賢者の孫は典型的な小説家になろうの異世界テンプレートだけど
他の作品との違いは周囲の大人が主人公の常識のなさに呆れながらもしたっている点とその非常識をなんとかしようと四苦八苦している所が面白い。
主人公は前世の記憶に基づいて行動しているからある程度の常識はあるけど、魔法の発想が科学知識、物理知識を基にしているから威力がとんでもない
更に言えば魔道具も前世の知識がベースにあるから基本はぶっ壊れ
第01巻感想
お話は主人公の一人称で始まって結構、タンタンと進む感じです。
戦闘とかで苦戦する描写は主人公にはない、いわゆる俺Tueeeeeeeeeeって奴です。
俺Tueeeeeeeeが苦手な人には合わないかも、序盤はタンタンと話が進むけど学園に入学する頃からキャラクターが増えるのでいい感じで事件が起こったりします。
同年代の友人たちも彼を慕って集まっている。
第1巻ではとんでもない魔法を連発して荒地というか均されて何にもなくなった荒野が魔法の練習場だったり
賢者のおじいちゃんを驚かせるような魔法を連発させます。
というのも前世の知識(日本の科学的な知識)を使って魔法を使っているからとんでもない威力の魔法が打てる。
本人として前世の記憶があるから常識はあるはずなんだけど、お金の知識とか
あるんだけど、現地人と比べると非常識すぎるというわけ。
本人は常識があるつもり行動しているからたちが悪い
個人的には言うほど常識知らずでもない感じ
魔法でゴリ押しできてしまうからそう見えるだけで
フラットな目線で見れば常識人
ただ、研究者気質というか専門分野(魔法)においては徹底しているため
他人からみると自重を知らないやつになってしまっている。
Web小説からのネタバレ
そんな主人公、シン・ウルフォード君ですがマジで非常識な事をしたり非常識な物を作ったりしています。
正直、魔法の無線通信具はやり過ぎな気がする。
現代日本の知識を使ってやりたい放題やってる感じなんですが
本人曰く自重はしているらしいです。
一般人から見れば物凄く便利な物を作る反面、王族とか国の代表からみたら軍事バランスが壊れかねないような危険な道具を作ってしまう。
賢者の孫に出てくる最大の敵は魔人です。
物語の設定で動物が魔力を暴走させて生まれるのが魔物。
魔人は人が大規模な魔術儀式をして暴走させたりした時に生まれる。
魔力の暴走自体は珍しくはない。
そんな設定ですが黒幕の魔人は人工的に魔人を生み出し国々にけしかけたり
貴族のご子息を洗脳したりして普通なら人間の社会なんて簡単に滅亡するはずだったのだけど
そこは主人公シン・ウルフォード君とその仲間たちが戦う!
ついでに友人たちは主人公から特訓を受けていて人工魔人なら瞬殺できるくらい強い。
読んでいてスカッとする小説ですね。
アニメ版の感想
アニメ版は主人公のシン・ウォルフォードが動いているからより伝わりやすくなったけど
アニメ的な演出のせいかあざといな~という印象。
シリアスよりもギャグよりに見えてしまうのは主人公たちが強すぎる弊害か
頭を空っぽにして見るには丁度いいクオリティ。
ではでは(^○^)ノシ