Fate/Labyrinthはサーヴァントと一緒に迷宮を攻略するだけの小説と言っていい
しかし、fate作品からいろいろなキャラクターが登場するので目が離せない、先が読めない展開が魅力。
主人公はノーマという普通の女の子(魔術師)
魔術師なのに普通の女の子と言ってしまうのは周囲のサーヴァントが規格外すぎるせいもある。
もう一人の主人公と言えるキャラクターは沙条愛歌
fate/prototypeのボスキャラにして前日譚である蒼銀のフラグメンツの主人公
物語の前半は沙条愛歌がノーマの体に憑依して行動するんだけど
言ってみれば縛りプレイを楽しんでる感じ、fate/prototypeだと全能というかほぼ万能というか単純に最強キャラ
ただ、fate/labyrinthではノーマの体を操っているから大幅にスペックダウンしている。
それでもノーマよりは強いし腹ペコセイバーにゴハンを作ったりする。
無邪気というかお茶目な少女だ。
個人的にはセイバー(アルトリア)との出会いは「まあ、そういう事もあるよね」みたいに軽く流すのは大物すぎる。
fate/prototypeではセイバーは男なのでしかも沙条愛歌はセイバー(アーサー)に恋する乙女(病み)なわけなんだけど
沙条愛歌さんは女子同士だからこれくらいいいよね☆みたいな感じでスキンシップしたりしてらっしゃいます、。
いろんなfate作品からキャラクターが登場するけれど致命的な出会いは避ける方向らしい。
ロードエルメロイ2世とかグレイをセイバーに合わせないというのは作者の配慮だろうか?
ロードエルメロイ2世とかグレイがセイバー(アルトリア)と出会ってしまうと別シリーズに支障が出るというかfate/labyrinthが長編になってしまう。
詳しくはロードエルメロイ2世の事件簿を読んでほしい。
fate/labyrinthの読みどころは何と言っても迷宮探索、迫り来るモンスターや悪辣なトラップ、他のサーヴァントとの思惑が絡んでくる。
そして、迷宮を作った人物は何を狙っているのだろうか?みたいな話です。
地の文が少し回りくどい感じがするかもしれないけど少女マンガのような言い回しは素敵。
話の展開としてはやっぱりサーヴァント戦が1番楽しい、今まで作品では見られないサーヴァント戦がfate/labyrinthでは読める。
fate/labyrinthはtypemoon作品の小ネタを取り入れながらも独自の世界観を構築してる物語
fate/labyrinthを読んだ後は他の作品にも触れて見たくなりますよ。
というか他のfate作品を読んでないとチンプンカンプンです。
ノーマちゃんがサーヴァントを怖がり過ぎなせいでまともな会話が少ないから後半はチームワークとかあんまり気にならなくなります。
イメージとして超有能な部長の後釜が凡人だったみたいな?
Fate作品ではFGOに近い感じ、ぐだおじゃなくて超一流の魔術師がマスターになった場合の話って感じ
Fateシリーズとして見ると異端な作品なのかも
単行本1巻だけなので非常に読みやすいとは思います。
ではでは(^○^)ノシ
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