蛇女房は日本昔話とかで語られる昔話
日本各地で語られているが大雑把あらすじを紹介しよう
蛇の異類女房(動物嫁)譚であり
あらすじ
むかし、むかし
山で男と女が出会った女は見るからに訳ありのようだ
男と女を家に連れ帰りやがて仲が深まり夫婦となった
二人の間に子どもが出来たのだが女は家の外に小屋を作ってもらいお産が済むまで中を見ないでほしいと言われた
そしてお産が始まり、しばらくすると赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた
赤ちゃんの泣き声を聞いて男は嬉しくなり小屋の中に入ってしまった
中で男が見たのは赤ん坊を抱えた白い大蛇であった
女の姿に戻った大蛇は男にもう一緒には暮らせないと言いう
女は自分の目玉を取り出しこれを子どもにしゃぶらせて育ててほしいと言って去っていった
男は子どもに目玉をしゃぶらせて育てたがやがて目玉は小さくなりなくなってしまう
男は泣く子どものために女を探しに山へ入る
山の奥深くにある湖で大蛇を見つけ目玉がなくなった事を告げると大蛇はもう片方の目玉を差し出すのだった
大蛇は目が見えなくなるから、朝晩に鐘を鳴らしてくれと男に頼む
男は約束通り朝晩に鐘を鳴らした
子どもはすくすくと育ちやがて山奥の湖まで行けるようになっていた
湖に向かって「おっかー」と呼んでみたが、大蛇が姿を見せる事は一度もなかった
おしまい
蛇女房には複数のパターンがある
山で正体不明な女と出会うパターンもあれば子どもたちにいじめられていた蛇を若者が助けるパターンもある
三井寺に百度参りしている女性に惚れた男が女性のお百度参りが終わった後に結婚したなどいろいろなパターンがある
目玉に関しても目玉が小さくなって無くなってしまうパターンの他に噂を聞いたお殿様が目玉を奪ってしまうパターンがある
昔話としては珍しいのですが三井寺という具体的な名称が出てくるのが特徴ですね
まとめ
FGOで登場したのでどういう話か調べてみたのですが非常にシンプルな話でしたね
話のキモになるのは男が蛇女房との約束を破ったせいで離れ離れになるというところ
人間と人外の恋愛だとこういう展開はよくあるよな
鶴の恩返しとかもこういう系統の話だし、思った以上にこういう話は多いのかもしれませんね
ではでは(^ω^)ノシ
この記事もおすすめ
姫路城の天守閣に住んでいる刑部姫って?FGOで登場したから調べてみた。