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雹(ひょう)と雪の違いを分かりやすく簡単に解説

雪とひょうの違いを説明できる人って意外と少ない気がします。

雪が降ってくるのが雪で氷が降ってくるのが雹ですが

 

 

なぜ、そうなるのか分かりやすく説明出来ていない。

 

 

なんで雪と雹になるのか詳しく解説します。

 

 

 

雪と雹の違い

雪と雹は全く違う仕組みで作られます。

だから雹に結晶があったりはしません。

基本的に雹は氷の塊であり雪とは全く別物

 

最初に雪は雪雲の中で冷やされた水が凍って作られます。

 

日本海側だと偏西風によって水蒸気が作られ山にぶつかって急上昇して雪雲になって雪を降らせます。

太平洋側だと「西高東低」という、いわゆる冬型の気圧配置が崩れる

 

 

2月~4月頃になると、日本付近を西から東へ通過する低気圧が多くなります。

中でも本州の南岸を進む低気圧(南岸低気圧)は、太平洋側、特に関東地方の南部などに、大雪や大雨を降らせる原因の1つとされています。

 

 

雪が作られる条件は高さ1500m付近で-6℃以下、地上で3℃以下になるのが雪が降る目安。

だから雪が降る時期は冬です。

 

 

 

 

雪の種類

雪にもいろいろな種類があります。

 

  • 玉雪(玉のような雪、冬の初めや終わりの暖かい季節の雪)
  • 粉雪(さらさらと細かい乾燥した雪、風が吹いている時に粉雪になりやすい、パウダースノーとも呼ばれる)
  • 灰雪(灰のようにひらひらと舞いながら降ってくる雪。やや厚みがあり、日光に当たると灰色の影ができます。)
  • 綿雪(ちぎった綿のように大きな雪片でできている雪。水分を含み、重みがあります)
  • 餅雪(一部が溶けかけており、水分を多く含む雪。餅のように柔らかく、形状を自由に変えやすいとされています。)
  • べた雪(餅雪よりもさらに水分が多く、べちゃっとした雪。ぼた雪やぼたん雪と呼ばれることも)
  • 水雪(べた雪よりもさらに水分が多い雪。)

 

また、雨が混じった雪はみぞれと呼ばれます。

天気予報では雨または雪なんて風に呼ばれたりもします。

 

 

 

 

では、雹(ひょう)はどうでしょうか?

 

 

雹は積乱雲(かみなり雲)の中で発生します。

積乱雲とは鉛直方向えんちょくほうこうに発達した雲で主に3月から5月、6月~8月と見られる雲です。

 

積乱雲の中で雹が作られるのは暖気と寒気がぶつかってできる3~5月や秋ごろに発生する積乱雲です。

暖かい空気は上に冷たい空気は下に入ろうとする事で上昇気流が生れ大量の水蒸気が上に向かう

 

 

積乱雲の中で水が凍り小さな氷の粒(あられ)になり、氷の粒がぶつかる事でお互いがくっつき大きくなる。

直径が2cm以上になると上昇気流では支えきれなくなり落ちていく

 

一般的に、地上に降った時の大きさで名前が変わる

  • 5mm未満で霰(あられ)
  • 5mm以上で雹(ひょう)

大きい雹ほど落下速度が速くなり危険

 

  • 5mm・・時速36km
  • 10mm・・時速50km
  • 50mm・・時速115km
  • 70mm・・時速140km

 

確かにこの速度なら車のボンネットがボコボコになったりすると納得ですね。

降雹は北海道から東北の日本海沿岸域、および北関東を中心とする内陸域で多く発生しています。
西日本では雷雨は多いものの降雹はほとんどみられません。

 

 

まとめ

雪と雹の違いをまとめると

 

  • 雪は冬に降る
  • 雹は3~5月、初夏に降る事が多い
  • 雪は雪雲から降る
  • 雹は積乱雲(かみなり雲)から降る
  • 雪は雪の結晶という特殊な形になる
  • 雹は氷同士がぶつかって大きくなる、結晶はない
  • 5mm未満をあられといい5mm以上をひょうと呼ぶ
  • 大きな雹は時速140kmで落ちてくるので危険

 

雹は初夏にできる積乱雲から降ってくる事が多いと覚えておけば説明は簡単ですね。

上昇気流で積乱雲の中で凍った水がぶつかりながら大きくなって落ちてくるというわけです。

 

 

デカい雹は危険なので降ってきたら屋内に逃げましょう。

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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