「一輪車っていつからあるの?」
子どもの遊びや体育のイメージが強いこの乗り物だが、実はそのルーツはかなり古く、意外な場所から生まれている。
一輪車は19世紀後半に誕生した
現在のようなペダル付きの一輪車は、19世紀後半に登場したとされています。
きっかけになったのは「ペニー・ファージング」と呼ばれる古い自転車です。
前輪が極端に大きく、後輪が小さいこの自転車は、バランスが取りにくく転倒もしやすい乗り物でした。
そこで生まれたのが、「後輪をなくしてしまう」という発想です。
一見すると退化のようにも見えますが、この極端な構造が「一輪車」という新しいジャンルを生み出したと考えられています。
昔の映像でよくあるめちゃくちゃ乗りにくそうな自転車から発展したのは面白い
そこから後輪を無くしてしまうというのはやはり無茶があった。
最初は移動手段ではなく曲芸用だった
ここで意外なのが用途です。
一輪車は最初から移動のための乗り物ではありませんでした。
サーカスで使われていた理由
19世紀末から20世紀初頭にかけて、一輪車はサーカスでの曲芸として広まります。
不安定でバランスが取りにくいという特徴が、逆に「見せる技」として適していたためです。
つまり一輪車は、「便利だから普及した」のではなく、
「難しいからこそ価値があった」乗り物だったわけです。
これはある意味で納得かもしれません。
一輪車が乗れる人というのは思った以上に少ない
実はもっと古い「一輪車」も存在していた
一輪車と聞くと乗るタイプを思い浮かべるが、実はもう一つの系統があります。
荷物を運ぶ一輪車(ネコ車)
中国から伝わった運搬用の一輪車は、日本では鎌倉時代には使われていたとされています。
いわゆる工事現場などで使われる「ネコ車」です。
こちらは実用性重視の道具であり、
曲芸用の一輪車とはまったく別の進化をたどっています。
同じ「一輪」でも、
・運ぶための道具
・乗るための乗り物
という2つの系統があるのは、意外と知られていません。
一輪車を調べる際にネコ車という物を運ぶ道具もあるのでややこしいからここで整理して紹介しておきます。
日本で広まったのはかなり最近
では、なぜ日本では当たり前のように一輪車があるのでしょうか。
実は日本に紹介されたのは1910年ごろとされています。
この時点では、やはりサーカスの芸としての扱いでした。
大きく変わるのは戦後です。
1960年代に教育現場で注目され、
1970年代には普及団体が設立されます。
その後、小学校の体育教材として導入され、一気に広がりました。
バランス感覚を養えることや、成功体験を得やすい点が評価されたと考えられています。
「遊び道具」というイメージは後からできた
一輪車はもともと
・自転車の派生として生まれ
・サーカスで発展し
・教育によって広まった
という流れをたどっています。
最初から子どもの遊びとして存在していたわけではありません。
むしろ「難しい乗り物」をどう活かすかの中で、今の形に落ち着いたと言えそうです。
1910年(明治43年)
アメリカの曲芸師によって日本に紹介
最初は完全にサーカス用
つまり日本に一輪車が紹介されたのは明治時代で時期的に自転車と同じくらいという感じ
当時の扱い(ここ重要)
👉 「普通の人は乗れない特別な芸」
曲芸レベルの技術が必要
一般人がやるものじゃなかった
③ スポーツ化のきっかけ
👉 1966年(昭和41年)
国立競技場の関係者が「これ良くね?」と注目
体育として導入(城西大学)
④ 一気に広まった理由
👉 1978年:日本一輪車クラブ設立
指導・大会・教材を整備
後に協会として全国に普及
今では小学校の90%以上に普及している。
まとめ
一輪車は自転車から発展した乗り物
しかし、乗るための難易度が高くサーカスで使われるようになった。
日本では明治時代にアメリカのサーカスで一輪車が使われたのが始まり
何気なく校庭に置かれている一輪車も、その背景を知ると見え方が変わってくる。
ではでは(^ω^)ノシ
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