シンガポールと言えばゴミを道に捨てたら罰金というきびしい法律があったりしますが
そんなシンガポールではガムを食べるのも禁止です。
それどころかガムを所持したり製造、販売したりするのも禁止なんだとか
国をあげてクリーン&グリーン作戦をしているシンガポールにはガムを持ち込めない
なんで禁止になったのか?
90年代の話ですが電車のドアセンサーにガムを貼り付けたバカタレがいたそうです。
そのため1992年にシンガポール政府がガムを禁止にしたそうです。
政府が禁止にしたという事は電車のドアセンサーにガムを貼り付けて作動させなくさせたという事例がたくさん出たのかもしれません(個人の感想)
1人2人ならそこまで問題にはならなかっただろうに意外とそういう悪ふざけが好きな国民性なのかもしれませんね(個人の偏見)
調べてみるとかなりひどい
地下鉄のドアのセンサーや鍵のシリンダー内部、エレベーターのボタンなどなどガムをくっつけた人がいたそうです。
リー・クアンユーは回顧録の中で、シンガポールの首相だった1983年、当時国家開発大臣だったテー・チェン・ワンから禁止令の提案が持ち込まれたと述べている。
チューインガムは、高層の公営住宅でメンテナンス上の問題を引き起こしており、使用済みのガムを郵便受けや鍵穴の中、エレベーターのボタンに捨てるやからがいたそうです。
1987年ごろにシンガポールで大量高速輸送システム(MRT)というローカル鉄道システムが運用され始めた
そのセンサーにガムを貼り付けられたら目的を達成できない
運行が遅れたりするし犯人を捕まえるのが大変。
1992年1月、首相に就任したばかりのゴー・チョクトンがガム禁止令を決めた。
チューインガムの流通規制は、特定のアルコールやタバコ製品の規制も含むシンガポール法令第57章「製造規制法」で定められた
その結果、2004年以降、治療用、歯科用、ニコチン入りのチューインガムはOKだけど普通のチューインガムは違法になった。
罰金はいくら?
最大S$10,000(約100万円)の罰金刑になる
いや高すぎると考えるかもしれないがガムと言えば
道端に吐き捨ててる靴底にひっついてしまい迷惑
あちこちに貼り付けたりとマナー違反が多いと地獄絵図になりかねない
ゴミをポイ捨てするだけで初回2,000ドル、2回目4,000ドル、3回目以降は10,000ドルの罰金になる。
2,000ドルと言ったら約20万円くらいです。
それを考えるとめちゃくちゃ街を汚すガムは100万円の罰金があってもおかしくないのかも?
シンガポールが行っているクリーン&グリーン作戦とは?
クリーン&グリーン作戦とは、環境保護と美化を目的とした取り組みの一つで、特に地域やコミュニティが一丸となって行う活動を指す。
主に以下のような活動が含まれる。
まず、ゴミ拾いがその代表例。地域の人々が集まり、道路や公園などの公共の場所からゴミを拾う。
これにより、街が綺麗になり、住民の意識も高まる。
次に、植樹活動も行われることが多い。これは、地域の緑化を進めるためのもので、新しい木を植えたり、既存の緑地を手入れしたりする活動だ。
これによって、地域の環境が改善されるだけでなく、生態系の保護にもつながる。
さらに、リサイクル活動も重要な要素。家庭や企業から出る廃棄物を分別し、再利用可能なものをリサイクルすることで、資源の無駄遣いを防ぐ。
これにより、環境への負荷を減らすことができる。
このような活動は、地域住民の参加を促進するためにイベントやワークショップとして行われることが多い。
参加者が楽しみながら環境保護に貢献できるよう工夫されていることが多く、コミュニティの結束も強まる。
クリーン&グリーン作戦は、一度きりのイベントではなく、継続的な取り組みとして実施されることが理想的。
持続可能な社会を目指すためには、定期的な活動が必要であり、そのためには地域全体の協力が欠かせない。
このような取り組みは、地方自治体やNPO、企業などが主体となって行うことが多く、時には国や地方政府からの支援を受けることもある。
社会全体で環境保護の意識を高めるための一環として、大変重要な活動と言える。
まとめ
シンガポールはガムを持っている事でかなり重い罰則がある
それは国民が悪ふざけで使用済みのガムをあちこちに捨てただけじゃなくて
センサーにガムをくっつけて誤作動を起こさせたという事件がきっかけでもう我慢できんとなって
規制されたというわけです。
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ