尻子玉と言えば日本の妖怪、カッパが人間から引っこ抜くと言われるものです。
ですが尻子玉にあたる臓器は人間にはありません。
尻子玉が抜かれると死んでしまったり、呆けてしまうと言われています。
昔話だから架空の臓器が創作されるのも無理ないのかもしれませんがこれには理由があります。
尻子玉とは
肛門についているという架空の臓器
昔の人は肛門にはうんこを抑える蓋のようなものがついていると考えたそうです。
現代では肛門括約筋がうんこを抑えてくれている事が分かっていますが当時はそうじゃなかった
肛門の蓋になっている玉が取られたから力が入らなくなるとか死んでしまうと考えられていた
尻子玉が人間の精気であったり魂だったと考えられているという説もある。
とにかく河童が人間から抜いてしまうものと考えて間違いないです。
カッパの特徴
カッパは頭に皿をつけて甲羅を背負い、手足には水かきがついている
きゅうりが好きだったり、子供の姿が多かったり人間や牛、馬などを襲う
相撲が好きだったりする。
カッパの正体は
一説には
- 子供の水死体がカッパ(間引きされた子供説)
- サンショウウオ説
- 宇宙人説
- 水辺で遊んでいる猿説
諸説があるが河童(カッパ)という存在が現在のような姿で認知されるようになったのは江戸時代くらいからだそうです。
その前はカワウソのような姿をしていたと言われていたりします
15世紀から。 「下学集」に「カワウソが老いて河童になる」とある。
現在の河童はゆるキャラとして登場したりするから怖いイメージがあまりないが
人間や馬、牛を襲う水辺の妖怪となるとかなり怖いですね。
尻子玉が抜かれるというのはどこからきているのかというと?
尻子玉が抜かれていると思われた理由
水死体が見つかった時に体は水を吸ってブヨブヨになります。
肛門括約筋も緩んで開いている状態に
それが尻に手を突っ込まれて何かを抜かれたように見えた
だから、カッパが尻子玉を抜いたんだという話になったそうです。
見慣れない状態をカッパと尻子玉という話で納得したというのが尻子玉の正体という事です。
まとめ
河童が尻子玉を抜くというのは水死体
つまり、水に溺れて死んだり死んだ後に水に沈めたりすると
肛門括約筋が緩んで手を突っ込まれてなにかを抜かれたように見えたという事らしい
しかし、昔の人の想像力というのはすごいものですね
ではでは(^ω^)ノシ
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