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日本刀と西洋剣ではどちらが強いのか?日本刀ひいきで解説

日本刀と西洋剣ではどちらが強いのか?

これについては、議論が尽きない話題だと思う

実際、外国人が日本刀とロングソードを比較する動画とかも登場している。

 

 

そういう動画を見ると日本刀の扱いが良くなくて文句を言いたくなるような場面もあったりする

外国人でもロングソードの扱いが得意な人から見れば文句もあるだろうという感じ

 

 

だから、日本刀の達人とロングソードの達人が性能試験をしたわけじゃないから厳密にどちらが強い

戦いに有利なのかは不明です。

 

 

とは言え、日本刀と言ってもピンからキリまであって古刀の折り紙付き(鑑定書付き)と量産品のロングソードでは勝負にならないくらいの性能差はあるだろう。

また、中世ヨーロッパ後期と初期では鍛造の技術や製鉄技術が違うため、全く別物といえる

 

日本が砂鉄を中心に製鉄していたのは鉄鉱石が採掘しづらいというお国柄だったからだ

鉄をふんだんに使える大陸とは事情が違う。

 

今回は日本刀ひいきで解説していきますのであしからず

You Tubeの動画を収集してメタ分析的な見方をしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

日本刀・中世ヨーロッパの武器に関する勘違いを正す

中世ヨーロッパの剣は鋳造で作られていて脆いなんて話もあったりしますが間違い

というのも鋳造というのは鉄を溶かす温度まで上昇させなきゃいけない

たしか、鉄は1500℃以上の温度が必要になる

 

 

そんな温度になるまで加熱するのは当時の技術では不可能なため鍛造が一般的だ。

 

 

 

また日本刀は人を斬ると血と脂で切れなくなるというのもある意味うそ

 

 

もちろん、血と脂の影響を受ける事は無視できないけど、そんなの拭けばいいだけ

永遠に切れなくなるわけじゃないし、居合なんかで血振るいの所作があるのはそのためです。

 

なぜ日本刀は斬れるのか?

日本刀が斬れる理由は

 

  1. 硬い鋼と柔らかい軟鉄を組み合わせているため
  2. 刃が滑りやすくするために反りがある
  3. 峰の鎬が重さをプラスして遠心力がつくので斬りやすくなる
  4. 鎬によって衝撃を分散して斬りやすくしている。
  5. 研ぎのめちゃくちゃレベルが高い

いろいろな技術を結集させているから日本刀はよく斬れる。

 

 

ロングソードの歴史について

日本刀に歴史があるようにロングソードにも歴史がある。

 

ロングソードはその前身である

 

  • アーミングソード(11~12世紀)
  • 前期型ロングソード(10~12世紀)
  • バスターソード(13~14世紀)
  • 後期型ロングソード(14~15世紀)

 

ロングソードは元を辿ればヴァイキングソードに行きつくそうです。

この他にもグレートソードやブロードソードなどがある。

 

 

 

アーミングソードは模様鍛接という技法を用いており

炭素量の違う鉄を重ねて鍛接し更に捻る事で強度のある刀身を作る技法

これは日本の古刀にも似たような技術がある事から、かなり頑丈な剣であった事は間違いない

ただし、ピンからキリまであって品質の低い剣は曲がったりしたそうです。

 

 

 

 

重ねた鉄を鍛接してから捻って塩化第二鉄でエッチングして模様を出すのはユニークですね。

 

 

 

前期型ロングソードは鎖帷子をぶった斬るために作られており

幅広な刀身で表面を焼入れしてある、

芯金に鋼をくっつけて作る方法が用いられている。

刀身は焼入れされているが使っているうちに焼入れされた被膜が剥がれて曲がってしまう

 

 

日本刀独自だと思っていた鍛接も割りと一般的な技術なんだと分かりちょっとテンションが上がる。

 

 

更にバスタードソードは柄を長くして使いやすくしたもの。

ロングソードとほぼ同じと言えます。

 

 

更に後期型ロングソードになると均一な鋼が生産できるようになったから模様鍛接などの技法は廃れてしまう

鋼が使われるようになったため、前期型ロングソードよりも細く薄くなっている。

後期型ロングソードはプレートメイル(板金鎧)の隙間を刺すような使われ方をしている。

 

 

現代で使われるロングソードは後期型ロングソードだと思います。

少なくとも今の鍛冶屋が作ると後期型ロングソードになる。

 

 

日本刀とロングソードの違いとは?

日本刀でも古刀は柔らかい鉄と鋼を練り合わせる技法も確認されている。

アーミングソードの模様鍛接(パターン鍛接)も似たような概念だ。

 

 

ただし、日本刀の場合は鋼と軟鉄を練り合わせているのが違いです。

高級な後期型ロングソードは鋼などを模様鍛接して作られているのに対して

日本刀は全て、軟鉄と鋼を張り合わせる技術が使われている。

 

 

日本刀は新しい技法を貪欲に吸収していくのに対して西洋の剣は古い技術が廃れてしまう傾向が見てとれますね。

 

 

 

つまり素材として優れているのはどう考えても日本刀になる。

更に日本刀は平安時代中期に生まれ、鎌倉時代から南北朝時代に完成したと言われています。

 

 

江戸時代の刀は新刀と呼ばれ古刀とは全く違う作り方になってしまいるので折れず曲がらずよく斬れるとは言えなくなってるのは悲しいところ

 

 

 

 


 

You Tubeの比較動画を検証

 

You Tubeの比較動画を何個かピックアップしてみましょう

 

 

明らかに日本刀で鉄板を切る時に手加減していない?と思ってしまうのは筆者だけだろうか?

 

 

 

実際、日本人がきちんと日本刀を扱えば鉄パイプだって鉄板だって斬れる。

日本刀で巻藁を斬りまくる動画(ギネス)

 

 

 

片手剣での記録

 

 

片手剣での記録もあったので貼っておきます

 

更にロングソードの試し斬り動画

 

 

 

日本刀でいろいろ斬りまくる動画(豚肉などもありグロ注意)

 

 

グレートソードの試し斬り

 

 

 

西洋の剣と西洋の刀を比較した動画

 

 

 

 

中国の剣と西洋の剣の比較動画

 

 

 

重ねた布の防御力をいろいろな剣で試す動画

 

 

 

日本刀を壊れるまで試す【荒試し】

 

 

 

巻藁から始まり、鹿の角まで試し斬りをしている。

また、木刀で横から叩いたりしているのも興味深い

 

 

動画を見た分析

西洋の剣はかなり柔軟性があるというかすぐに刀身がたわんでいる

日本刀もたわむが滅多にない

 

衝撃に強い構造である事が分かる。

また切れ味に関して言えば日本刀はかなり切れる。

巻藁を斬る動画でも斬った後がきれいなのは日本刀だ。

 

 

服を着せたマネキンを真っ二つにしている映像は日本刀だけだったりする。

重ねた布というのは思っている以上に防御力が高い

布だけだと剣の打撃力でダメージを受けるけど。

 

 

後、驚くのがグレートソードと日本刀で同じものを斬っていたりする点だろう。

 

 

ロングソードは折れるまで試し斬りをする動画がなかったから分からないけれど

鹿の角を削れるのは相当な切れ味と頑丈さが求められる。

 

骨ごと斬れる日本刀はかなりの脅威といえますね。

 

こうやって見ると日本刀はかなり丈夫に作られているし、非常に斬れ味もいい

新刀でこのレベルと考えると新刀よりも斬れる古刀の性能はかなりやばそう。

古刀を荒試しするなんてのは高価すぎて出来ないけどね

 

 

切れ味もそうだけど、金属の強度という意味でも日本刀はかなり優れていると言えます。

フルプレートアーマーには手も足も出ないというのも鉄板が斬れている時点で違うわけです。

 

 

使い勝手に言及するなら日本刀の方がリーチは短いけど軽いし使いやすい

 

今のところ、どちらが強いかを決めるのは難しいけど

日本刀の方が強いと思います。

 

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

 

 


 

 


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