猿の事をエテ公と呼んだりしますがそれは何故なのでしょうか?
他人を猿扱いする時に使うエテ公ですが
なぜ、エテで猿なのでしょうか?
これは忌み言葉というのが関係しているそうです。
猿→去るで縁起が悪い
猿と去るは同音異義語で縁起が悪いという事で
去るの逆、得る、もしくは【得て】として
エテ公という事らしい
いつ頃から言われているかは分からない
多分だけど江戸時代くらいから言われていると思います。
小粋なジョークは大体、江戸時代発祥な気がする(個人の偏見)
同じ理屈でスルメイカの日干しをアタリメと呼びますが
スルがお金をスルとか【スリに会う】などお金を無くすという意味に使われる言葉が連想される
そのためその逆である【アタリメ】という言葉が使われたそうです。
忌み言葉とは?
忌み言葉(いみことば)は、日本の文化や慣習において避けるべきとされる言葉や表現のことです。
特に儀式や祝い事、葬儀などの特定の場面で使われることを避ける言葉が多いです。以下にいくつかの代表的な忌み言葉の例を紹介します。
結婚式での忌み言葉
結婚式では、別れや切れることを連想させる言葉が避けられます。例えば:
- 別れる(わかれる)
- 切る(きる)
- 破れる(やぶれる)
- 戻る(もどる)
- 縁を切る(えんをきる)
葬儀での忌み言葉
葬儀では、死や終わりを連想させる言葉が避けられます。例えば:
- 死ぬ(しぬ)
- 消える(きえる)
- 終わる(おわる)
- なくなる
その他の場面での忌み言葉
新築祝いや引っ越し祝いなどの場面では、火事を連想させる言葉が避けられます。例えば:
- 焼く(やく)
- 燃える(もえる)
忌み言葉の背景には、日本の文化や習慣に根付いた縁起担ぎの考え方が反映されています。
こうした言葉を避けることで、不幸や災難を避け、幸運を呼び込むという意味合いがあります。
忌み言葉の現代的な解釈
現代では、忌み言葉の重要性が薄れることもありますが、伝統や礼儀を重んじる場面では今もなお意識されることが多いです。
特に公式な場や年配の方が多い集まりでは、忌み言葉を避けることが礼儀とされています。
まとめ
猿の事をエテ公と言ったり他人を猿扱いする時に使うエテ公ですが
猿から去るが連想されて縁起が悪い、忌み言葉を避けて逆の意味である【得て】という言葉を使って
エテ公と表現した
スルメイカの日干しであるアタリメも同じような理由で名付けられている。
忌み言葉は結構たくさんあるようだけど
筆者はこういう言葉遊びが結構好きですね
ではでは(^ω^)ノシ
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