マヌカハニーと普通のハチミツの違いとは?
ハチミツは蜜蜂が花の蜜を集め蜂の唾液を混ぜたものです。
マヌカハニーはそんなハチミツと何が違うのでしょうか?
やはりどんな植物から蜜を取ったかが重要なのでしょうか。
マヌカハニーとは?
マヌカハニーとはニュージーランドの一部地域に生息するマヌカ木に咲く花やその近隣種の花蜜を集めたハチミツの事。
日本でも特定の花蜜を集めたレンゲはちみつとかがあるけど、そんな感じのものだと思ってください。
マヌカハニーの特徴としてメチルグリオキサール(MGO)という成分が豊富に含まれています。
普通のはちみつには含まれていません。
ニュージーランドの先住民マオリ族がマヌカの葉っぱ万能薬として使っていました。
- 茶として飲まれ、風邪や胃腸を整えることに使われ、
- 木の皮を煮出したものを下痢止め、
- 樹液は咳止めや火傷、筋肉痛、実や種は赤痢や下痢止め
などなどまさに万能薬でした。
はちみつとマヌカハニーの違いは?
マヌカハニーはマヌカの花から取った蜜で作っている
普通のはちみつとの違いは
- 高い抗菌力(抗炎症力)
風邪をひいたり花粉症になったりするのは病気やウイルスのせいですが
マヌカハニーはそれらに抗う成分が含まれているという事らしいです。
マヌカの原産国であるニュージーランドでは医療にも使われているそうです。
高い抗菌力の秘密こそメチルグリオキサールにあります。
メチルグリオキサールが「ピロリ菌」や「大腸菌」など殺菌してくれるため整腸作用があると言われているらしいです。
規格
MGOというのはドイツのドレスデン大学の研究グループが見つけた抗菌作用をもたらす物質食物メチルグリオキサールを数値で表したものです。
メチルグリオキサールが含まれている量を表すと
- 「MGO50」
- 「MGO150」
- 「MGO550」
などのメチルグリオキサールが1kgあたり何ミリグラム含まれているかを表示する表記
MGOやマヌカ協会(UMFHA)が使用しているUMFとはUnique Manuka Factorというランクもあります。
MGOだけでいいんじゃないかと思われるかもしれませんがメチルグリオキサールは人工的に添加する事も可能なので
UMFというメチルグリオキサール以外にハチミツの品質を表す表記があります。
UMFの表記
- UMF5+= 83mg 以上含有
- UMF10+=263mg以上含有
- UMF15+=514mg 以上含有
- UMF20+=829mg 以上含有
- UMF25+=1,200mg以上含有
UMFの表記は2018年に、あるレーベルのマヌカハニー(韓国企業保有)が不正をした結果、生まれたという事らしいです。
UMFとMGOが一目でわかる表にすると
- UMF10=MGO200
- UMF15=MGO500
- UMF20=MGO800
といった感じになります。
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当然、ランクのグレードが上がれば値段も高くなります。
まとめ
マヌカハニーはマヌカの木に咲く花から取った蜜で作られます。
マヌカハニーにはメチルグリオキサール(MGO)が含まれており
昔からニュージーランド先住民のマオリ族では葉っぱや樹皮、樹液が万能薬として重宝されていたようです。
メチルグリオキサール(MGO)が含まれている量が多ければ多いほどマヌカハニーとしてのグレードが高くなる
メチルグリオキサール(MGO)の量を表すのにMGOが使われ
MGOの量以外に品質なども保証されている規格がUMFになります。
普通のはちみつと違ってマヌカの木という薬になる木から蜜を取って作られるのが大きな違いですね
ではでは(^ω^)ノシ
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