全く事実無根な話としてヒゲを伸ばすと歯が脆くなってしまうというものがありました。
ヒゲのお手入れについて調べていたらそういう主張をする人がいたので実際のところどうなのよ?
という考察をしていきたいと思います。
このレベルになるとある種の清々しさすら感じてしまいますね。
ちょっと勉強すれば一瞬で嘘だと分かる。
エセ科学にしてもこれはひどいレベルです。
ヒゲを伸ばすと歯が脆くなる根拠
ヒゲを伸ばす事で歯を作る栄養がヒゲに取られてしまい歯が脆くなるというのです。
つまり、ヒゲを伸ばす栄養と歯に必要な栄養が同じであるからヒゲを伸ばすべきではないとの事。
必要な栄養が足りなくなれば歯がもろくなってもおかしくはありません。
ヒゲと歯に因果関係があればヒゲを伸ばす事で悪影響を及ぼす事はあると思います。
ただ、この理屈がおかしいのは人体に生える毛は大体が同じものです。
なのでロングヘアーの女の子や毛深い男は骨粗鬆症になりやすくないとおかしい。
体毛に栄養が取られてしまい骨が脆くなるというのは効いた事がない。
毛深い人は人一倍栄養を摂取しないと骨がもろくなるという話は聞いた事がない
ヒゲが必要とする栄養
人間の体毛はタンパク質で作られていて。
一定の周期で生えて抜けていきます。
体毛の9割はタンパク質で出来ています。
しっかりタンパク質を食べないと抜け毛が増えたりするらそうです。
タンパク質はお肉や豆などから摂取する事ができる栄養です。
タンパク質は皮膚や筋肉、体毛を作るのに必要な栄養。
体を動かすエネルギーになる糖分とは違い、体のパーツをメンテナンスするために必要な栄養がタンパク質です。
歯の栄養はカルシウム
歯、骨を作るのはカルシウムです。
カルシウムは魚やチーズ、牛乳などから取れる栄養。
カルシウム不足は骨粗鬆症の原因になるので気をつけましょう。
骨や歯はカルシウムを摂取してきちと毎日きちんと歯磨きをする事で保たれます。
ヒゲを作るため必要なタンパク質とは全くの別物。
ヒゲを作る栄養と歯を作る栄養は全くの別物。
鉄筋とコンクリートくらい違う。
なのでヒゲを伸ばしても歯がもろくなったりしない。
ヒゲを抜いたとしても歯に影響はでない
必要な栄養が全く違うのだから。
そもそもヒゲを伸ばそうが関係ない
ヒゲを伸ばすと歯が脆くなるという話には致命的な欠陥があります。
男性のヒゲは常に伸びようとしています。
毎日、少しづつ髪の毛と同じように伸びています。
ヒゲを剃っていようが伸ばそうが伸びるヒゲの長さは変わらない。
つまり、ヒゲを伸ばしたからといって余計な栄養が必要になるわけじゃない。
論理破綻というかそもそも論が間違っている。
まとめ
ヒゲを伸ばすと歯が脆くなるというのは嘘
ヒゲは毎日、少しづつ伸びているものだし、剃っても伸ばしてもヒゲが伸びた量は変わらない。
そもそも歯とヒゲは必要とする栄養が違います。
- ヒゲはタンパク質
- 歯はカルシウム
全く違う栄養素です。
いつ頃からそんなデマが話されていたか分かりませんがヒゲのお手入れについて調べていたら
さらっとヒゲを伸ばすと歯が脆くなると主張している人がいてビビりました(ヤフー知恵袋調べ)
そんな事はあり得ないんですよけどね、ヒゲと歯が影響されるなら髪の毛と頭蓋骨も影響を受けるわけだし
体毛と骨にも影響が出てしまいます。
毛深い人は骨がもろくなるみたいなデータがあるならまだしも、そんなものはありません。
迷信って怖いですね~知っていればバカだろ!と一蹴できることなのですが
基礎知識がないとおかしさに気づけない。
勉強って大事ですね。
学校で習った知識が身を護る事があるという良い事例。
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