Yシャツの袖をまくると、見た目がぐっとカジュアルになり動きやすくなります。
しかし、やり方次第ではシワが目立ったり、だらしなく見えてしまうことも。
この記事では「作業時に便利なまくり方」と「シワがつきにくくおしゃれに見せるまくり方」をわかりやすくまとめます。実践的な手順とコツつきなので、今日からすぐ試せます。
1. 袖まくりで意識する3つのポイント
- 可動域を確保する — 腕の動きを妨げない丈にする(肘より少し下〜肘あたりが目安)。
- ずり落ちにくさ — 作業中に落ちにくい方法を選ぶ。内側に折り込むか、ゆるめに固定するのが有効。
- 見た目のバランス — 折り幅を揃え、左右のバランスを整える。シワを伸ばして仕上げることでキレイに見える。
これらを満たすまくり方を選ぶと、実用性と見た目の両方が叶います。
2. 作業向け:安定して動きやすいまくり方
力仕事や手を使う作業をする時は、袖が腕に引っかからず、まくった部分が落ちにくいことが重要です。
おすすめは 内側まくり(インナーロール) と ゆるめのロールアップ。
内側まくり(インナーロール) — 落ちにくく実用的
特徴:折り込む方向を内側にするので、表側から折り目が見えにくく安定する。作業中のズレが少ない。
やり方:
- カフスのボタンを外す。
- カフス幅分を袖の内側へ折り込む(裏返すイメージ)。
- 必要に応じてもう1回、同じ幅で折る。
- 折り目を軽く引き締め、余分な布を引き出して均す。
ポイント:折り込みすぎると厚みが増すため、2回程度に留めるとバランスが良い。
ゆるめのロールアップ — 動きやすさ重視
特徴:1〜2回のゆるいロールで厚みを抑えつつ安定。血行を圧迫しない程度に余裕を持たせる。
やり方(簡潔):カフスを裏返して1回折り、さらに同じ幅で1回。手で形を整えてゆるやかに仕上げる。
3. シワがつきにくくておしゃれなまくり方
きれいめのYシャツでシワを最小限にしつつおしゃれに見せたいときは、マスターロール(Master Roll) が特におすすめです。
見た目がすっきりして品があり、カジュアルすぎない仕上がりになります。
マスターロール(ミラノロール) — きれいめで上品
特徴:カフスを一部見せつつ内側に巻き込むので、表に出る折り目が少なくキレイに見える。
やり方:
- カフスのボタンを外す。
- カフスを内側に返す(裏返す)。
- 袖を手首から肘へ向かって内側に引き上げ、カフス部分を巻き込むように折りたたむ。
- 最後に下側の端を1回折り返して仕上げる。
- 両腕の高さを合わせ、手でシワを伸ばして整える。
コツ:折り返し幅はカフス幅と同程度か、やや細めに。肘より上までまくらないこと。
スリムロール — よりシャープに見せたい時に
特徴:折り幅を細めに揃えることで、腕周りがスッキリ見える。
やり方はマスターロールに似るが、折る幅を狭くして何回か重ねる。仕上げに手で均すことを忘れずに。
4. 素材別の使い分け
- 薄手のドレスシャツ(ツイルや高密度コットン):折り目が出やすいので、マスターロールやスリムロールで薄く作るときれい。
- オックスフォードや厚手の生地:多少折り回数を増やしてもボリュームが出にくい。だが厚くなり過ぎないよう注意。
- ストレッチ混素材:フィット感があるため、ゆとりを残しつつ1〜2回のロールがおすすめ。
5. 仕上げの小ワザ(見た目格上げテク)
- アイロンをかけておく:始めからシワがない状態にしておくとロールの美しさが変わる。
- 左右の高さを合わせる:カジュアルでも左右が揃っていると整って見える。
- ロール後に軽く引き出す:まくった部分をほんの少し引き出して立体感を出すと自然。
- きつく巻き過ぎない:見た目も機能面も悪くなる。余裕を持たせる。
6. よくあるNG例
- 肘より上まで思い切ってまくりすぎる:生地に負荷がかかりシワも目立つ。見た目も崩れやすい。
- 折り幅が不揃い:だらしなく見える最大要因。
- きつく巻きすぎて血行を圧迫する:長時間は避ける。
まとめ
Yシャツの袖まくりは「場面」と「素材」を考えてやり方を選べば、作業のしやすさとおしゃれさを両立できます。
力仕事ではインナーロールやゆるめのロールアップで安定性を優先し、きれいめに見せたいときはマスターロールやスリムロールで整えるのが王道です。
まずは一度、鏡の前でマスターロールを試してみてください。左右の高さをそろえるだけで印象がかなり変わりますよ。
ではでは(^ω^)ノシ
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