今回は、日本の歴史と食の知恵が詰まった「楠公飯(なんこうめし)」についてご紹介します。
楠公飯とは?
楠公飯とは、南北朝時代の忠臣・楠木正成(くすのき まさしげ)にちなんだ、戦陣食・保存食です。
物資が限られた中でも、兵たちの健康を支えたとされる質素ながらも工夫のある食事で、戦時中にも再注目されました。
近年では、アニメや映画『この世界の片隅に』の中で再現されたことで話題になっています。今回は、その再現レシピをご紹介します。
あまり兵たちからは人気がなかったと言われています。
実際に食べたレビューなんかを見てもあんまり美味しくはないらしい
今の品種改良されたお米で微妙という事は昔のお米だと不味いのかもしれません。
ご飯をかさ増しするならおかゆでいいじゃねぇか!と思うかもしれませんが
考察するに
水もケチりたい
これです!現代なら水道の蛇口を捻れば水が出ますが南北朝時代の日本では料理に使える水を大量に確保するのは難しかった
水を浄化して使えるようにするのも手間、兵たちに必要な水を確保するのも手間です。
話題の再現レシピ:この世界の片隅に!楠公飯(なんこうめし)
玄米1合で3~4人分のご飯が炊ける、節約&満足感のある一品です。
材料(3~4人分)
- 玄米(または白米)…1合
- 水…適量
作り方
- 玄米を煎る
フライパンで玄米を弱火で炒ります。きつね色になり、ポンポンと弾けるくらいまで加熱。 - 一晩水に浸す
煎った玄米をボウルに入れ、玄米の3倍量の水で一晩吸水させます。 - 炊飯器で炊く
炊飯器に移して3合の目盛りまで水を加え、白米モードで炊飯。 - 蒸らして完成
炊き上がったら15分ほど蒸らして、ふっくら楠公飯の完成!
玄米をいる事でポップコーンのようにとはいかないけれど少し膨らみます。
たっぷりの水につけて吸収させるのがポイント
ポイント
- 味付けはありませんが、香ばしくて噛みごたえがあり、満足感あり。
- お好みで塩や味噌を少し加えるのも◎
非常食や防災食としてもおすすめ!
少ないお米でたっぷりの量ができるため、楠公飯は非常食としても優れています。
香ばしい香りと、玄米特有の腹持ちの良さも魅力です。
ぶっちゃけおかゆの方が美味いと言われていますが携帯食料として考えると楠公飯は良いのかも?
現代の私たちの食卓にも、先人たちの知恵を取り入れてみませんか?
米が足りない時の苦肉の策
現代ではあまり需要がない食べ方ですね
そもそも玄米を食べる習慣もないし、手間をかけてかさ増しするにしても
雑穀を混ぜたほうが美味いのでは?と考えてしまいます。
味をリサーチ
XなどのSNSの投稿を見る限り【固形のおかゆ】という感想だった
もう作らないという投稿もあった
楠公飯よりも炒った玄米を食べる方が美味いというなんとも残念な感想
まとめ
楠公飯は、時代を超えて生きる知恵のごはん。とてもシンプルで、材料も少なく、手軽に作れるのに奥深い味わいです。
節約メニューとして、または防災食・保存食として、ぜひ一度試してみてくださいね!
水も足りない米も足りない状況なら楠公飯という選択肢もありかもしれませんね
ではでは(^ω^)ノシ
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