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桜の葉についてる赤い粒はなに?実は重要な機能がある?

桜の葉には根本に赤い粒のようなものがついている場合があります

このつぶつぶ、病気か?変な虫でもついているのか?と心配になるかもしれませんが問題はありません。

 

 

何かというと蜜を出す「蜜腺体」と呼ばれる器官で人間が舐めても甘く感じるそうです。

なんのためにそんなものがついているのかといえば

 

 

アリに登ってきてほしいからです。

 

アリがボディガードに?

アリが桜の葉から出ている甘い蜜に気がつくと木を登っていきます。

桜にとってアリはボディガードのような存在です。

 

葉っぱを食べる幼虫、イモムシなんかを食べてくれるからです。

虫に自分が食われないようにするためアリに守ってもらうという共生関係のようです。

 

 

蜜や昆虫、毛虫、昆虫の卵などを退治して巣に運んでくれるというわけです。

 

ソメイヨシノなどおなじみの桜にもこの蜜腺はあるので気になったら見てみると面白いかもしれませんね

 

桜の葉には蜜腺がある

桜の葉には蜜腺(蜜を分泌する腺)が存在することがあります。

この蜜腺は、桜の種類によって異なりますが、主に葉柄(葉の付け根から葉身につながる部分)に見られることが多いです。

 

 

桜の蜜腺について

  • 場所
    多くの場合、桜の葉柄の基部付近や途中に小さな突起物として蜜腺が存在します。
    一部の桜では、葉の裏側や縁にも蜜腺が見られることがあります。
  • 役割
    桜の蜜腺は、**外花蜜腺(がいかみつせん)**と呼ばれるもので、直接的に花の受粉には関係しませんが、以下のような役割を果たすと考えられています:

    1. アリや昆虫の誘引
      分泌される蜜によってアリやその他の昆虫を引き寄せ、葉や芽を食べる害虫を駆除する手助けをしている可能性があります。
    2. 共生関係
      アリなどの昆虫と共生関係を築き、植物を守る役割を担っています。
  • 見た目
    蜜腺は小さな赤色や茶色の粒状、または突起状の構造として観察されることが多いです。

蜜腺の観察方法

桜の葉をよく観察すると、葉柄や葉の基部に小さな粒があるのを確認できることがあります。

触ってみると、蜜が出ている場合は少しべたつきを感じるかもしれません。

 

 

その他の植物と同様の機能

このような蜜腺は桜だけでなく、アカシアやトウダイグサ科の植物などでも見られることがあります。

同様に、アリやその他の益虫を引き寄せて、害虫から守る役割を担っています。

 

 

 

まとめ:虫こぶとは違う

虫こぶというのは植物の葉や枝に寄生した虫やダニの活動によって形成される異常なこぶ状の構造です。

検索すると葉っぱにデカいコブがついていたりして蜜腺とは明らかに違うのが分かります

比べるまでもなく異物である事はすぐに分かる形状をしています。

 

アリを甘い蜜で引き寄せて害虫から守ってもらう

まさにWINWINの関係ですね

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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