カラス侵入禁止という張り紙を見かけた事はあるだろうか?
文字の読めないカラスには効果がないだろうと思うのが普通だけど
実はこの張り紙を貼ったところカラスがいなくなった事例があるそうだ
カラス侵入禁止の張り紙は効果あり?
岩手県の東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターでは、カラスの被害対策として「カラス侵入禁止」と書かれた張り紙を設置したところ、カラスの侵入が減少した事例があります。
これは、張り紙を見た人々がカラスに注目し、視線を向けたり指をさすことで、警戒心の強いカラスが人間の関心を察知し、近寄らなくなったと考えられます。
このように、張り紙そのものが直接カラスに効果を及ぼすわけではありませんが、人間の行動を変化させ、その結果としてカラスの行動にも影響を与えることがあります。
したがって、張り紙を活用する際は、人間の反応や行動を促す工夫を取り入れることで、間接的にカラス対策として効果を上げることが可能です。
変えるのは人の行動
カラス侵入禁止の張り紙、実は人の行動を変えるために貼られています。
例えば二人組がカラス侵入禁止の張り紙を見たとして


という会話が想像できる、カラスにとって視線や指をさされるなどの行為に敏感
これによって人間に対して「空を見ろ」「カラスを探せ」というメッセージになり
人間に対して行動を誘導しているというわけです。
複数人でその看板を見かけたらついついカラスを探してしまうだろうし
小学生くらいの子どもならカラスを探す遊びが始まったりするかもしれない
みんながカラスを探すため、カラスが警戒して近づかなくなるという仕組み
カラスは非常に賢い鳥で人間の3歳児くらいの知能があるとされています。
だから自分を見ているとか自分たちを探していると感じたら危険を感じて逃げるというわけです。
まとめ
カラス侵入禁止の張り紙は人間に働きかける効果がある
この張り紙を見た人間がカラスを探したりついついカラスを見てしまったりする
カラスは賢い鳥だから、人間に見られている指をさされているなどの行動を見て逃げ
警戒してその場所に寄り付かなくなるというわけです。
カラスが文字を読んでいるわけじゃなくて文字を読んだ人間を見て逃げているという図式ですね
ではでは(^ω^)ノシ
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