基礎

剣道の踏み込みは音が重要ではない?

剣道では踏み込みを重視する事があります。

踏み込みの音が出ないと悩んでいる人もいると思いますが

結論から言うと

 

 

踏み込みの音はあまり関係ない!

大切なのは踏み込みの速さです。

 

 

中国武術の震脚というものがありますが震脚も地面を踏む強さが重要だと思われていますが

実際は鋭い動きをした結果、脚が地面に強く触れてしまうというだけ

剣道でも同じ理屈で速い動き、鋭い踏み込みをした結果、音が出ている。

 

 

踏み込む時の注意点

踏み込み時にしっかりと形を作らないと強い打ち込みが出来ない

 

まず脚は膝の真下に置く膝を曲げて足首の上に膝がある状態を作りましょう。

 

これが出来ないと怪我の原因になります。

また踵から踏み込むのもNGです。

 

 

ウォーキングなんかで踵から踏み込んでつま先で地面を蹴るなんて習うかもしれませんが

強く踏み込む場合、踵から踏み込むと痛いです。

踵から踏み込むのは衝撃が膝や腰まで響いてとても危険

そして踏み込む脚を意識しない事です。

 

 

強く速い打ち込みをすると自然と音が出るため音を出そうとするのは良くない。

 

 

鋭い踏み込みをするコツ

鋭い踏み込みをするコツは腰から打つ事です。

腰から打つというのは体幹をまっすぐに保ち

体幹を素早く重心移動させる事です。

 

 

 

足の動きは基本的にすり足で基本稽古の足さばきと変わりません

速く鋭く動くから違うように見えますが同じです。

重心移動の結果、足が高く上がっているだけと考えてください

 

 

 

重心移動が速くなるという事はそれだけ速く脚を動かす必要があります。

そして竹刀を振り下ろす勢いも相まって鋭い踏み込みになります。

日常生活の中でも腰から打つ感覚を鍛える事ができます。

 

 

 

体幹から動く歩き方をマスターしよう

普段から体幹を先に動かして歩くというのを意識しましょう。

体幹を先に速く動かすと速く歩けるけれど疲れにくいです。

 

 

速歩きをして急に立ち止まると自然と音が出るような踏み込みになります。

 

 

 

内転筋を鍛えるべし

内転筋は脚を閉じるための筋肉と思われがちですが

体幹を支えるという重要な使命を帯びた筋肉でもあります。

 

 

 

膝立ちの状態で体を前に倒して転ばないように耐えると内転筋が働いている事が分かります

つまり内転筋が弱いと腰から打つ事ができないため脚を踏み鳴らす事を意識してしまうというわけです。

 

 

 

早素振り(跳躍素振り)を稽古する

早素振りは速い素振りをする事で重心移動などの稽古にもなる方法です。

腰の位置をなるべく変えずに前後に足さばきをしながら素振りをする稽古

重心移動が出来ていれば早素振りの勢いで打ち込めば踏み込みが鋭くなる、

 

 

まとめ

踏み込みの音を意識するのではなく踏み込みの速さを意識しましょう。

音が出るのは鋭い打ち込みの副産物に過ぎません。

足さばきの稽古や早素振りなどをしっかり稽古し鋭い打ち込みを覚えましょう

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

 

 

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