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雑草が抜いても生えてくる理由とは?

雑草を抜いたはずなのに、気がつけばまた生えている…。そんな経験はありませんか?実は、雑草にはしぶとく生き残るための戦略がたくさんあります。

 

本記事では、その理由と対策について詳しく解説します。


1. 種が土の中に眠っている(シードバンク)

雑草が抜いても再び生えてくる大きな原因の一つが、「シードバンク(Seed Bank)」と呼ばれる現象です。

シードバンクとは、土の中に埋まったまま発芽のタイミングを待っている種のことです。

 

すぐに芽が出るのではなく土の中で何年も発芽せずに埋まっている種があります。

 

 

シードバンクの特徴

長期間発芽せずに眠る(数十年も発芽せずに生きる種もある)
土を掘り返すと発芽しやすくなる(耕すことで種が地表に出て光を浴びると発芽)
環境が整うと一斉に発芽する(雨や気温の変化で一気に増える)

対策方法

土をなるべく掘り返さない(新しい種を表面に出さない)
防草シートを敷く(太陽光を遮断し発芽を防ぐ)
こまめに除草する(発芽した雑草は早めに抜く)


2. 根が残っていると再生する(成長点の存在)

雑草は地上部分を抜いても、地下に成長点が残っていると再生します。

成長点とは、細胞分裂が活発に行われ、新しい組織が作られる場所のことです。

 

 

成長点の種類と雑草の特徴

地下茎を持つ雑草(スギナ、ヨモギ) → 地下茎が伸びて新たな芽を出す
直根を持つ雑草(タンポポ、オオバコ) → 太い根の途中から再生
根茎を持つ雑草(ドクダミ、クズ) → 根に養分を蓄え、何度も再生

対策方法

根ごと完全に掘り取る(スコップを使い深く掘る)
定期的に刈る(光合成を防ぎ、エネルギーを消耗させる)
除草剤を使う(根まで枯らすタイプを選ぶ)

 

 


3. 地下で広がるタイプの雑草

特に厄介なのが、地下で横に広がるタイプの雑草です。

これらは地下茎や根茎を使って増殖し、地上部分を刈ってもすぐに復活します。

 

 

地下で広がる雑草の種類

地下茎で増える雑草(スギナ、ヨモギ、ハマスゲ)
根茎で増える雑草(ドクダミ、クズ、セイタカアワダチソウ)
球根で増える雑草(オニユリ、ヤブカンゾウ)

 

 

対策方法

根ごと完全に掘り取る(細かくちぎれないよう注意)
防草シートを使う(地下での成長を防ぐ)
繰り返し刈る(光合成を妨げ弱らせる)

 

 


4. 雑草を効果的に防ぐ方法まとめ

シードバンク対策 → 土を掘り返しすぎず、防草シートを活用
根の再生を防ぐ → 成長点を意識し、根ごと除去
地下で広がる雑草対策 → 地下茎や根茎を完全に掘り取る
防草シート・マルチングを活用 → 光を遮り発芽を抑える

 

他にも風で種が飛んできたりすることもあります。

雑草はしぶとく生き残るための進化を遂げていますが、適切な対策をすればコントロールできます。

こまめな管理を続けて、雑草のない快適な環境を目指しましょう!

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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