インドカレーはどれくらいの種類があるのか?
日本人のイメージだとインド人は三食、カレーを食べているイメージです。
インドにはカレーと呼ばれる料理は実はない
・・・何を言ってるんだ?と思われるかもしれませんが事実です。
いろいろ、説があるけど
- タミル語説
- ヒンズー語説
- 料理名説
などなどいろいろあるがここではタミル語説で解説する。
タミル語でkari(カリ)という単語があってソース、汁物という意味。
インドに入ってきた白人が意味を間違えて広めてしまっただけ。
今日のディナーはなんだい?
今日のカリは〇〇で主菜はライスですよ。
みたいな、カリはおかずとか煮物みたいな単語を入れればしっくり来る。
そんなわけでインド料理にカレーはない。
単にスパイスを調合して作った煮物やスープを外国人がカレーと呼んでいるだけ。
この記事では説明がめん・・・・難しいからカレーで統一します。
ついでにインド国外のインド料理レストランは、パンジャーブ料理とムガル帝国の宮廷料理(ムグライ料理(en))を提供する北インド料理店がほとんど
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インドカレーの南と北の違いは何ですか?
インドカレーの南と北の違いは、使用するスパイス、材料、調理法、そして味において異なります。
南インドは
- インド最南端のケララ州、
- タミルナードゥ州、
- アーンドラプラディーシュ州
- テランガーナ州、
- カルナータカ州
南部の5州を合わせたエリア
南インドのカレーは通常、ココナッツミルクやタマリンドペースト、カリーリーフ、クミン、コリアンダー、ターメリック、ブラックペッパー、フェネグリーク、ホールチリそして唐辛子などのスパイスが含まれています。
南インドのカレーは、より液体が多く、軽く、酸味があります。また、ダール(豆の煮込み料理)やサンバル(野菜の煮込み料理)など、豆や野菜を使ったカレーが一般的です。
北インドとは
- ジャンムー・カシミール州
- ヒマーチャル・プラデーシュ州
- チャンディーガル
- デリー首都圏
南インドの4州以外を指します。
一方、北インドのカレーは、ヨーグルト、生クリーム、トマト、オニオン、カシューナッツなどのクリーミーで濃厚な材料を使用します。
また、グラムマサラ、ジンジャー、クミン、コリアンダー、クローブ、カルダモン、シナモン、そして唐辛子などのスパイスも一般的に使用されます。
北インドのカレーは、より濃厚でクリーミーであり、通常は肉や乳製品を使ったカレーが多いです。
したがって、南インドのカレーは液体が多く、軽く、酸味があり、豆や野菜を使ったカレーが多い一方、北インドのカレーは濃厚でクリーミーであり、肉や乳製品を使ったカレーが多い傾向があります。
グレービー
インドのカレーベースをグレービーと言います。
ヨーロッパの肉汁を使ったグレービーソースとは別物。
スパイスと玉ねぎ、トマトを炒めてドロドロにしたものをグレービーといい
チキンカレーはスパイス、玉ねぎ、トマトを使ったグレービーにチキンを入れたものです。
一回ドロドロになるまで炒めてそこから水でトロミを決めていきます。
日本でいう所のカレールーみたいなもの。
インドカレーのレストランとかだと炒めた具材とグレービーを合わせて作っている。
インドカレーの種類!
インドカレーの種類は大雑把に分類すると
- ダール(豆カレー)
- コルマ
- サンバル
- サグ
スパイスを使って煮込まれたインド料理を僕たちはカレーと呼んでいるわけです。
本当は入ってる肉や魚での分類もあるだろうし、家庭によってスパイスの調合が違ったり
具材が違ったりするのでここで紹介してるのは本当に大雑把な分け方をしています。
先程、紹介したグレービーに手を加えると
ダールチキンになったりチキンコルマになったりします。
他にもサブジやバージ、ボリヤルなどのドライカレーもある。
ダール
豆を使ったカレーです。
豆の殻を剥いて挽き割ったものを煮込んで作る。
南アジアの料理、スパイスを入れて作る事もあるから
欧米ではダールカレーと紹介される。
加える水の量でスープになったりドロドロとしたまるでカレールーを入れた状態になったりする。
ダールはインド、パキスタン、バングラデシュ、ネパールなどで食べられています。
豆も種類が多くて
- ヒラマメ
- エンドウ豆
- キマメ
- ケツルアズキ
- ヒヨコマメ
- リョクトウ
などなどいろいろな豆が使われます。
コルマ
コルマはヨーグルトやナッツ、生クリームで作る、ムガル料理
ムガル料理は昔、北西インドとパキスタン、バングラデシュを支配したムガル帝国の料理。
作り方は
挽いたコリアンダーとクミンなどの香辛料を組み合わせて香りを出して、ヨーグルトかココナツミルクを固まらない温度の鍋に注ぎ込む。
ナッツはアーモンドとカシューナッツが使われる。
コルマに使われる肉は鶏肉、羊肉、山羊肉
あるいは数種類の野菜
お肉はヨーグルトとスパイスでマリネしておいて肉に充分、火を通す
見た目は僕たちの知ってるインドカレーに近い。
サグ
ほうれん草やからし菜で作るグリーンカレー
青菜や葉野菜を用いたカレーです。
インドやパキスタンで食べられています。
ローティーやナンにつけて食べます。
具にパニールというチーズを入れたりもします。
ほうれん草の他に葉野菜ならなんでもいいので好みで使う感じ。
チキンサーグなんかもある。
サンバル
南インドで食べられるスープ。
キマメと野菜を煮込んで作る。
野菜はカボチャ、ナス、大根、オクラなど旬の野菜を使う。
ご飯との相性は抜群、日本の味噌汁的な存在。
まとめ
インドカレーは
- ダール(豆カレー)
- コルマ
- サンバル
- サグ
などの種類がある。
北インドと南インドではスパイスが全く違うし使うスパイスがご家庭で微妙に違う。
大雑把に分類分けするとこの4つになる。
具材やスパイスの組み合せを考えるともっとありそうですね。
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