幕末・明治の名臣・勝海舟。彼について語られる意外な一面が「大の犬嫌い」です。
なぜそんな人物が犬を嫌うようになったのか――複数の伝承・二次資料をもとに、起きた出来事、影響、史料上の注意点を整理してブログ記事にしました。
史実と伝承を分けて書きます。
起きた出来事(伝承の要約)
伝承によれば、勝海舟(本名:勝安房、幼名などの表記あり)は9歳ごろに学問の稽古帰りに野良犬に襲われ、股間(陰嚢・睾丸)を噛まれるほどの重傷を負ったとされています。
記録としては父・勝小吉の自伝的著作や、後世の伝聞・雑学サイト・コラム等にこのエピソードが紹介されています。
傷は深く、外科処置を受け、全快までに約70日かかったという記述が散見されます。
(出典例:伝聞をまとめた記事やコラム類。一次資料は父の記述などに基づくとされるが、本文で後述する通り厳密さは要注意。)
その後の影響 —— なぜ「犬嫌い」になったのか
この幼少期の体験が強いトラウマとなり、勝海舟が生涯にわたって犬を苦手・嫌悪したと語られることが多いです。
具体的には「犬を見るだけで動揺する」「犬が近くにいる場を避ける」といった逸話が伝わっています。
心理的に考えれば、子供時代の身体的被害は恐怖と嫌悪を結びつけやすく、犬嫌いに繋がったという説明は自然です。
ポイントは次の通り:
- 大怪我というショック体験 → 犬に対する持続的な恐怖・嫌悪に発展した可能性が高い。
- その「嫌い」は単なる好みではなく、幼少期トラウマに根差したものである、と伝わる。
これはある意味、当然の反応と言えますね
史料の信頼性と注意点
ここが一番大事なところ。ブログで読者に伝えるときは、「事実」と「伝承(説)」を区別して書くことをおすすめします。
- 一次資料について:この話の起点は父・勝小吉などによる伝聞的な記述にあるとされますが、勝海舟自身が詳細を自ら書き残しているわけではない点に注意が必要です。
- 細部の食い違い:噛まれた部位の描写(「露出した」「落ちかかった」など)や「片方を摘出したか否か」など、異なる記述があり、後世に脚色された可能性があります。
- 記事の性質:紹介したウェブ記事やコラム類は読み物としては面白いですが、学術的に完全に裏付けられた資料とは言えません。したがって「有力な説」「伝承によれば」といった断りを入れて紹介するのが誠実です。
まとめ
勝海舟が犬嫌いというエピソードは犬に股間を噛まれた事が原因だったんですね
幼少期に犬に噛まれて大けがを負ったという伝承があり、この体験が原因で勝海舟は生涯にわたって犬が苦手になったと伝えられます。
ただし、詳細な事情については一次資料の記載が限られており、脚色や伝聞が混ざっている可能性もあるため、「伝承によれば」「有力な説として」といった断り書きを添えて紹介するのが適切です。
野良犬に噛まれたなら狂犬病とかもあっただろうから運が良かった?
不幸中の幸いというやつか
想像しただけでも痛そうだしこんな経験をしていたら犬が嫌いになってもおかしくないな
ではでは(^ω^)ノシ
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