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三日月宗近の解説!逸話や今はどこにあるのか?

三日月宗近(みかづきむねちか)は、「天下五剣」の中でも特に美しい刀とされ、

現在も多くの人々に愛されている名刀です。

 

 


三日月宗近(みかづきむねちか)とは?

  • 種別:太刀(日本刀)
  • 刀身の長さ80cm、腰反り
  • 製作年代:平安時代中期(10~12世紀頃)
  • 刀工:三条宗近(さんじょう むねちか)
  • 所蔵:東京国立博物館(国宝)


 

‍ 刀工・三条宗近について

  • 宗近は平安中期の刀工で、京都の三条に住していたことから「三条宗近」と呼ばれます。
  • 平安時代は日本刀の形式が大きく変化した時代で、宗近はその変革期の先駆者。
  • 彼の作品は現存数が非常に少なく、そのほとんどが重要文化財・国宝級。

 

 


名前の由来:「三日月」

  • 刃文(はもん)に、三日月のような湾曲した模様(映り・打除け)が入っていることから、「三日月宗近」と名付けられました。
  • 美しさと風格から「天下五剣の中でも最も美しい」と評されます。
  • 美術刀剣の観点では、最も完成度が高い名刀とされることが多いです。

 

 


刀の特徴

項目内容
形状鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)
刃長約80.0 cm(約二尺六寸)
反り腰反り、やや深めの優美な曲線(平安期特有)
刃文小丁子(ちょうじ)乱れに映り(うつり)があり、三日月形の打除けが見られる
地鉄板目肌(いためはだ)で美しい地景(じけい)がある

 

 


伝来・所有の歴史

  • 室町時代にはすでに「天下無双の名刀」と称されていた。
  • 豊臣秀吉の所持を経て、徳川家光に伝わり、その後徳川将軍家の重宝となる。
  • 明治時代には旧家臣の家を経て、東京国立博物館に寄贈
  • 現在は国宝に指定され、年に数回のみ公開される

‍♂️ 伝説や逸話

 

三日月宗近は室町幕府の13代将軍・足利義輝(あしかがよしてる)が使い手とされています

剣術の達人であり剣豪将軍と名高い足利義輝が三日月宗近を握り奮戦したと言われています

 

当時、謀反を起こされて、住んでいた京都の二条御所を襲撃されました。世に言う「永禄の変」(えいろくのへん)です。

1万人の敵に対してコレクションの刀を畳に突き刺してから迎え撃ちます。

斬れなくなった刀を取り替えながら戦い

 

最後には多勢に無勢で討ち取られますが30人もの敵兵を斬ったと言われています。

永禄の変後に首謀者の一人である三好政康が三日月宗近を手に入れ後に豊臣家に献上されたそうです。

 

 


‍ 現代文化での登場

◯ 刀剣乱舞(とうけんらんぶ)

  • 三日月宗近は大人気の「刀剣男士」として登場。
  • 「じじい」と愛称される優雅でミステリアスなキャラクター性が大ヒット。

 

  • 美術・文化系展示では刀剣女子を中心に圧倒的な人気を誇る。

 

 

 


関連資料・参考文献

  • 『日本刀の歴史と鑑賞』(佐藤寒山)
  • 『刀剣名物帳』
  • 東京国立博物館の公式解説資料
  • 特別展「日本の国宝 刀剣」図録

✨ まとめ

項目内容
名称三日月宗近(みかづきむねちか)
刀工三条宗近(平安時代中期)
特徴三日月型の刃文・美しい反り
地位天下五剣の中で最も美しい
所蔵東京国立博物館(国宝)
現代人気刀剣乱舞などで不動の人気

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

 

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