陸上競技において割とバカに出来ないのが風
向かい風も嫌だけど、追い風も嫌なんだとか
その理由は単純明快、追い風が強いすぎると公式記録として記録されないそうです。
つまり、日本新記録とか世界新記録を出しても追い風だと公式記録にならない
追い風記録として記録される
だから嫌がられるというわけ
追い風が影響しやすい陸上競技はこんな感じ
追い風記録とは?
陸上競技で追い風が2.0m/s(メートル/毎秒)を超える中で記録されたもので、正式な記録とは認められず参考記録となります。
追い風参考記録の計測には、次のようなルールがあります。
- 風向風速計は、第1レーンに隣接してフィニッシュラインから50m地点に設置されます。
- トラックから2m以上離れてはいけません。
- 高さは1m22cmと決められています。
- 計測時間はスターターの信号器の発射を起点に競技ごとに定められており、その時間の平均値が対象になります
国際陸上競技連盟(IAAF)が検定した風速計を使って測ります
追い風が影響する陸上競技
追い風が影響する陸上競技は、特に短距離走や跳躍種目において重要です。具体的には以下のような競技があります:
-
短距離走(100m、200m、400m)
追い風があると選手の走りが加速し、タイムが速くなることがあります。ただし、風速が2.0m/sを超えると、風の影響で記録が正式なものとして認められなくなることが多いです。 -
走り高跳び
追い風があっても選手の跳躍にはある程度のプラスの影響を与えます。風を味方にできる選手も多いですが、強すぎる風は逆効果になる場合もあります。 -
走り幅跳び
追い風があることで選手が前に進む力を得やすく、跳躍距離が伸びることがあります。こちらも風速に制限があり、強すぎる風が記録を無効にすることがあります。 -
十種競技・七種競技
他の種目でも風の影響を受けますが、特にスプリントや跳躍で有利になる場合があります。
いずれの競技でも、風の速さや向きに応じて、競技の結果が大きく変わることがあるため、風速の計測は重要です。
主に短距離走や走り高跳びや走り幅跳びなど、素人が考えても影響がありそうな競技ばかりですね。
追い風参考記録 日本記録
<陸上:日本学生個人選手権>◇15日◇第2日◇神奈川・レモンガススタジアム平塚◇男子100メートル準決勝にて
柳田大輝(20=東洋大)選手が追い風参考記録ながら9秒97(追い風3・5メートル)
このように追い風記録が話題になる事はある
ちなみに他の記録を見ると
◆追い風参考記録を含めた日本人の9秒台(追い風2・0メートルまでが公認記録)
- 桐生祥秀 9秒87(追い風3・3メートル)
- 多田修平 9秒94(追い風4・5メートル)
- 山縣亮太 9秒95(追い風2・0メートル)
- サニブラウン・ハキーム 9秒96(追い風2・4メートル)
- 柳田大輝 9秒97(追い風3・5メートル)
- ケンブリッジ飛鳥 9秒98(追い風5・1メートル)
- 小池祐貴 9秒98(追い風0・5メートル)
まとめ
陸上競技には追い風が強いと公認記録にならないというルールがあるそうです。
追い風記録とは風速2m/sを超える時に参考記録として記録されます。
風速2m/sは割とありそうだから厄介かもしれません
ただ、適度な追い風は陸上選手にとってはありがたいのかもしれませんね
ではでは(^ω^)ノシ
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