ただより高いものはないとよく言いますが 何故、無料が高いのか?
その辺りを深掘りしていくと 借りを作る、文句が言えないという事です。
借りは返す必要があるし無料でもらったものにケチをつけるのはみみっちい。
そう考えてしまう 無料で提供し最終的には商品を買わせるというのは常套手段
ついでに命とか愛情とか友情は商品ではないので書きません。
ただより高いものはないという言葉の本質に迫りたいと思います。
辞書で調べると?
辞書で調べるとこう書いてあります。
- 只(ただ)より高(たか)いものはない
ただで何かをもらうと、代わりに物事を頼まれたりお礼に費用がかかったりして、かえって高くつく お礼や何か頼まれ事を引き受けなきゃ行けなくなる。
だからタダよりも高いものはないと言われるわけです。
ただより高いものないを利用して
もっと踏み込んで言えばタダで何かをやってやる事で借りを貯める事ができます。
もちろん、相手は選ぶべき 平気で借りを返さない人もいる。
良くしてもらっている相手はあなたからの頼まれ事が断れない。
無理のない範囲であれば要求をのんでしまう。
例えば「合コンをセッティングしてくれよ」と頼まれても断りづらいという事もあるかもしれません。
もしくは「今度、メシを奢れよな」みたいな要求も通る。
すごいのはプライスレスなお願い事ができる事。
例えば合コンをセッティングしてもらうにしても女の子を紹介してもらうにしてもそれはプライスレスです。
婚活パーティとかに参加したら何万円も取られるしキャバクラへ行ったら何十万円かかるけど
合コンならプライスレス、可愛い女の子とセッティングを頼んだ奴のサポートがつくかもしれません。
ビジネスにおいて無料戦略は必須。
最近はソシャゲとかで基本無料のゲームが多いけど タダより高いものはないと言う典型、ゲームが楽しければ楽しい程、課金したくなる。
更に言えばpixvとかで投げ銭機能があるけど、一人一人が投げ銭する金額は漫画を買うよりも高いのではなかろうか?
無料である事でコアなファンはよりお金を払う仕組みになっている。
例えばスーパーとかでよくあるウインナーとかの試食。
あれだって食べなければ買う事もなかったという主張する人はいそう。
試食をする事で借りが出来てしまい300円のウインナーを買う事になる。
もしくは無料体験をした結果、毎月1万円のコースに入会した
大事なのは知らなければ価値を感じないという点です。
便利さ、美味しさ、気持ち良さは使ってみないと分からないだから無料で提供する。
ネガティブな例えで言えば麻薬ですね。
漫画とかでは麻薬を最初はタダで使わせます。
そして徐々に値上げをして みたいな描写がありますが
ビジネスにおいて一般的な手法である事もたしか。
もっと使いたいと思ったら人は驚くほど財布の紐が緩くなる。
タダで一回か二回使わせてからビジネスをするというのは多かれ少なかれみんなやっている。
問題なのは無料で商品を配って詐欺商材を売りつけるやからがいる事。
説明不足で高額商品を買ってしまう場合もあるので要注意だ。
無料でもらった物には文句を言えない。
もう一つただより高いものはないと言われる原因は 悪いものであっても文句が言えないという事です。
例えばジモティみたいな掲示板アプリで無料で洗濯機をあげます。
みたいな書き込みがあってもらいに行ったとします。
- もし仮に洗濯機が壊れていたら?
- もし仮に洗濯機を置くスペースがなかったら?
お店で買ったのなら返品が出来るかも知れない 洗濯機を交換してもらえるかもしれない。
でも無料でもらった物はクレームや返品ができない。
文句を言っても無料であげたからその後に何が起ころうが関係ない。
そもそも押し付けられたものではなく貰ったものなんだから
クレームをつける事自体がお門違い。
きちんと確かめなかったあなたが悪いという事になる。
ポケットティッシュに対してクレームをつける人がいないのは無料で、あるからという点が大きい。
もしこれが1個1000円ティッシュだったらクレームがあるかもしれない。
それでいて配ったポケットティッシュからお客さんになってくれる人が全体の数%はいるんだから無料戦略はすごい
100円でも払っていれば返品したりクレームをつけられる。
少なくても小物なら返品できるしクレームも言える。
警戒すべきはもらった物ではなくその後の相手
プライベートであれば借り、借しの関係になってしまうわけでどんな頼みごとをしてくるか分かりません。
ビジネスの関係であればどんなセールスがあるか分からない
そこを警戒すべきですね。
無償で何かをするならやってほしい事をきちんと考えておくか借しにしておく事が大事。
心理学的な分析
「返報性の原理」と「認知的不協和理論」は、なぜ「無料」のものを受け取ると心理的負担を感じるのかを理解するうえで重要な要素です。
返報性の原理では、人は何かを受け取ると「お返しをしなければならない」という心理的圧力を感じます。
無料のものを受け取ることで、無意識に「借り」ができたと感じ、その返済を意識してしまいます。
一方、認知的不協和理論は、自分の行動と信念の間に矛盾が生じたときに、人は不快感を抱くという心理的メカニズムです。
例えば、無料で提供されたものに対して「お返しをする必要はない」と考えたい一方で、「返さないといけないかもしれない」との葛藤が生じることで、ストレスや不協和を感じるのです。
このような心理的メカニズムにより、無料のものを受け取った後に、自分に対する要求や期待があるのではないかと無意識に感じ、心理的負担を抱くことがあります。
このようなプレッシャーが「タダより高いものはない」という感覚に直結しているのです。
まとめ
ただより高いものないという言葉の本質には
- 借りを作っても大丈夫なのか?
- 借しを作っても大丈夫なのか?
この二つに集約できますね。
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