競走馬の名前ってたまにとても面白いものが混じっていたりします。
個人的にはジーカップダイスキとかドンマイ、カアチャンコワイなんてのはかなり面白いですね
JRAに名前を登録するのですが名前の付け方にはルールがあるそうです。
ルール1馬名に使えるのはカタカナのみ
漢字やひらがなは使わないみたいです。
この規定自体は1927年にできたものでそれ以前には漢字の競走馬も存在しました。
ちなみに当時は競走馬名と繁殖名というものがあって
戦前の競走馬であるクリフジは繁殖名を「年藤」
貴公子と呼ばれたテンポイントという馬の祖母が繁殖名「丘高」と呼ばれたりします。
今はカタカナオンリーだけど昔は引退して繁殖牝馬とか種牡馬は漢字の繁殖名で呼ばれていたという事らしい
なんか幼名と使い分ける感じがすごく日本っぽいですね
カタカナ2文字から9文字まで、アルファベットで18文字以下
競走馬の名前は文字数制限があり
2文字以上9文字以下なんだとか
有名な競走馬を見てみると
- ディープインパクト(9文字)
- スペシャルウィーク
- ダイワスカーレット
- エルコンドルパサー
- ウイニングチケット
- サクラバクシンオー
などなど9文字以上の日本の競走馬はいないようです。
ただし外国の競走馬はアルファベット表記で日本語に直すと9文字を超える事がある。
香港の競馬史を変えたと言われるヴェンジェンスオブレインなどは12文字です。
ちなみにアルファベット18文字以下は「競馬と生産に関する国際協約(通称・パリ協約)」で決まっているルールで世界共通
ちなみに2文字の競走馬で言えば
桜花賞・オークスを勝ったベガ
天皇賞(春)を優勝した唯一の牝馬であるレダ
名前が面白いモチ
公序良俗に反する名前等は不可
これは当然といえば当然、差別的だったり侮辱的だったり汚い言葉を使うのはよくありません。
他にも商品名を使ってはいけないとか著名人と同名は不可。
宣伝効果のある名前をつけてはいけないという事ですね。
ちなみに有名なディスカウントストア、ドンキホーテの社長が競走馬につけた
レッツゴードンキはドンキ・ホーテ物語に登場するドンキ・ホーテから名付けたから問題なし
明らかにドンキ・ホーテを意識している名前だけど由来はドンキ・ホーテ物語がOKというわけです。
更に言えば北島三郎さんが名付けたキタサンブラックも北島三郎さんと同名じゃないからOK
曖昧だと言われるけどこれは仕方ない。
言葉の意味と性別が異なる馬名も禁止だそうです。
牝馬に男性的な名前をつけるのはNGという事ですね
馬名にふさわしくないと判断されたら登録できないそうです。
更に他の競走馬の名前をつけるのもダメ
だから馬主になって名前をつける時に
- ディープインパクト(9文字)
- スペシャルウィーク
- ダイワスカーレット
- エルコンドルパサー
- ウイニングチケット
- サクラバクシンオー
などの名前をつける事はできません。
サラブレッドとしての功績が大きく、その馬を表す固有名詞として保護される必要がある。
簡単に言ってしまえばナリタブライアンといえば一頭だけにしないと
どのナリタブライアンか分からないみたいな話です。
歴史に名を残した人物でも同名が多いとややこしくなるみたいな事例もあります。
それを防ぐためですね
しかしそこまで活躍していない馬であれば再使用が可能になる場合もある
例えばエルコンドルパサーは2代目だし、三冠馬ミスターシービーも実は“2代目”
珍名馬一覧
面白そうなので紹介します。
- 「フルーツサンド」
- 「ナブラチロワ」
- 「カンナリ」
- 「オザナリ」
- 「キリンジュニア」
- 「ソイヤソイヤソイヤ」
- 「チョコバニラ」
- 「ユクサキタ」
- 「ユメウララ」
- 「オヨヨマン」
- 「ウェンダヴズクライ」
-
ジーカップダイスキ
- キンタマーニ
- スモモモモモモモモ
- ザワザワザワザワ
- エロス
- ナムアミダブツ
- デラベッピン
- サバノミッソーニ
- ドンダケー
などなど面白い名前が結構ある。
まとめ
競走馬の名前には付け方のルールがあり
- カタカナのみを使用
- 2文字以上9文字以下(世界的にはアルファベット18文字以下)
- 公序良俗に反する名前等は不可
- 商品名を使ってはいけない
- 著名人と同名は不可
- 言葉の意味と性別が異なる馬名も禁止
- 過去の名馬と同じ名前をつけるのも禁止
こうやって整理するとよく考えられていると思います
詳しいルールはこちらをダウンロードしてみてください
ではでは(^ω^)ノシ
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