コンビニで売っている普通のサイダーなら分かる。
でも「松の葉サイダー」と聞くと、多くの人は一瞬止まります。
なぜ“松”なのか。
しかも食べ物ではなく、炭酸飲料です。
実は松の葉サイダーは、単なる変わり種ではありません。
昔から使われてきた松葉文化
見た目のインパクトばかり注目されがちですが、調べてみると意外と理にかなった飲み物なのです。
松の葉と砂糖水で作れるサイダーですがなぜ炭酸飲料になるのでしょうか?
松の葉サイダーとはどんな飲み物?
松の葉サイダーは、松葉と砂糖水で作るサイダーの事
松の葉についた天然酵母が発酵する事でアルコールと炭酸が発生しサイダーになる。
簡単に作れて面白いとインスタグラムなどでも話題になっている。
ただ、初見ではどうしても違和感があります。
「本当に飲めるの?」
「木の味がするのでは?」
そんな印象を持つ人も少なくありません。
ところが実際には、青臭さよりもハーブ系の爽やかさを感じる人が多く、想像より飲みやすいと言われています。
松の葉サイダーは、松葉についた「天然酵母」を使って発酵させる飲み物です。
市販サイダーのような強い炭酸ではありませんが、ほんのりシュワっとした自然な炭酸になります。
ただし、自然発酵なので失敗することもあります。
雑菌が入ると危険な場合もあるため、清潔な道具を使うことがかなり重要です。
実は“昔の発酵飲料”に近い
面白いのは、松葉サイダーが単なる変わり種ではないことです。
松葉の天然酵母を利用する発想は、昔ながらの保存知恵や発酵文化に近いと考えられています。
つまり、
「松の葉でサイダーを作る」
というより、
「自然界の酵母で炭酸飲料を発酵させる」
感覚に近いのかもしれません。
動画で見たいなら、この作り方がかなり分かりやすいです。
松の葉サイダーの基本的な作り方
材料
- 新鮮な松の葉(無農薬が理想)
- 水 500ml
- 砂糖 50g前後(約10%)
- 炭酸用ペットボトル or 煮沸消毒した瓶
松葉は若い新芽のほうが香りが良いと言われています。
① 松葉を軽く洗う
松葉の汚れやホコリを落とします。
ただし洗いすぎると、表面の天然酵母まで落ちることがあります。
そのため「軽くすすぐ程度」が良いとされています。
② 砂糖水を作る
水を一度沸騰させ、砂糖を溶かします。
溶けたら、人肌程度まで冷まします。
熱いまま入れると酵母が弱るため、冷ますのが重要です。
③ 容器に松葉を詰める
松葉を容器の6〜7割くらいまで入れます。
その後、砂糖水を注ぎます。
完全に満タンにすると発酵ガスで危険なので、少し空間を残します。
④ 発酵させる
フタを閉めて、20℃前後の場所に置きます。
夏なら2〜3日ほどで、少しずつ泡が出てきます。
フタをゆるめた時に、
「シュッ」
とガスが抜ければ成功に近い状態です。
飲み頃の目安
- 泡が少し出る
- 香りが爽やか
- 酸っぱい異臭がしない
この状態なら飲めることが多いです。
一方で、
- ドロドロしている
- 強烈な腐敗臭
- カビが浮く
こうなった場合は飲まないほうが安全です。
自然発酵は「成功」と「腐敗」が近いので注意が必要です。
味はどんな感じ?
よく言われるのは、
- ジントニックっぽい
- 森の香り
- ハーブ系
- 青りんごっぽい
という感想です。
逆に、
- 湿布っぽい
- 青臭い
と感じる人もいます。
かなり好みが分かれます。
なぜ松の葉が使われているのか
松は昔から、日本では特別な植物として扱われてきました。
お正月の門松にも使われるように、縁起物としてのイメージがあります。
さらに松葉は、古くからお茶や保存食などに利用されてきた歴史もあります。
現代ではあまり馴染みがありませんが、松葉茶として飲まれることもあり、山の恵みの一つとして扱われていた地域もありました。
つまり「松を飲む」という発想自体は、完全に突飛なものではないのです。
むしろ不思議なのは、現代人の感覚のほうかもしれません。
私たちは普段、松を“景色”として見ています。
しかし昔は、身近な植物を生活に取り入れる文化がありました。
松の葉サイダーは、その感覚を現代風にアレンジした商品とも考えられます。
ちなみに初めて松の葉サイダーという言葉が登場したのは2005年8月の『現代農業』と言われています。
松の葉サイダーはまずい?それとも美味しい?
これはかなり意見が分かれます。
甘いサイダーを想像すると、クセを感じる人もいるようです。
一方で、ハーブ系の飲み物が好きな人には好評なこともあります。
よく「湿布っぽい香り」と表現されることがありますが、これは松特有の清涼感によるものと考えられます。
ただ、実際の出来によって風味はかなり違います。
強く松葉感を出しているものもあれば、ほぼ普通のサイダーに近いものもあります。
ここで面白いのは、「まずいか美味しいか」よりも、「記憶に残るかどうか」が重視されている点です。
普通のラムネは忘れても、松の葉サイダーは妙に記憶に残る。
それが、長く語られる理由なのかもしれません。
ではでは(^ω^)ノシ
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