お風呂に入ると指先がしわしわになる。
しわしわになるのは指先だけというのが面白いですよね
なんで太ももとか胴体はしわしわにならないのに指先はしわくちゃになるのか?
なぜしわしわになるのか?
角質層にはケラチンというタンパク質があり角質層よりも下にある皮膚は水を吸わない
- 角質層が下の層としっかりくっついている部分は膨らまない
- 角質層がしっかりくっついていない部分は膨らむ
こうして凹凸ができるというわけです。
それだけだと指以外でこの現象が起こらないのか分からないですね
これは4つの説があります。
1:角質層が水を吸収するから
それは角質層が水分を吸収するからです。
手や足の指は角質層が多いため水を吸いやすい
だから膨らんで凹凸ができるという説です。
2:指先の皮膚、外側に神経や血管が通っていないから
指先の外側にある皮膚は神経や血管が通っていない
だから水を吸い込みやすいという説
3:自律神経の作用?
実は手を怪我したとか生まれつき手に神経が通っていない人にはこの現象が起こらないそうです。
お風呂やプールなどに入ると自律神経が働いて指先の血管が縮まり
指先に凹凸ができるというもの
4:物を掴みやすくするため
2013年に新しい説が提唱されました。
ズバリ、物を掴みやすくするために手がしわしわになる。
イギリスのニューカッスル大学の研究チームが実験で証明しました。
実験の内容は
- 指先を濡らして手をしわしわにしたAグループと指先を濡らしていないBグループに分ける
- 濡れたガラス玉と魚つり用の重りを親指と人差し指だけで摘んで別の容器にいれる
- AグループとBグループで比較したところAグループの方が早く作業が終わった
つまり濡れた場所で物を掴むのに適した状態になるという事です。
これは3の自律神経とも矛盾しない
神経が通っていない人にはそういった事は起きない事から
水に入った事を感じると自律神経が働いて指先をしわしわにして水辺に対応するというわけです。
指先に溝ができるのはタイヤの溝と同じで水分を排出する効果がある
水を排出して掴みやすくするというわけです。
じゃあなんで手はしわしわのままじゃないのか?
研究主任のトム・スマルダース(Tom Smulders)氏は
「しわしわの指は、濡れた環境下では物をつかみやすくなることが示された」と発表
乾燥した物を掴む時でも特に問題がない事から新たな疑問を感じたそうです
じゃあなんでしわしわのままじゃないのか?
確かにわざわざ変化させるよりもそのままの方がいい
指先がしわしわだからって僕たちは作業に支障が出たと感じる人は少ない
筆者の個人的な考えだけど
皮膚がダルダルになるデメリットがあるんじゃなかろうか?
怪我しやすいとか水分が蒸発しやすいとか
この辺りは今後の研究に期待ですね
まとめ
お風呂に入ると指先がしわしわになるのは
自律神経が働いて水辺で物をつかみやすい状態にするためです。
指の形が排水できるように溝が作られるというわけです。
人間の体って面白いですね
ではでは(^ω^)ノシ
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