瀉血、血を抜く事で健康にいい効果があると言われている。
古くからヨーロッパや中国で行われてきた、民間療法であるけど。
悪い血を抜く事で良い血が増えて健康になるという解釈ですね。
これについてリサーチしてみましたがはっきり言って効果はないと思ってます。
瀉血療法、吸い玉療法と呼ばれていますが。
どうも~民間療法って胡散臭いよね?@kesuikemayakuです。
アトピーに効くとかガンに効くなどと言われています。
はっきり言って眉唾でございます。
民間療法でも針鍼灸のように科学的に効果が実証された物もありますが
瀉血療法はどうやら違うようです。
瀉血療法と聞いて血液クレンジングを思い出した。
どちらにしろ効果はなさそう。
瀉血療法、3つの働き!があると言われています。
瀉血療法の効果はいろいろな形であらわれますが、大きくわけると次のようになります。
- 血液をきれいにする
- 血行を良くする
- 血管をはじめ組織を強化する
これらの効能があると言われていますがこれらを瀉血療法ではどんな効果があるのでしょうか?
アトピーやガンに効くと言われていますが医学的根拠はありません。
勘違いしがちだけど
吸い玉療法と瀉血療法は違うもので吸い玉療法は針で傷つけずに吸い玉を使って真空状態を作って皮膚を吸い上げる。
瀉血療法って言うのは針で傷をつけて悪い血を吸い出す事で健康になる療法。
どちらもカッピングとか言われていややこしい
今回、解説するのは瀉血、針で傷つけるほうです。
血を抜かない吹玉療法の効果は
- 老廃物の排出
- 血行促進
- 疲労回復
こんな効果があると言われていますがこちらも眉唾。
血液をきれいにする?
悪い血を抜くわけだから血液はきれいになるという発想なんだけど
実際に抜かれている血が果たして悪い血、悪血なのかというと疑問。
真空状態にして吸い出しているわけだから血が酸素不足の状態で吸い出されるわけで
血が汚いか汚くないかは分からない。
そもそも有害物質が集まって吸い出されるのかなぞ。
血液にはこれから排出される尿素であったり有害物質が流れていますが。
それが一箇所に集まる事はない。
血液は常に流れているから悪い物が吸い出せたとしてもほんのわずか。
例えるなら川にゴミが溜まる小道を作って汚い水を吸い上げてもそこは綺麗になるけど
全体を見たら汚いみたいな、川は大規模な工事をすればいいかもしれませんけど
人間の体はそんな大規模な工事をするわけにはいかない。
血行が良くなる
血が抜かれたからというよりは皮膚を吸い上げて毛細血管を広げているから血行が良くなるだけ
普段は皮膚にある毛細血管は赤血球なんかは通さないけど血管が吸い上げられる事で広がっているから血行が良くなる。
瀉血で血行が良くなるわけじゃない。
どちらかと言うと皮膚を引っ張る吸い玉のおかげ
血管が強化される
これは瀉血の効果というよりも吸い玉、カッピングの効果。
小さな毛細血管がカッピングによって拡張される。
拡張されると毛細血管はちぎれてしまう物が出てくる。
それを治す時に超回復が起きるので血管が強化される。
毛細血管を修復する時にコレステロールが使われるので血液がサラサラになる。
ここまで書いたけど瀉血よりも吸い玉療法のメリットって感じですね。
皮膚を吸い上げる効果みたいな。
瀉血療法のデメリット
- 針で穴を空ける事で感染症のリスク
- 血を抜くので貧血になる。
針で体を傷つける、それを何度も繰り返すのですからはっきり言って感染症のリスクは大きい。
そして頻繁に血を抜くから貧血になりやすいそうです。
血が薄くなってしまうためですね。
他にも傷跡が残ってしまう可能性だってあります。
好転反応などと言われる症状が出るけど完全に副作用。
副作用には
- だるさ
- 不快感
- 呈色反応(アザができる)
健康に良い症状かは不明
まとめ
瀉血療法についてはあまり医学的根拠がなくてあくまでも民間療法という感じ。
科学的に効果が証明されていないし理屈が理にかなっていないので
やる意味はないと思います。
瀉血療法自体は18世紀ごろのアメリカやヨーロッパで流行っていたらしいのですが
廃れてしまったというのはそういう事だと思います。
現代では、赤血球が増える「真性多血症」や臓器に鉄が沈着する「ヘモクロマトーシス」に対し瀉血を行うことがありますが、普通の病気を瀉血で治すことはありません。
うっ血した血を抜くみたいな治療はありだと思いますがわざわざ血を抜く必要はありません。
吸い玉療法はいいかもしれませんが瀉血はなしという事で
ではでは(^ω^)ノシ
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