ラジコンとかミニ四駆とか車のおもちゃは多いけど
とてもテザーカーはご存知だろうか?
YouTubeの動画を見るとなんと時速329kmというとんでもないスピードで走るそうだ
ラジコンやミニ四駆なんかとは桁違いのスピードですね
テザーカーは原動機(エンジン)を搭載した初期の競技用模型自動車と言われている。
YouTube動画
とんでもないスピードで走ります。
円形のコースで中央の柱にケーブルがついていてそのケーブルにマシンをつないでから走らせるみたいです。
この辺りはミニ四駆っぽいというかローラーじゃなくてケーブルでコースアウトを防いでいるんですね
最初はゆっくりと徐々にスピードを上げて最終的には時速329kmって模型自動車にしてはとんでもない速さ
子供のおもちゃではない、これは大人が楽しむおもちゃですね。
今では専用のタイマーがあるけどこれを目視でストップウォッチを片手にスピードを測っていた時代があるというのだから面白い
動体視力がめっちゃ鍛えられそう。
ちなみに世界記録は2019年、エストニア在住のAndo Rohtmetsさんが時速347.490kmを出したそうです。
テザーカーの仕組みとは
テザーカーの寸法は全長が30〜60cmで全幅7.5〜10cm
タイヤは直径7.5〜10cmでゴムタイヤ
車体は鋳造で作られており、一般的にマグネシウムかアルミのダイキャストで作られています。
一部、グラスファイバーや木製のものもあるみたいです。
エンジンはニトロまたはメタノールを燃料にして走ります。
排気量は1.5〜10cc。潤滑油としてひまし油を燃料に混合する点もラジコン用エンジンと同じである。
1960年代まで初期型エンジンは点火プラグタイプだったが後にグローエンジンが使用されるようになりました。
2015年以降はバッテリー駆動のものも登場しました。
車体は円形のコースを走らせます
コースに中央の柱があり、金属のケーブルでテザーカーと柱をつないで走らせます。
グローエンジンの概要
グローエンジンは、特に小型のモデルエンジンやラジコンカー、飛行機などに使用される内燃エンジンの一種です。
このエンジンの仕組みを以下に説明します。
グローエンジンの基本構造と仕組み
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シリンダーとピストン:グローエンジンには小型のシリンダーとピストンがあり、燃焼室での燃料と空気の混合気の圧縮と爆発を行います。
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グロープラグ(点火プラグ):グロープラグはニクロム線で作られており、バッテリーからの電流で赤熱します。この赤熱によって燃料が点火されます。エンジンが一度始動すると、燃焼によってプラグが再度熱され続けるため、バッテリーなしでも動作が継続されます。
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燃料:グローエンジン用の燃料は、通常メタノール、ニトロメタン、潤滑油(通常は合成油またはひまし油)の混合物です。メタノールが主な燃料成分で、ニトロメタンは燃焼を助ける添加剤として使用されます。
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キャブレター:キャブレターは空気と燃料の混合比を調整し、シリンダー内に適切な混合気を供給します。
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クランクシャフト:ピストンの上下運動を回転運動に変換する役割を果たします。
構造が単純で扱いやすいエンジンで重量も軽く、昔から模型用エンジンとして使われています。
電気を流してヒーターコイルを赤熱化させその熱で燃料が点火してエンジンが始動する仕組み。
テザーカーはいつ頃生まれた?
R/Cカーが生まれる前から存在している原動機付模型自動車
1920年代〜30年代にかけて開発が始まったとされています。
レースの他にコレクションとしても人気があるそうです。
当初は職人が手作りしていましたがDick McCoy やDooling Brothers 、BB Kornなどのメーカーがテザーカーを生産するようになりました。
1930年代から60年代に作られた初期型モデルはコレクターズアイテムとしても人気が高く、愛好家の間で数千ドル以上の高値で取引されている
まとめ
テザーカーはエンジンがついた模型でコースには円柱があり円柱から伸びたケーブルにつないでから走らせる
グローエンジンという模型用のエンジンを使っています。
1920~1930年代には開発が始まり1930~60年代の初期型はプレミアがついている。
とんでもないスピードで走り、世界記録は時速347.490km
面白そうだけど専用のコースが必要なので日本では遊べないかも?
ではでは(^ω^)ノシ
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