マンホールといえば下水道を管理するために人が下りるための穴ですが
このマンホール、蓋が必ず丸い理由をご存知だろうか?
マンホールは人が下におりるためのもの
つまりマンホールが落ちないようにするためですね
四角い蓋は落ちる?
同じ大きさの四角形であっても確度によっては1辺の長さが長くなり
穴に落ちる可能性があります
絵で描くと分かりやすいと思いますので描いてみました
見ての通り、2つの蓋は同じ大きさですが
対角線の長さは1辺の長さよりも大きいですね
ちょうど三角形の形になるような置き方をすると三角比の関係で落ちてしまう
三角形は斜めの辺は必ず長くなります。
2等辺三角形なら√2になる、いわゆる「1:1:√2」ですね
このように四角形や多角形の蓋だとマンホールに落ちてきてしまい下にいる作業員さんが危険です。
だからどの角度でも同じ大きさの丸いマンホールが採用されたというわけです。
マンホールの蓋は数学的に考えられた形というわけですね
また、縁(へり)が欠けてしまったりする事からも四角形よりも円形が使われる理由です。
四角いマンホールもあるけど?
四角いマンホールも見かけるけどそれは人が下に入らないマンホール
消火栓が入っていたり排水のための側溝(そっこう)であったり明らかに小さい穴を塞ぐものだったり
どう考えても底の浅くて人が入らないから蓋は四角い形になっている。
マンホールの種類
マンホールにはさまざまな種類があり、用途や設置場所によって分類されます。主な種類を以下に紹介します。
1. 用途別の分類
① 下水道用マンホール
下水道の点検や清掃のために設置されるマンホール。最も一般的。
- 雨水用(雨水排水を目的としたもの)
- 汚水用(生活排水などを処理場に流すもの)
- 合流式(雨水と汚水を一緒に流すもの)
② 電気・通信設備用マンホール
電力ケーブルや通信ケーブルの点検・メンテナンスのために設置。
- 電力用マンホール(地下の電線や変圧器を点検)
- 通信用マンホール(光ファイバーや電話回線の管理)
③ ガス管・水道管用マンホール
都市ガスや水道管の点検口。
- 水道用マンホール(上水道・下水道の管理)
- ガス用マンホール(ガスの点検・整備用)
④ 道路排水用マンホール(ドレインマンホール)
道路の雨水を排水するためのマンホール。グレーチング(格子状)になっていることが多い。
まとめ
マンホールの蓋が丸いのは蓋が落ちてこないようにするため
四角形などだと対角線の上に蓋を置くと落ちてしまう
そうなると人が作業している時に上から鉄の蓋が落ちてくるという危険な事故につながる
だから対角線がないどの角度でも直径以上の大きさにならない円形の蓋が採用されているというわけですね
ではでは(^ω^)ノシ
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