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【動物雑学】シマウマに乗れないのはなぜ?実は理由がたくさんあった!

サバンナを駆け抜ける美しい縞模様のシマウマ。

見た目は馬にそっくりなのに、誰も「シマウマに乗って旅する」なんて話は聞きませんよね。

でもふと疑問に思いませんか?

 

 

「シマウマに乗れないのはなぜ?」

この記事では、そんな素朴な疑問に科学と動物学の観点からお答えします!
そして、実際に人が乗れる動物にはどんな種類がいるのかもあわせてご紹介します。

 

 


シマウマに乗れない最大の理由は「性格」

シマウマはとにかく気性が荒く、攻撃的な動物です。
野生の本能が強く、少しでも危険を感じると

  • 噛みつく
  • 後ろ足で蹴る
  • パニックになる

…といった行動をすぐに取ります。
一見大人しそうに見えても、人に懐かないし、訓練にも向いていません

 

これは常にライオンなどの肉食獣に狙われるサバンナに棲息しているためと言えます。

じゃあ、時間をかけて家畜化すればいけるかも?

 


馬のように「家畜化」できない

動物が人間にとって扱いやすくなるには、家畜化という進化的プロセスが必要です。

でもシマウマは…

条件シマウマ
社会性ありあり(群れる)
人への従順性ありなし(反抗的)
繁殖のしやすさ高い困難(ストレスに弱い)
訓練のしやすさ高いほぼ不可能

…というように、家畜として改良される素質が決定的に欠けているんです。

 

繁殖が難しいというのはネックですね。

 


シマウマ雑種の種類と特徴まとめ

雑種名親の組み合わせ特徴備考
ゾース(Zorse)馬(ウマ) × シマウマ馬の体格+縞模様。見た目はクールだが気性が荒い最も有名なシマウマ雑種
ゼドンク(Zedonk)ロバ × シマウマ小柄で縞模様が足に多い。頑固な性格アメリカの動物園などで見られる
ゾーニー(Zonie)ポニー × シマウマ小さくて愛らしいが、飼い慣らしは困難ペットとしての需要もごく一部あり
ヒンニー(Hinny-Zebra Hybrid)ヒンニー(ロバ母×馬父)× シマウマ非常に稀でほとんど記録なし幻レベル

共通の特徴(Zorse、Zedonk、Zonie すべてに当てはまる)

1. 基本的に不妊(Sterile)

  • ウマ:64本
  • シマウマ:32~46本(種類により異なる)
  • ロバ:62本
  • 染色体数が合わないため、生まれた個体は繁殖能力がほぼない
  • 生涯一代限りの存在

2. 気性が荒い

  • 性格はシマウマに強く影響される
  • 非常に警戒心が強く、訓練や騎乗には不向き
  • 噛む・蹴るなどの行動が見られることも

3. 見た目はユニーク

  • 全身または部分的に縞模様(特に脚や首が多い)
  • 父または母の特徴が交じっており、「珍獣」としての注目度は高い
  • 写真映えは抜群、SNSでも人気がある

各種詳しく紹介

Zorse(ゾース)

  • 馬(特にサラブレッドやアラブ馬)とシマウマの交配
  • 馬の大きさを持ちつつ、体に縞模様がある
  • 見た目は壮観、がっしりとした体格
  • しかし「馬のように扱う」と非常に危険
  • 【例】米国や英国のサファリパークで見られる

Zedonk(ゼドンク)

  • ロバとシマウマの交配
  • より小柄で、性格も「頑固さ」と「野生の警戒心」が強め
  • 縞模様は主に脚に集中
  • 「ゼブラドンキー(Zebradonkey)」や「ドンブラ(Donkra)」とも呼ばれる
  • 【例】ジョージア州の動物園などで自然繁殖した例がある

Zonie(ゾーニー)

  • ポニーとシマウマの交配
  • 最も小さく、愛玩動物っぽい見た目
  • しかし気性はやはり荒い
  • ペットや小さな展示動物として一部飼育されるが、扱いは難しい

なぜ家畜化には向かないの?

これらの雑種が人間の役に立つように見えて、家畜として普及しない最大の理由は次の通りです:

  • 性格の荒さ(シマウマ遺伝子由来)
  • 不妊性(一代限りで繁殖できない)
  • トレーニング困難
  • コストが高く、実用性がない

おもしろトリビア

  • 英語圏ではこれらの雑種を総称して「zebroid(ゼブロイド)」と呼ぶ
  • シマウマが父(オス)であることが多い。理由はシマウマのオスのほうが交尾に積極的で成功しやすいため
  • 遺伝的には交配可能でも、自然界ではまず出会わない組み合わせ

まとめ

シマウマ雑種(Zorse、Zedonk、Zonieなど)は、

  • 見た目は魅力的
  • でも性格は扱いづらく
  • 実用性はほぼゼロ

「シマウマに乗れないのはなぜ?」という疑問の延長として、「じゃあ交配すればいいのでは?」と思うかもしれませんが、野生動物の性質はそう簡単には変えられないというのが現実です

 

 

背中の構造も人を乗せるには向いていない

実は、シマウマの背骨は馬ほど頑丈ではありません
体格もやや小柄で、人間の体重を長時間支えるのは難しい構造になっています。

つまり、仮に性格が穏やかでも「物理的に無理」なわけです。

 

逆に人を乗せることができる馬やラクダなどは背骨が頑丈すぎるのではと考えてしまいますね

 

 


実際に乗ろうとした人はいた!

19世紀の探検家や動物園では、シマウマを調教して乗ろうとした記録があります。
中には「成功した」と言われる事例もありますが、極めて例外的で再現性はありません

しかもその多くが、危険な目に遭って断念しています。

 

 


人が実際に乗れる動物とは?

では、人が安心して乗れる動物は何があるのでしょうか?
こちらが代表的な例です:

動物特徴
最も一般的。世界中で使役・乗馬に利用
ラクダ砂漠地帯での交通手段。持久力◎
ロバ・ラバ小柄でも力持ち。山岳地帯に強い
ゾウ(アジアゾウ)東南アジアで使役。非常に賢い(※近年は福祉の観点から減少)
トナカイシベリアなどで使用される

※牛やラマ、シマウマなどは乗れそうで乗れません。背中が弱かったり、性格的に無理だったりします。


✅ まとめ:「見た目は馬でも中身はワイルド」

シマウマに乗れないのは、

  • 攻撃的な性格
  • 家畜化に不向きな遺伝的性質
  • 背中の構造の違い
  • 人間との関係性の歴史がない

…といった複数の要因が重なっているからなんですね。

おまけ:
シマウマと馬を交配した「ゾース(zorse)」という雑種動物もいますが、性格的にはやはり気性が荒く、乗馬には向きません。


 

 

ではでは(^ω^)ノシ

 

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