
学校のチャイムといえば、「キーンコーンカーンコーン」というおなじみの音を思い浮かべる人が多いでしょう。
ところが、この音に正式な曲名があると聞くと、「えっ、あれってただのチャイムじゃないの?」と驚く人も少なくありません。
実は、多くの学校で使われているチャイムは単なる電子音ではなく、歴史あるメロディをもとに作られています。
そして、その名前は「ウェストミンスターの鐘」です。
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毎日のように聞いていた音の正体を知ると、学校のチャイムが少し違って聞こえてくるかもしれません。
学校のチャイムには正式な曲名がある
結論から言うと、多くの学校で流れている「キーンコーンカーンコーン」というチャイムには、「ウェストミンスターの鐘(Westminster Quarters)」という名前があります。
学校のチャイムは電子機器から流れているため、単なる機械音だと思われがちです。
しかし実際には、長い歴史を持つ時報メロディが元になっています。
そのため、「学校のチャイムに曲名がある」と知らずに大人になった人も少なくありません。
実際に「学校のチャイム 曲名」や「キーンコーンカーンコーン 曲名」といった検索は定期的に行われており、多くの人が後になってその正体を知るようです。
というか気にもせずに大人になった人は多い
ちなみに音階、学校でよく聞く部分は、
ド ミ レ ソ
ド レ ミ ド
ミ ド レ ソ
ソ レ ミ ド
という4フレーズで構成されています。これは15分ごとに鳴る時計の時報として設計されたメロディです。
「キーンコーンカーンコーン」の元ネタはイギリスだった
ウェストミンスターの鐘は、もともとイギリスで生まれた時報用のメロディです。
名前の由来はロンドンにある有名な時計塔の鐘ですが、その起源はさらに古く、18世紀末ごろのイギリス・ケンブリッジの教会にある時計だとされています。
このメロディは一定の時間ごとに鐘を鳴らし、人々に時刻を知らせるために使われていました。
そして後に、ロンドンの象徴として知られるビッグ・ベンでも採用されたことで世界的に有名になったのです。
私たちが学校で聞いていたチャイムは、実はイギリスの歴史ある時報メロディと深いつながりを持っていました。
ウェストミンスターの鐘(Westminster Quarters)歌詞がある?
ちなみに曲名とついているのだから歌詞があったりします
正式な歌詞ではありませんが
「ウェストミンスターの鐘」は本来、時計や鐘で演奏されるメロディであり、正式な歌詞が付いた歌曲ではありません。学校のチャイムとして使われる場合も歌詞はありません。
ただし、後世になってメロディに合わせた祈りの言葉が作られています。
最も有名なのは、ビッグ・ベンの時計塔内に掲げられている次の文です。
"All through this hour"
"Lord be my guide"
"That by Thy power"
"No foot shall slide"
(この一時間のあいだ、主よ私を導きたまえ。あなたの力によって、私の歩みが揺らぐことのないように。)
また、別の伝承では次の祈りの歌詞が関連付けられています。
"Oh, Lord our God"
"Be Thou our guide"
"That by Thy help"
"No foot may slide"
こちらも宗教的な祈りの言葉であり、原曲の正式歌詞というより「後から付けられた歌詞」と考えられています。
こういう歌詞がつけられたというだけで本来は時報のメロディなんだとか
そのため、
- 作曲者には諸説ある
- 正式な歌詞は存在しない
- 世界中で鐘や時計のメロディとして使われている
- 日本では学校のチャイムとして有名
という特徴があります。
なぜ学校のチャイムに使われるようになったのか
昔の学校では、現在のようなメロディチャイムではなくベルやブザーが使われていました。
しかし、金属音のベルや大きなブザーは耳に響きやすく、長年使うには少々無機質な印象もありました。
そこで普及したのが、聞き取りやすく耳障りになりにくいメロディチャイムです。
ウェストミンスターの鐘は音の変化がはっきりしているため、離れた場所でも聞き取りやすく、授業の開始や終了を知らせる音として適していました。
さらに世界中で時報として使われていた実績もあり、多くの施設で採用されるようになったと考えられています。
現在では学校だけでなく、商業施設や工場、オフィスなどでも耳にする機会があります。
実はすべての学校が同じチャイムではない
学校のチャイムといえばウェストミンスターの鐘という印象がありますが、全国すべての学校が同じ曲を使っているわけではありません。
学校によっては別の楽曲をチャイムとして採用している場合があります。
有名な例として挙げられるのが、ベートーヴェンの「エリーゼのために」です。
そのほかにも、「野ばら」や「家路」などのクラシック音楽が使われている学校があります。
そのため、「学校のチャイム=エリーゼのために」と思っている人もいますが、実際には学校ごとに異なるのです。
子どもの頃に聞いていたチャイムの記憶が人によって違うのは、このためかもしれません。
学校のチャイムの作曲者は誰なのか
意外なことに、ウェストミンスターの鐘の作曲者ははっきりと確定していません。
有力な説では、イギリスの音楽家ウィリアム・クロッチが作曲したとされています。
ただし、別の人物が作ったという説や、既存の楽曲をもとに編曲されたという説もあり、現在でも完全な結論には至っていません。
世界中で親しまれている有名なメロディでありながら、その生みの親には謎が残されているのです。
こうした歴史的な背景も、学校のチャイムを少し特別な存在に感じさせる理由の一つでしょう。
何気なく聞いていた音にも名前がある
毎日のように聞いていた学校のチャイムは、単なる電子音ではありませんでした。
その正体はイギリス生まれの「ウェストミンスターの鐘」という歴史あるメロディです。
ちなみに海外のチャイムはウェストミンスターの鐘ではないです。
あまりにも身近な存在だったため、多くの人は曲だと意識していなかったかもしれません。
もし次に「キーンコーンカーンコーン」を耳にする機会があれば、その音が海を越えて日本の学校にやってきたことを思い出してみてください。子どもの頃とは少し違った聞こえ方になるはずです。
ではでは(^ω^)ノシ
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