ、空気が澄んでいてきれいな場合などまれに緑色の光が見えるというわけです。
どんな場所・時間帯で見えるの?
グリーンフラッシュを観察するには、以下のような条件がそろっている必要があります。
【グリーンフラッシュが見える条件】
- 水平線または地平線がくっきり見える場所
- 空気が澄んでいて湿気や大気汚染が少ない
- 太陽の沈む方向に雲がない
- 日没直前または日の出直後に注目している
場所としては、海岸線・高原・山頂・離島・飛行機からの眺めなどが好まれます。
特に「大気が安定していて、地表と上空の温度差が大きい日」には見える可能性が高まります。
日の出や日没直前は太陽の光が変わって見えるタイミングだから狙い目ですね
ハワイやグアムなどの海が近く、空気が澄んだ場所で観測されることが多いようです
日本でもグリーンフラッシュは見える?
「グリーンフラッシュって海外だけの現象でしょ?」と思われがちですが、日本国内でも観測例があります。
【実際に日本で観測された主な場所】
- 山形県・酒田市(日本海側):夏に複数回の観測記録あり
- 東京都・府中市:2020年11月に目撃情報がSNSで話題に
- 沖縄・小笠原諸島・石垣島などの離島:空気が澄んでいて好条件
- 富士山や高地:上空の大気条件により発生しやすいことも
日本で見られる確率は決して高くありませんが、「まったく見えない」というわけではありません。
特に夏から秋にかけて、空気が澄んだ日の夕暮れは狙い目です。
動画を見る限り日没の一瞬だけ太陽が沈み切る瞬間だけ緑色になるようです
動画ではかなりの早送りがあっという間だったけど実際はかなり待つ感じでしょうか?
グリーンフラッシュを見ると幸運が訪れる?
グリーンフラッシュには古くから「見た人には幸運が訪れる」という言い伝えもあります。
これは、あまりにも稀で神秘的な現象であることから、ロマンチックなイメージがついたのでしょう。
フランスの作家ジュール・ヴェルヌの小説『緑の光線』や、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』などでも、グリーンフラッシュは「心の迷いを消し去る光」として描かれています。
見えるだけでもラッキー、願いが叶うと信じてチャレンジしてみる価値はありますね。
グリーンフラッシュを見るためのワンポイントアドバイス
- 海辺や高台など、開けた地形で夕日を観察
- スマホやカメラで動画を撮っておくと、あとで確認できる
- 目を傷めないように、直視は控える or NDフィルター使用
- 日の出・日没時間を事前にチェックして準備
「今日は大気が澄んでるな」「夕焼けがきれいだな」と感じたら、チャンスかもしれません!
まとめ:あなたにもグリーンフラッシュが見えるかも?
グリーンフラッシュは、日常の中にあるけれど、めったに姿を見せない自然界の奇跡のひとつです。
ちょっとした条件の違いで見えるか見えないかが決まるからこそ、見られたときの感動はひとしお。
ぜひ、次の夕日を眺めるときは**「最後の1秒」まで目を離さず**に、その緑の閃光を探してみてください。
ではでは(^ω^)ノシ
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