白書という言葉を聞いた事がある人も多いと思います
筆者が白書という言葉を知ったのは幽☆遊☆白書ですが
白書というのは具体的に何なのか?
簡単に説明すると政府が発行している報告書です。
現在ではネット上で読めるし書店で販売している事もあります。
白書について解説
白書(はくしょ)とは、政府や行政機関が特定の分野や課題についての現状や問題点、政策の方向性などを整理・分析し、公式に公表する報告書のことです。
一般的には、国民や専門家に対して情報提供を行い、政策の理解を深めたり、議論の材料とする目的があります。
特徴:
- 分野ごとに作成
例:経済白書、環境白書、労働白書、防災白書など。 - 内容が具体的かつ広範
統計データや事例分析が含まれ、課題と解決策が示されることが多いです。 - 毎年または定期的に発行
時系列での変化や進展を把握できるように、定期的に更新されます。
目的:
- 国民への情報提供
- 政策の透明性向上
- 関係者や専門家との意見交換の基礎資料として活用
例えば、「環境白書」では、気候変動やエネルギー問題に関する現状を説明し、政府の取り組みや方針を記載しています。
つまり、こんな活動をしていますよという報告書であり
データを開示してくれているものです。
白書と呼ばれるのはなぜ?
「白書」と呼ばれる理由は、もともとイギリスで発行されていた政府の公式報告書「White Paper(ホワイトペーパー)」が由来です。
この名称は、報告書の表紙が白色であったことに由来します。
詳しく説明すると:
- イギリスの影響
イギリスでは、政策や計画に関する公式文書を「White Paper」として公表していました。この文書は、政府の考えや意見を国民や議会に説明するもので、特に政策の概要を伝える際に使われました。この伝統が世界各国に影響を与え、日本でも「白書」という名称が用いられるようになりました。 - 日本における導入
日本では、明治時代以降に欧米の制度や文化を取り入れる中で、政府が政策や状況を国民に伝える文書として「白書」を採用しました。 - 白色の表紙が象徴
白色は「中立性」や「清潔性」を象徴し、公式であることを強調する目的もありました。このため、日本でも公式な報告書に「白書」という名前が付けられるようになったのです。
現在でも「白書」は政府の公的文書として信頼性の高い情報源とされ、透明性のある政策運営に寄与しています。
外務省だけ青書
外務省だけ白書ではなく青書と呼びます
これもイギリスの影響です。
イギリスの行政機関が議会に提出する報告書等が青色の表紙を使用し「Blue Book」だった事から
日本もこれを真似て青書になったというわけです。
明治時代に作られたものだからイギリスをお手本にした結果、白書や青書というものが生まれたわけです。
形式そのものを丸パクリしている感があって面白いですね
まとめ
白書とは政府が発行している報告書のようなもの
さまざまなデータがまとめられていて読みやすい
なぜ、白書なのかと言えばイギリスの公式文書がホワイトペーパーと呼ばれていた事から日本も白書と名付けて
背表紙も白くした
外務省だけ青書なのはイギリスが外交の報告書だけブルーブックと言って青い背表紙を使って作ったから
現在ではネット上で白書と検索すれば簡単に省庁の白書が無料公開されているので誰でも読めます
ではでは(^ω^)ノシ
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