新聞をめくっていると、上下の端だけが微妙にギザギザしていることがあります。
きれいに真っ直ぐ切れていないので、最初は「印刷ミスかな?」と思ってしまいますが、実はあれ、不良品ではありません。
むしろ新聞を毎日大量に届けるために必要な“工夫”のひとつだとされています。
普段は気にも留めない部分ですが、理由を知ると「なるほど」と誰かに話したくなる、ちょっと面白い雑学です。
新聞紙のギザギザは「高速印刷」の名残だった
新聞はコピー用紙のように1枚ずつ印刷されているわけではありません。
巨大なロール状の紙を高速で回転させながら、一気に印刷しています。
このとき使われるのが「輪転機(りんてんき)」と呼ばれる大型の印刷機です。
新聞社では深夜の短い時間で何十万部もの新聞を刷る必要があります。
しかも朝までに全国へ配送しなければならないため、印刷では“きれいさ”より“速さ”が優先されてきました。
そこで紙を高速で送りながら切る構造になり、その影響で上下に細かなギザギザが残るようになったと考えられています。
つまり、あのギザギザは雑な仕上がりではなく、「大量印刷の証拠」のようなものなのです。
なぜ普通の紙みたいに真っ直ぐ切らないの?
「今の技術なら真っ直ぐ切れそう」と思う人も多いはずです。
実際、雑誌やコピー用紙はかなりきれいに裁断されています。
ただ、新聞には少し事情があります。
新聞用紙はとても薄く、しかも高速で流れ続けています。
そのため、完全に真っ直ぐ切ろうとすると紙がズレたり、破れたりするリスクが高くなるそうです。
多少ギザギザが残っていても、
- 大量に印刷できる
- 紙詰まりを減らせる
- 配送時間に間に合う
というメリットの方が大きかったとされています。
毎朝当たり前のように届く新聞ですが、その裏では「とにかく時間との勝負」が続いていたわけです。
毎日何百万部~何千万部と印刷してるからより早くするためにギザギザした切り口になった。
実は昔の新聞ほどギザギザが目立っていた
古い新聞を見たことがある人は、今より端が荒かった印象を持つかもしれません。
これは印刷技術や紙質の違いが関係しています。
昔の新聞は現在より紙が粗く、印刷機の性能も今ほど高くありませんでした。
そのため、裁断部分の波打ちやギザギザが目立ちやすかったとされています。
近年は印刷技術の進化によってかなり滑らかになりましたが、それでも新聞特有の“名残”として残っています。
逆に言えば、あのギザギザを見るだけで、
「これは新聞用の特殊な印刷なんだな」
と分かるとも言えそうです。
「印刷ミス」だと思っていた人も多い
新聞のギザギザは、意外と誤解されやすい部分です。
特に普段あまり新聞を読まない人ほど、
- 切り方が雑
- 古い新聞だから
- 不良品
と思ってしまうことがあります。
ですが、実際には多くの新聞で共通して見られる特徴です。
むしろ完全にツルツルだった場合、新聞らしさを感じない人もいるかもしれません。
長年見慣れているうちに、私たちは無意識に「あの形」を新聞らしいものとして認識しているのです。
毎日見ているのに、意外と知らない
新聞紙の上下がギザギザになっている理由は、派手な秘密ではありません。
けれど、「毎朝大量に印刷して届ける」という仕組みを知ると、あの小さなギザギザにも意味があることが分かります。
普段は気にも留めない部分なのに、一度理由を知ると、次に新聞を手にしたとき少し見方が変わるかもしれません。
ではでは(^ω^)ノシ
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