ディベートをしている時に負けそう、論破されてしまうと思った方が論点のすり替えを行う事があります。
論点がすり替えられるとせっかくのディベートが上手くいかない、ジャッジも難しくなる。
ディベートは議論している二人と審判の1人で行う。
二人で反対と賛成に分かれて審判に納得してもらった方が勝者になる。
つまり、第三者を納得させればOKなゲーム。
論点のすり替えは審判が正しい判断を下せなくなる原因にもなるから絶対に撃退したいところ。
論点のすり替えとは?
ディベートでは決められたテーマがありテーマから話が逸れてしまうのはNG
どんなに素晴らしい議論をしてもテーマにそぐわなければ意味がない。
話の論点をすり替える行為ですが具体例を言うと
中途採用のJさん昇給させるべき?
- A「中途採用で入ったJさん、仕事できるから出世させ昇給させるべき」
- B「Jさんは仕事ができるがプライベートではだらしない人らしい、そんな人に責任の重い仕事を任せられるのか?」
Aさんの仕事ができるJさんに対してBさんはプライベートではだらしないと論点をずらしています。
仕事をバリバリこなすJさん、職場での評価が全てです。
プライベートは全く関係ない。
プライベートが不規則な生活をしていようが遊びが派手とか家庭内不和が起きているとか
仕事に影響がなければ一切、関係ない。
実績とは関係ないところでJさんを評価しようとしたBさん。
これが論点のすり替えです。
もう一つ例をあげると
新商品は売れるか?
- A「新商品「XX」新技術の実用化に成功、画期的なシステムであり売れる事間違いなし」
- B「新商品「XX」は安全性を全く考慮しておらず、もっと議論してから販売に踏み切るべきです。」
ここで新商品の安全性についてばちばち議論するのは新商品が売れるかという議論とは関係ない
売れるか売れないか?お客さんに受けるか受けないかを議論する場で安全性について語るのは論点がズレてしまう。
この場合の議論はどんな人に売れるかどうやってPRするかという建設的な意見交換が必要なのだが
売る話ではなく安全性、疑問視するような部分に論点をズラしている。
安全性の話に付き合うと新商品をいかにして売るかという話ができなくなる。
こんな風に論点のすり替えがおきてしまうとディベートで決めたテーマから外れてしまう。
最悪なのは論点のすり替えが2度3度、おこなわれてしまいテーマと全く関係なくなってしまう事です。
きちんと指摘すべし
論点のすり替えがおこなわれたら
すぐさま対応をしましょう。
例えば
「Jさんのプライベートは仕事に関係ない」
もしくは
「新商品が売れるか売れないかの議論なので安全性の話はまた今度」
きちんと指摘してやる事で議論をきちんと行う事ができます。
ディベート、議論で論点をずらそうとするのは自分の意見を論破されないためなので
ズラされた論点を元に戻す事がディベートで勝利を掴むコツ
スルーする
ディベートの目的は第三者であるジャッジを納得させる事
なのでテーマに沿わない反論はスルーしてしまっても構わないと思う。
反論する、指摘する事で話の論点がズレてしまうら可能性があるからです。
論点がズレるくらいならスルーしてジャッジにアピールした方がいい
反論はせずに更に自分の意見をジャッジに伝えていく。
そうすると相手も話を戻さざるおえない。
というのも論点をすり替えには相手が話しにのってこなきゃ成立しない。
例えば新商品が売れるか売れないかという論点に対して新商品の安全性について論点をすり替えようとしている時。
反論せずに顧客になりそうなターゲットについて解説すると相手も話にのらなきゃいけなくなる。
というのもディベートしているなら議論するテーマは決まっているわけで新商品が売れるか売れないかを話しているのに安全性の話を続けても違和感しかない。
なのでこの場合、「安全性は大事ですよね~、新商品のターゲットは若者、特に男性をターゲットと考えて」
みたいに軽くスルーすれば上手くいくと思います。
まとめ
論点のすり替えというのは議論をしていればある事。
なので、すぐに論点を元に戻してやる事が大事。
ジャッジに訴えるのもありだしスルーしてもよし
そこはあなたの腕次第ですね~
ではでは(^ω^)ノシ
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