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じゃがいもとさつまいもの違いとは?全然別物?

じゃがいもとサツマイモですが違いを説明できる人って少ないと思います

ですが調べると全く別物であると分かります

 

 

どっちも美味しいじゃん!で済めばいいのですが子どものなんで?に答えなきゃいけない場合には

苦労しますね、

 

 

 

 

じゃがいもとサツマイモの比較

じゃがいもとさつまいもは、どちらも「いも」と呼ばれますが、植物の分類や特徴が異なります。

それぞれの違いを簡単にまとめると以下のようになります。

1. 植物の分類

  • じゃがいも:ナス科ナス属
  • さつまいも:ヒルガオ科サツマイモ属

2. 原産地

  • じゃがいも:南アメリカ(アンデス地方)
  • さつまいも:中央アメリカ(メキシコ・南アメリカなど)

3. 栄養価

 じゃがいもさつまいも
主成分デンプンデンプン・ショ糖
甘さほぼなし甘みが強い
食物繊維少なめ多め
ビタミンC加熱しても比較的残る少なめ
βカロテンほぼなし多い(特にオレンジ色の品種)

4. 味と食感

  • じゃがいも:ホクホク or ねっとり(品種による)、甘さ控えめ
  • さつまいも:甘みが強く、しっとり or ほくほく(品種による)

5. 料理の用途

  • じゃがいも:カレー、シチュー、ポテトサラダ、フライドポテトなど
  • さつまいも:焼き芋、大学芋、スイートポテト、お菓子系など

6. 保存方法

  • じゃがいも:冷暗所で保存(冷蔵庫NG)
  • さつまいも:常温で風通しの良い場所に保存(寒さに弱い)

7. 栽培環境

  • じゃがいも:冷涼な気候を好む(春・秋植え)
  • さつまいも:暖かい気候を好む(夏植え)

 

じゃがいもの栄養素

じゃがいもには、炭水化物をはじめ、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。主な栄養素を紹介します。

1. 主な栄養素(100gあたり)

栄養素含有量働き
エネルギー約76 kcal主にエネルギー源になる
炭水化物(デンプン)約17 g体のエネルギー源
食物繊維約1.3 g腸内環境を整える、便秘予防
たんぱく質約2 g筋肉や細胞の材料
ビタミンC約28 mg免疫力向上、美肌効果、抗酸化作用
カリウム約410 mg塩分を排出し、高血圧予防
ビタミンB6約0.2 mg神経機能の維持、たんぱく質の代謝促進
マグネシウム約20 mg骨の健康維持、筋肉の働きをサポート

2. じゃがいもの栄養の特徴

① ビタミンCが豊富

  • じゃがいものビタミンCは、加熱しても壊れにくい(デンプンが守るため)。
  • 風邪予防や美肌効果、ストレス軽減に役立つ。

② カリウムが多い

  • 体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、高血圧予防に役立つ。
  • むくみ解消にも効果的。

③ 食物繊維が含まれる

  • 腸内環境を整え、便秘予防に貢献。

④ 低カロリーで腹持ちが良い

  • 白米(168 kcal / 100g)よりカロリーが低く、ダイエット向き
  • デンプンが多く、腹持ちが良い。

3. じゃがいものおすすめの食べ方

  • 皮つきで食べる:皮に近い部分に栄養が多いので、できるだけ皮つき調理が◎
  • 蒸す・ゆでる:油を使わずに調理するとカロリー控えめに。
  • 揚げるとカロリー増加:フライドポテトやポテトチップスは脂質が増えるので注意。

 

芽に毒があるので要注意

調理する時に芽を取り除く事、緑色に皮が変色している部分は大きく切り取って食べない事。

じゃがいもには、ソラニンチャコニンといった天然の毒素(ステロイド系アルカロイド)が含まれています。これらは特に芽や緑色に変色した部分に多く含まれるため、食べる際には注意が必要です。


1. じゃがいもの毒(ソラニン・チャコニン)とは?

⚠ 危険な成分

  • ソラニン:苦味があり、神経系に影響を与える
  • チャコニン:ソラニンと同じく神経毒性がある
  • 両方とも加熱しても分解されない!

毒素が多く含まれる部分

場所理由
芽(発芽部分)毒素の濃度が高いので、必ず取り除く
緑色になった皮日光に当たるとソラニンが増え、緑色に変色
未成熟で小さいじゃがいも成熟していないと毒素が多く含まれることがある

2. 食べるとどうなる?(中毒症状)

⚠ ソラニン・チャコニンを摂取すると、以下の症状が出ることがあります。

軽症(少量摂取)

  • 吐き気、腹痛、下痢
  • 頭痛、めまい

重症(大量摂取)

  • 嘔吐、けいれん、意識障害
  • 最悪の場合、呼吸困難や死亡の可能性も(極めて稀)

成人なら200mg以上(じゃがいも約2kg分)で中毒のリスクが高まるが、子どもは少量でも影響を受けやすい。


3. じゃがいもの毒を防ぐには?

✅ 安全に食べるためのポイント

  1. 芽はしっかり取り除く(芽の根元まで深くえぐる)
  2. 緑色の部分は皮を厚めにむく or 廃棄
  3. 光が当たらないように保存(暗くて涼しい場所に置く)
  4. 未成熟の小さいじゃがいもは避ける(毒素が多い可能性)
  5. 長期間保存しすぎない(発芽しやすくなる)

 

 


サツマイモの栄養素

さつまいもは、炭水化物(デンプン+糖質)を多く含み、食物繊維やビタミン、ミネラルも豊富な栄養価の高い食材です。

特に、食物繊維・ビタミンC・βカロテン・カリウムが豊富なのが特徴です!


1. 主な栄養素(100gあたり)

栄養素含有量働き
エネルギー約132 kcalエネルギー源になる
炭水化物約31 gデンプン+糖質で腹持ちが良い
食物繊維約2.3 g腸内環境を整える、便秘予防
ビタミンC約25 mg免疫力向上、美肌効果、抗酸化作用
ビタミンB6約0.3 mgたんぱく質の代謝、神経の健康維持
βカロテン(オレンジ系品種)約7800 µg皮膚や粘膜を保護、抗酸化作用
カリウム約470 mg塩分排出、高血圧予防、むくみ改善
マグネシウム約25 mg骨や筋肉の健康維持

2. さつまいもの栄養の特徴

① 食物繊維が豊富(便秘予防)

  • じゃがいも(1.3g/100g)よりも多く、腸内環境を整え、便秘解消に◎
  • 特に焼き芋にすると、加熱で「レジスタントスターチ」(難消化性デンプン)が増え、腸内の善玉菌を増やす。

② ビタミンCが豊富(美肌・免疫力アップ)

  • さつまいものビタミンCは、じゃがいもと同じくデンプンに守られているので加熱しても壊れにくい

③ βカロテン(特にオレンジ系品種)

  • 安納芋や紅はるかなどのオレンジ色の品種は、βカロテンが多く、目や肌の健康、抗酸化作用に◎

④ カリウムが豊富(むくみ予防・高血圧予防)

  • ナトリウム(塩分)の排出を助け、むくみを防ぐ。
  • 高血圧予防にも効果的!

⑤ 低GI食品(血糖値の急上昇を抑える)

  • 白米やじゃがいもよりもGI値が低く、食後の血糖値が上がりにくいのでダイエット向き。

3. さつまいものおすすめの食べ方

  • 皮ごと食べる:皮には食物繊維やポリフェノールが豊富!
  • 蒸す・焼くのがベスト:甘みが増し、栄養もキープできる。
  • 冷やすとレジスタントスターチ増加:冷やし焼き芋にすると腸活効果UP!

 

4. じゃがいも vs さつまいも(比較まとめ)

 じゃがいもさつまいも
カロリー76 kcal132 kcal
糖質少なめ多め(甘い)
食物繊維1.3 g2.3 g(多い)
ビタミンC多い(加熱OK)多い(加熱OK)
カリウム410 mg470 mg
βカロテンほぼなしオレンジ色の品種に多い

日本に伝来した時期は?

じゃがいもとさつまいもは、日本に伝わった時期や経路が異なります。


じゃがいもの日本伝来

  • 時期1600年前後(安土桃山時代)
  • 伝来ルート:スペイン人・オランダ人によってインドネシア(ジャカルタ)経由で長崎に伝わる
  • 名前の由来:「ジャカルタ芋(ジャガタライモ)」が略されて「じゃがいも」になった
  • 広がり:江戸時代にはオランダ人が出島で栽培し、北海道や東北などの寒冷地で本格的に普及

スペイン人が16世紀末にじゃがいもを持ち帰っているので17世紀くらいに日本に伝来しています。

 

 


さつまいもの日本伝来

  • 時期1600年代前半(江戸時代)
  • 伝来ルート
    1. 1600年代初頭:中国から琉球(沖縄)へ伝わる
    2. 1705年(江戸時代中期):琉球から薩摩藩(現在の鹿児島県)に広がる
  • 名前の由来:「薩摩(鹿児島)でよく栽培された芋」→「さつまいも」
  • 広がり:江戸時代の飢饉対策として全国に普及し、特に関東地方で広まる

まとめ

 じゃがいもさつまいも
伝来時期1598年(安土桃山時代)1600年代前半(江戸時代)
伝来ルートインドネシア(ジャカルタ)→長崎中国→琉球→薩摩
名前の由来「ジャカルタ芋(ジャガタライモ)」「薩摩で栽培された芋」
普及のきっかけ出島のオランダ人が栽培、寒冷地で広まる飢饉対策として全国に普及

どちらも海外から伝わり、日本の気候に合わせて広がっていきました。
特に、さつまいもは飢饉対策として重要な食料になったことが特徴ですね!

 

 

 

まとめ

  • じゃがいもは料理向き、さつまいもはスイーツ向き。
  • じゃがいもはナスの仲間、さつまいもはヒルガオの仲間。
  • さつまいもは甘く、食物繊維やβカロテンが豊富。

 

じゃがいもは、ビタミンC・カリウム・食物繊維が豊富で、ヘルシーな炭水化物源です。
加熱しても栄養価が損なわれにくく、いろんな料理に使えるので、日常的に取り入れるのにピッタリな食材ですね!

 

さつまいもは甘くて栄養満点!
食物繊維・ビタミンC・カリウム・βカロテンが豊富で、美容や健康に◎
ダイエットや腸活にもおすすめ!

 

用途や栄養価が違うので、料理に応じて使い分けるといいですね!

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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