ロシアの軍隊格闘技と言われるシステマですが
呼吸法を重視しているようでバーストブリージングという呼吸法を練習します。
打撃による痛みの軽減や痛みからの回復が早くなると言われています。
ネットで調べてみたものの、詳しい仕組みは分からず。
自分の体で実験した事を解説します。
バーストブリージングのやり方
単純に
「鼻から息を吸って口から息を吐き出す」
口から息を吸って鼻から吐き出すのではダメなのか?
試して見たけど単純な話で鼻から息を強く吐き出す事は難しい、口でやった方が強く息を吐ける。
逆も同じで口から強く息を吸うより鼻から息を吸う方が多くの酸素を取り込める。
息を口から吐き出す時は強く短く、口を窄めて圧をかけながら強く短く吐く事が大事なポイント。
打撃(ストライク)を受けた時に息を吐き出す事で痛みを軽減させる。
また、打撃を受けた後に息を細かく強く吐き出す事で痛みを分散させて早く復活させる事ができるそうです。
コツとしてなるべく脱力状態でなければいけない。
練習方法としては
- 腕立て伏せなどで呼吸が乱れたら息を細かく強く吐く練習をする。
- 呼吸を止めて我慢できなくなった時にバーストブリージングをする。
息を強く吐くって簡単そうだけど意外と難しいものです。
強く息を吐き出す行為に意味がある
強く息を吐く事がポイント。
強く息を吐く事で筋肉が緊張する。
花粉症とかで連続でくしゃみしたら体が硬直してしまったなんて事は肺活量のある人ならあるあるだと思います。
息を吐く事で筋肉が締まる。
分かりやすいのが腹筋ですね。
強く息を吐くと腹筋が大きく動く。
これは腹筋に力を込めたのと同じ効果があります。
ただ、脳の指令で腹筋を硬くしているのではなく息を吐くために腹筋を動かしているから外部要因で筋肉が緩んだりしない。
やってみると分かるが脳からの指令で腹筋を締めると外的要因ですぐに緩んでしまう。
腹筋を拳骨で叩いた場合はしっかり拳を受け止めるが手のひらで優しくお腹を撫でた後に手のひらで腹筋を押すと意外と押し込めてしまえる。
優しく触ると筋肉の緊張が緩んでしまう。
試してみれば個人差はあるだろうけど同じ事が起こるはずです。
しかし、バーストブリージングはこの反射を無効化できる。
強く殴っても優しく触って押し込んでも息を吐くために筋肉が動くため出力が変わらない
何故、脱力が必要なのか?
これも自分の体で試してみました。
まず、腹筋に力を入れたままバーストブリージングをしたのですが、これは何というか効果がない事はすぐに分かります。
しかし、筋肉が上手く動いてくれない感じでした、
腹筋に力が入ってるせいで本来、動くはずの筋肉が動かなくなるため効果は半減しています。
一瞬の緊張と弛緩がバーストブリージングの本質なのですが力が入ってると筋肉がリラックスできなくなる。
なので普通に腹筋を締めたのと同じ感じになりました。
ペースは早すぎても遅すぎてもダメ
吐く息を強く細かくと書きましたが呼吸のペースは人それぞれ
早すぎても遅すぎてもダメです。
こればっかりは個人差があるため他人がどうこう言えるものでもないですね。
人によって
「フーフーフー」
がいいのか
「フっフッフッ」
それとも
「ピュ!ピュ!ピュ」
と息を吐くのかは人それぞれだし状況にもよる。
まとめ
システマの呼吸法、バーストブリージングをする事で呼吸によって筋肉を緊張させる事ができる。
なのでストライク(打撃)を受けた時に強く息を吐く事で瞬間的に腹筋を固め緩める事ができる。
呼吸のために筋肉を動かすため、脳の指令で筋肉を締めた時と違って優しく触られても緩まない。
呼吸によって筋肉を緊張させる方法。
全身を瞬間的に締めたり緩めたりするから痛みを誤魔化せると言った感じですね。
ではでは(^ω^)ノシ
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