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心技体の意味について分かりやすく考察してみた

心技体とよく言われるけれど心技体とはどう言う意味なのでしょうか?

武道の心得としては心と技と体が一致した時に初めて良い技が繰り出せるという事。

 

 

 

心技体の一致とはどういう事なのか?技と体とは?

どうも高校まで剣道部だった@kesuikemayakuです。

心技体とはなんぞや?実生活にも当てはまる?

 

 

 

一般的に心技体の解釈

諸説ありますが、語源を調べてみると、
一番有力なのは明治44年に出版された古木源之助著 『 柔術独習書 』 の中の一節です。

「第二章 柔術の目的」で「柔術は如何なるものや」についてこう述べておられます。

 

 

  • 第一、身体の発育
  • 第二、勝負術の鍛錬(即ち護身の用)
  • 第三、精神の修養

つまり

  • 心・・・精神力の修養
  • 技・・・勝負術の鍛錬
  • 体・・・身体の発育

これが心技体の語源だと言われています。

 

 

ここで心技体の意味が間違って解釈されていないか?

こう思った訳です。

 

 

例えば

「技や体力で負けていても心で負けるな!」

とか

「体力や精神力は充分、後は技を覚える事が大切、心技体のバランスが大事」

みたいな解釈について

 

 

 

曖昧で言ってる方も分かっていないんじゃないかと思った次第です。

 

 

 

重要なのは心!

 

@kesuikemayakuは心が重要だと言われるのは何故かという事を分析したので

掘り下げて行きたいと思います。

何故、心技体なのか?別に体心技でもいいんじゃない?

と思うかもしれません。

 

 

しかし、それは違います。

心を精神力と解釈するから矛盾がある。
もっと具体的に言えば脳からの信号と解釈すべき。

 

 

 

人間の脳は機械のように安定して同じ動作をするのは苦手です。

寒いとか暑い、怖いなどいろいろな環境の変化を敏感に感じ取り体に対応させていく。

 

 

 

緊張や興奮状態になるといつも通り、練習どおりの命令を脳は送れなくなる。

精神力を鍛えるというのはどんな状態でも的確に脳が命令を送る事ができる状態になるようにするという事だと思います。

 

 

 

機械で言うなら心技体の心というのはプログラムコードの事で

技というのはプログラムの通りに機械が動く事で

体は機械の丈夫さや部品の性能と考えてください。

 

 

 

「技や体力で負けていても心で負けるな!」という発言は

技や体力で負けていても脳は負けるなという感じになります。

つまり萎縮したり怯えたりして技や体を鈍らせるなという事です。

 

精神力と高潔さ、高い道徳観は関係ない

良く精神力を鍛えているのに何故あんな事をなんて意見もありますが精神力というのは脳が正確に命令を出せる能力だと考えると

武道を嗜む人間の全てが高い道徳観や高潔さを持っているわけではないという事に説明がつきます。

 

 

 

相撲で白鵬が横綱としての品格がないとか勝負に意地汚いとかTwitterで言われますが

横綱になれる程の心技体を持っている事は確かです。

しかし、それが品行方正に繋がるかと言えばそうではない。

 

 

 

高潔さは教育によって培われるものだからです。

日本人の横綱に品格があったのは高い道徳観を元に心技体を使っているに過ぎない。

 

 

 

@kesuikemayakuの心技体解釈

心技体とは

  • 心・・・脳からの命令
  • 技・・・脳からの命令を正確に精密に行う事。
  • 体・・・スピードやパワー、持続力を動きに上乗せする。

という解釈です。

 

 

良く、体は熱く、心は冷静にと言われたりするのはこういう事だと思います。

この解釈であれば心技体が一致しないと良い技が出ないという理屈が成り立つし

武道、スポーツ以外でも通用する概念だと思います。

 

 

例えば、体育会系の人間は職場で優遇されるのは、緊張する場面でも大失敗しない人が多い。

緊張したり興奮してもミスしないというのが強み

後は、礼儀が身についてるとか協調性があるというのはおまけみたいなもので体育会系が優遇されるのは心技体の心が鍛えられてるからではないでしょうか?

 

心技体は相互関係

心技体が一致する事が大切と言われているのは

  • 脳からの命令
  • 技の正確さ(動きの正確さ)
  • それを支える筋力、柔軟性

これらがうまい具合に噛み合って始まって攻撃が成立する、技が成立するという理屈ですね

どれか一つを重点的に鍛える事は不可能です。

 

気合いについて

 

心技体が一致すると良い技、良い動きができる。

武道にはこの心技体を崩す技術もあります。

それが、気合いです。

 

 

気合いという字に注目すると【気】という字と【合い】という字があります。

気合いとは何かというと気持ちを合わせる。

 

 

剣道を小学生の頃からやってる人なら身に覚えがあるかもしれませんが

先生が気合いの入った大きな声を出し

 

 

自分も大きな声を出した、そうするともう打ち込みたくて仕方ないみたいな感じになった事はありませんか?

あれは先生の出した攻撃するぞ!という意思表示に対して

 

 

 

自分も攻撃するぞ!と大きな声を出してしまうそうなると心、脳は攻撃を選択してしまう。

これは心技体が揃っていない攻撃であり誘導されたものなのであっさり防御されたり返し技をくらうという訳です。

 

つまり、気合とは相手の脳を刺激する攻撃なのです。

 

まとめ

心技体の概念って深掘りすれば奥が深い。

精神力というのは結構、曖昧な表現で分かりにくいので今回は脳からの命令と表現してみました。

 

 

心技体というのは脳からの命令、技、体が一致して始めて良い技が打てる。

スポーツで良いパフォーマンスができるという事だと解釈しましょう。

ではでは( ^ω^ )ノシ

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